「足を引っ張る」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「足を引っ張る」、という表現を知っているでしょうか。
チームワークの中に「足を引っ張る」人がいると、それだけでも厄介ですよね。
ここでは「足を引っ張る」、という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「足を引っ張る」とは?
- 「足を引っ張る」の語源や由来
- 「足を引っ張る」の表現の使い方
- 「足を引っ張る」を使った例文と意味を解釈
- 「足を引っ張る」の類語や類義語・言い換え
「足を引っ張る」とは?
「足を引っ張る」、というのは仲間の勝利や成功を邪魔する、という意味になります。
妨げになる場合もこの表現が使えますね。
例えばチームで仕事をしなければいけない時、一般的には一人ひとりに仕事が与えられますが、その中の1人が仕事をしない、その中の1人がどうしても遅い、などということになると、チーム全体の妨げになってしまいます。
チーム全体でプロジェクトなどを成功させなければいけない場合、1人が仕事をしないというだけでチーム全体のスピードが遅くなってしまいますよね。
そのような時に「足を引っ張る」、という表現が使われます。
- 「足を引っ張る」の読み方
「足を引っ張る」の読み方
「足を引っ張る」、という表現は「あしをひっぱる」と読みます。
よく使われる慣用句ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「足を引っ張る」の語源や由来
「足を引っ張る」、という表現は足を掴まれると動きにくくなる、というところから来ていると考えられています。
何かをする時、足を掴まれてしまうと動けなくなりますよね。
どれだけ応援しているつもりであったとしても、誰かの足をつかんでしまったらその人は行動に制限がかかってしまい、動けなくなってしまうのです。
ここから邪魔をしているという意味合いが加わり、「足を引っ張る」という表現ができあがったと考えられています。
「足を引っ張る」の表現の使い方
誰かから邪魔をされた時など、「足を引っ張る」という表現が使えます。
実際に足を掴むわけではなく、例えば先ほども述べた通り、チームワークなのに1人だけスピードが遅い、あるいはスピードが速すぎて輪を乱している場合も足を引っ張っていると言えるでしょう。
みんながお互いに同意して仕事を進めているときに1人だけ違うやり方をつき通そうとする、周りの意見を聞かずに自分のやり方を押し通そうとする、という場合も足を引っ張っているといえます。
協調性がない場合も足を引っ張っているかも知れませんね。
「足を引っ張る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「足を引っ張る」を使った例文1
- 「足を引っ張る」を使った例文2
「足を引っ張る」を使った例文1
「彼女はグループの中でもぼんやりしすぎていて、いつも足を引っ張っています」
いつもぼんやりしている、周りから遅れてしまう、などという場合は足を引っ張っているかもしれません。
周りがそれで納得をしてくれているのであれば問題ありませんが、もしかしたらそれに不満を感じている人もいるかもしれません。
遅れているから悪いというわけではありませんが、チームのスピードなどを乱してしまっている場合、足を引っ張ってしまっている可能性があります。
「足を引っ張る」を使った例文2
「今回は病気になって仕事を休んだため、足を引っ張ってしまいました」
もしかしたら自分が足を引っ張ってしまうということもあるかもしれませんね。
病気になって仕事を休んだりすればそれだけ仕事が遅れますので、チーム全体に支障が出てしまう可能性もあります。
ただし、1日2日休んだだけであればそこまで気にする必要は無いかもしれません。
誰にでも病気になる可能性などはあるわけですから、お互いにフォローしあいながら仕事ができると良いですね。
「足を引っ張る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「足手まとい」【あしでまとい】
- 「足かせになる」【あしかせになる】
「足手まとい」【あしでまとい】
足手まといになる、という表現は何かに対して妨げになる、邪魔になる、という意味です。
足手まといというのは手や足にまとわりついて行動の自由を妨げるという意味になります。
「足かせになる」【あしかせになる】
足かせになる、というのは物事の進行に対して妨げになる、という意味です。
足かせというのは何かをする邪魔になるもの、という意味であり、「足枷」と表記する場合もあります。
何かの「足を引っ張る」ようなことはしたくないものです。
チームで仕事をするならば、足を引っ張らないように努力をしていきたいですね。