「落ち目の三度笠」とは?意味!解説
権力を持っている人に対して「落ち目の三度笠」と言われることがありますが、一体どの様な意味があるのでしょうか。
目次
- 「落ち目の三度笠」とは?
- 「落ち目の三度笠」の概要
「落ち目の三度笠」とは?
「落ち目の三度笠」について紹介します。
- 「落ち目の三度笠」の読み方
- 「落ち目の三度笠」の意味
「落ち目の三度笠」の読み方
「落ち目の三度笠」は「おちめのさんどがさ」読みます。
現代の若い人は「三度笠」を知らないので読みにくいと思いますが、覚えておきましょう。
「落ち目の三度笠」の意味
「落ち目の三度笠」の意味は「落ちぶれて誰からも相手にされず、居場所がなくなってしまうこと」です。
基本的には地位がある人が失脚したり、人気が衰えてしまった時の表現です。
「落ち目の三度笠」の概要
「落ち目の三度笠」の概要について紹介します。
- 「落ち目の三度笠」の由来
- 「落ち目の三度笠」の使い方
「落ち目の三度笠」の由来
「三度笠」とは、昔やくざが旅に出る時にかぶった大きくて平たい菅笠(すげがさ)のことです。
元々は飛脚が使っていたもので「江戸⇔大阪⇔京都」を毎月三度往復することから名付けられました。
ヤクザの頭領が捕まったり刃傷沙汰が起きて組が衰退してしまうと、ヤクザ達はそれぞれ旅に出て自分の居場所を探すしかありません。
この様な運気が下がって落ちぶれた様子を「落ち目の三度笠」と例えて言う様になりました。
「落ち目の三度笠」の使い方
「落ち目の三度笠」は、それまで勢力があった人が段々と衰退してきた時に使われます。
例文には「市長はパワハラ問題のお蔭でいよいよ『落ち目の三度笠』だな」になります。
「落ち目の三度笠」は「落ちぶれて誰からも相手にされず、居場所がなくなってしまうこと」という意味です。
力のある人の勢いが弱まった時に使ってみましょう。