「遠回り」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「遠回り」という言葉を聞いたことがあると思います。
この言葉は決して難しい言い回しではありませんが、使われるシチュエーションでいい意味であったり、悪い意味合いも帯びてくる言葉かもしれません。
そこで今回は、この「遠回り」という言葉について説明をしていくことにします。
目次
- 「遠回り」とは?
- 「遠回り」の英語と解釈
- 「遠回り」の具体例や表現の使い方
- 「遠回り」を使った例文と意味を解釈
- 「遠回り」の類語や類義語・言い換え
「遠回り」とは?
「遠回り」とは「何かの必要で普通の道筋をそれた道を行くこと」、あるいは「回り道」という意味を持つ言葉です。
- 「遠回り」の読み方
「遠回り」の読み方
「遠回り」は「とおまわり」と読みますが、難しい発音ではないので、こおで間違いのないように、きちんと読み方をチェックしておきましょう。
「遠回り」の英語と解釈
「遠回り」を英語で表現すると、“roundabout way”や“detour”といった言葉で訳すことができます。
「遠回り」の具体例や表現の使い方
「遠回り」とは、「普通であれば真っすぐに進むべき道を必要があるために、その道とは異なるルートを辿ること」という意味があるので、何かしらの研究をしている時に、有効な手段を見つけるために様々なアプローチを試みるような時に使われています。
まったく手探りの状態で、どのような方法がいいのか分からずに、模索している場合で使えます。
「遠回り」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「遠回り」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンヲイメージしてみることにしましょう。
- 「遠回り」を使った例文1
- 「遠回り」を使った例文2
「遠回り」を使った例文1
「あいつはいつも遠回りな言い方をするので、その意味を理解するのに時間がかかってしまう」
あなたの周りにも、発言することが「遠回り」の言い方となっていることで、理解に苦しむような人がいないでしょうか?
もっとストレートに分かりやすく話をすれば、すんなりと理解できるのですが、「遠回り」した言い方しかできないので、話を聞いていて何となく、くどく聞こえてしまうこともあります。
「遠回り」を使った例文2
「私達は、この方法が有効的な手段と判断できるまで、ずいぶん遠回りをしたものです」
物事の解決手法を見出す時に、様々な手法を試してみることがよくあります。
それが「遠回り」になることも少なくありませんが、この活用シーンは研究分野をイメージしがちですが、ビジネスシーンでは、営業、企画など色々な場面で活用することができる表現です。
営業でも、販売が上がる施策を色々と試してみて、その結果「遠回り」になることもありますが、その中で有効な手立てを確立することもあります。
「遠回り」の類語や類義語・言い換え
「遠回り」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「迂回する」【うかいする】
- 「紆余曲折する」【うよきょくせつする】
「迂回する」【うかいする】
「迂回する」という言葉が「遠回り」の類義語として活用することができます。
「目的地に行く際に距離の長い経路を通ること」、「危険なルートを避けて案ぜんなルートで目的地まで進む」という意味があります。
「紆余曲折する」【うよきょくせつする】
「紆余曲折する」という表現も「遠回り」の類義語として扱うことができますが、「物事の方向性が直線的でなく、あちこちに曲がっていること」、「ねじ曲がる」、「こじれる」といったような意味があります。
ここから転じて、「様々なことがあり、その結果1つの結論に辿り着く」という解釈ができます。
「遠回り」するという言葉には、物事を進めていく上で、「様々な試みが行われる」というニュアンスが含まれています。
特にビジネスの世界においては、この「遠回り」はよくあることです。
最近では「業務効率化」の流れで、「遠回り」することを敬遠する風潮がありますが、時には「遠回り」することで新たな発見をするチャンスもあるので、決して悪いことはないと思います。