「如実にわかる」の意味とは!言葉を徹底解説
小説などを読んでいて「如実にわかる」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「如実にわかる」とは?
- 「如実にわかる」の表現の使い方
- 「如実にわかる」を使った例文と意味を解釈
- 「如実にわかる」の類語や類義語・言い換え
「如実にわかる」とは?
「如実にわかる」の概要について紹介します。
- 「如実にわかる」の読み方
- 「如実にわかる」の意味
- 「如実」の解釈
- 「わかる」の解釈
- 「如実」の語源
「如実にわかる」の読み方
「如実にわかる」は「にょじつにわかる」と読みます。
「じょじつ」と読み間違えない様に注意しましょう。
「如実にわかる」の意味
「如実にわかる」の意味は、「事実の通りであることが理解できる」ということです。
最初からあるものごとに対しての知識や情報を持っていて、実際にその通りであることがはっきりと理解できることを言います。
目で見てすぐに把握できることもあれば、感覚的に間違いないと思うこともあります。
「如実」の解釈
「如」は「ごとく」と読み、「その通り」という意味で、「実」は「本当のこと」という意味です。
これらの漢字から「如実」は「そらごとではない」「本当にその通り」という意味になります。
「わかる」の解釈
「わかる」は漢字で表記すると「分る」で、意味は「ものごと筋道がはっきりする」「理解できる」という
意味です。
「分」は「別々になる」「一部が離れる」「区別がつく」「ものごとの程度」という意味があります。
バラバラになっていたことやはっきりとしなていないことが整理された状態を「分る」と言うのです。
「如実」の語源
「如実」は仏教用語で「真実の通りであること」という意味です。
仏の教えが真実であり、道理にかなっていることで「真如(しんにょ)」とも言われます。
「この世のあるがままの姿が、全ての真実であり、普遍的な真理である」という思想に基づいています。
「如実」は元々「ありのままの姿」という意味だったのですが、段々と「事実の通りであること」という意味に変わっていったのです。
「如実にわかる」の表現の使い方
「如実にわかる」は、誰が見ても明らかにその通りだと分る時に使われます。
自分だけが分っている時や、「知っている人は知っている」という時には使われません。
少し硬い表現ですので、ビジネスなど格式ばった場所で使った方が良いでしょう。
「如実にわかる」を使った例文と意味を解釈
「如実にわかる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「如実にわかる」を使った例文1
- 「如実にわかる」を使った例文2
「如実にわかる」を使った例文1
「画法の技術の違いが如実にわかる」
絵画で2つの作品があるのですが、作者が違うとされています。
素人目で見ても、絵のタッチや色使いなどが全く違うことが見てとれることを表しています。
「如実にわかる」を使った例文2
「プレゼンの資料を見てパソコンが苦手な事が如実にわかった」
元々パソコンが苦手という人がプレゼンをしました。
使用したスライドが、フォントがバラバラだったりテンプレートがジャマだったりと、本人の言っている通り本当にパソコンが苦手なことが分かった時の言葉です。
「如実にわかる」の類語や類義語・言い換え
「如実にわかる」の類語を紹介します。
- 「明白である」【めいはくである】
- 「歴然である」【れきぜんである】
「明白である」【めいはくである】
「明らかに疑う余地がないこと」という意味です。
「歴然である」【れきぜんである】
「まぎれもなくはっきりしていること」という意味です。
「如実にわかる」は「事実の通りであることが理解できる」という意味です。
知識や情報が確かだった時に使ってみましょう。