「疑念が残る」とは？意味や言い換え！例文と解釈

「疑念が残る」とは?

「疑念が残る」とは、「ある事案の結果が出て終了はしているものの、まだ何処か釈然としない部分や理由の分からない不明な部分がある」といったような意味合いを持つ表現です。

何処かスッキリとしないモヤモヤの気持ちが残っているような感じでしょう。

• 「疑念が残る」の読み方

「疑念が残る」の読み方

「疑念が残る」は「ぎねんがのこる」と読みますが、「疑念」もそんなに難しい漢字ではありませんので、ここできちんと読み方を押さえておくようにしてください。

「疑念が残る」を分解して解釈

「疑念が残る」を「疑念」と「残る」の2つの言葉に分解してそれぞれの言葉の意味を解釈してみることにしましょう。

• 「疑念」
• 「残る」

「疑念」

「疑念」とは「あることが本当かどうかと疑う心や思い」という意味がある言葉です。

「残る」

「残る」とは、「後に留まる」、「後々まで消えずにあること」、「余る」、「余裕ができる」という意味がありますが、ここで言う「残る」は、「消えずにあること」が妥当な解釈と言えます。

「疑念が残る」の表現の使い方

「疑念が残る」とは、「後々まで疑いの要素が残ること」という意味があるので、人の行動が表向き問題が無さそうでも、何処か疑いが隠れていそうな場面で使われることになります。

「疑念が残る」を使った例文と意味を解釈

では、ここで「疑念が残る」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。

• 「疑念が残る」を使った例文1
• 「疑念が残る」を使った例文2

「疑念が残る」を使った例文1

「どうして、この部分だけが黙殺されているのか、大いに疑念が残るのだ」

まるで推理小説の一文のように思えるのですが、ここでの「疑念が残る」とは、誰も注目するどころか、あえて無視されたような事柄があることを指しているようです。

「黙殺」と言うと、「見て見ぬふり」ということになりますが、それだけに「疑念が残る」わけです。

「疑念が残る」を使った例文2

「少しでも、疑念が残るのであれば、納得の行くまで徹底して調査すべきだ」

何事にもちょっとした「疑念が残る」のであれば、徹底してそのことを調べて、疑問点をクリアにしておかなければならないでしょう。

このことは、ビジネスの世界でも、よくあることですし、誰もがこのような志を持つことが大切です。

「疑念が残る」の類語や類義語・言い換え

「疑念が残る」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。

• 「疑いが晴れない」【うたがいがはれない】
• 「グレーな部分が残る」【ぐれーなぶぶんがのこる】

「疑いが晴れない」【うたがいがはれない】

「疑いが晴れない」がちょっとした意味の深い表現で、「疑いが消え去らないさま」という意味があります。

「グレーな部分が残る」【ぐれーなぶぶんがのこる】

「グレーな部分が残る」も「疑念が残る」に近い意味がある言葉でしょう。

「グレー」とは「灰色」のことですが、「黒でもなく白のように微妙な状態である」という意味からしても、「グレーな部分が残る」ことは、「限りなく悪い疑問がつきまとうこと」になりかねません。