「落ち目」の意味や使い方
「落ち目」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「落ち目」の意味や使い方について紹介していきます。
目次
- 「落ち目」とは?
- 「落ち目」の英語と解釈
- 「落ち目」の表現の使い方
- 「落ち目」を使った例文と意味を解釈
- 「落ち目」の類語や類義語・言い換え
「落ち目」とは?
「落ち目」というのは商売や勢力が衰えるということであり、「目」にはそのような状態にあるという意味になります。
つまり、「落ち目」というのは落ち気味の状態という意味になり、右上がりで成長していた商売や拡大していた勢力の勢いが衰える時に使われる表現です。
ネガティブな状況に後転している様子をイメージさせる表現であり、例えば「人気絶頂だったアイドルが「落ち目」になり、最近は全然テレビで見かけない」などと表現できます。
- 「落ち目」の読み方
「落ち目」の読み方
「落ち目」は「おちめ」読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきたいものです。
「落ち目」の英語と解釈
「落ち目」という表現を英語にすると“on the wane”や“decline of one's fortunes”という表現になります。
「彼も落ち目になったね」ということであれば“His fortunes have begun to decline.”になります。
「落ち目」の表現の使い方
「落ち目」という表現は商売や勢力の拡大が止まり、落ち気味になっている、という意味で使われる言葉です。
人気絶頂だったアイドルが最近全然テレビで見かけられない場合、そのアイドルは「落ち目」を経験しているということになりますし、今まで調子の良かった商売がいきなりうまくいかなくなった場合、それも「落ち目」になります。
この言葉の由来ははっきりとはわかっていませんが、成長や勢力がただ停滞しているという意味ではなく、よりネガティブな状態になっているという表現になります。
「落ち目」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「落ち目」を使った例文1
- 「落ち目」を使った例文2
「落ち目」を使った例文1
「あの会社は絶好調だったのに、いつの間にか落ち目になってしまいました」
絶好調に収入を伸ばしていた企業がいきなり「落ち目」になってしまったということも珍しくありません。
最近は経済的な変化が激しく、今までのやり方では通用しなくなってしまったなどということもありますよね。
他の会社がどのような工夫をしているかによっても収入が影響されてしまいます。
そのため、同じ会社がいつまでも必ずしも成長し続けるとは限らないのです。
「落ち目」を使った例文2
「あのアイドルは落ち目になり、最終的に芸能界を引退したらしい」
「落ち目」になってしまったアイドルが最終的に芸能界を引退するということも珍しくないですよね。
どれだけ人気があったアイドルであったとしても、その人気を同じように維持できるとは限りません。
次から次へと違うアイドルが出てきますし、今までと同じやり方ではうまくいかないこともあるでしょう。
そのために、うまくいかなくなって人気を失ってしまい、引退するという決断をすることもあります。
その一方で、「落ち目」になってもまた復活し、人気を得るアイドルたちも珍しくありません。
「落ち目」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「衰え」【おとろえ】
- 「陰り」【かげり】
「衰え」【おとろえ】
「衰え」というのは衰えること、勢いが弱くなること、という意味になります。
例えば「体力の衰えを感じる」などといった使い方があります。
「陰り」【かげり】
「陰り」というのは陰る事という意味であり、よくない兆候という意味で使われます。
これ以外にも太陽や月の光が雲などによって少し暗くなること、という意味もありますし、表情などの暗くなったような感じ、という意味で使われることもあります。
「勢いのある成長に陰りが見える」などといった使われ方があります。
「落ち目」という表現はニュースでもよく聞きますのでぜひ覚えておきましょう。
しっかりと意味を理解しておきたいですね。