「今しがた」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「今しがた」は、主に年配の人が使う言葉で、若者はあまり使わない言葉ですが、意味は知っておくに越したことはありません。
目次
- 「今しがた」とは?
- 「今しがた」の表現の使い方
- 「今しがた」を使った例文と意味を解釈
- 「今しがた」の類語や類義語
「今しがた」とは?
「今しがた」とは、ほんの少し前の過去を指して使う言葉です。
具体的な時間はその人の感覚次第なところが大きいですが、一般には何秒という場合から、長くても5分程度の時間として使うことが多いです。
「彼なら今しがた出て行ったよ」などと使われることが多い言葉で、今より僅か前に出ていったという意味になり、それから長くても5分は経っていないということになります。
「今しがた」の表現の使い方
「今しがた」は、先のように若者はあまり使いませんが、意味はきちんと覚えておきたい言葉の1つです。
それは、「今しがたのことだけど~」などと使われた際に、いつのことだかよく分からないのでは困ってしまうからです。
「ちょうど今」という意味ではなく、少し前の過去だという点がポイントになる言葉で、その時間差があった為に間に合わなかった」という使い方が多い言葉です。
「今しがた」を使った例文と意味を解釈
「今しがた」を使った例文と、その意味の解釈です。
どの使い方も、実際によく見聞きする形です。
- 「今しがた」を使った例文1
- 「今しがた」を使った例文2
「今しがた」を使った例文1
「今しがた電話があったが、出る前にすぐ切れてしまった」
少し前に電話があったものの、すぐに切れしまって出られなかったと言っています。
最近では自宅の電話機でも着信履歴が残るものがほとんどなので、多くの場合はそれから掛け直すことができますが、相手が番号通知をして掛けていた場合に限ります。
「今しがた」を使った例文2
「さっきの地震の余震だと思うが、今しがたまた揺れがあった」
ほんの少し前に揺れがあり、それが先ほどあった地震の余震だと考えている様子です。
これだけではそれくらい前なのかは分かりかねますが、それから概ね5分以上は経っていないと思っていいでしょう。
尚、短い間隔で起こった地震のうち、最初の揺れが必ずしも本震という訳ではなく、その中で一番大きかった揺れを本震、その前の揺れは全て前震、本震の後は全て余震と表現されます。
「今しがた」の類語や類義語
「今しがた」と同じ意味で使える言葉で、こちらに言い換えてもほとんど意味は一緒です。
- 「たった今」【たったいま】
「たった今」【たったいま】
同じく「今」と使っている表現で、「今しがた」と同様に、ほんの少し前の過去を指します。
やはり、長くても5分程度までという場合に使われる言葉で、「たった今出て行ったよ」と言えば、出て行ってからまだ5分は経っていないと解釈できます。
こちらもまた、「ちょうど今」ではなく、ほんの僅かであっても過去を指して使ってください。
この言葉の説明で使っている「5分」という単位は、「ほんの少し前」と言える一般的な目安の時間として挙げています。
よって、中にはそこまで長くなく、2分や3分までだとして「今しがた」と使う人も居ますが、この時間については人それぞれの感覚で構いません。