「緊急招集」の意味とは!言葉の意味を徹底解説
「緊急招集」、という表現を知っているでしょうか。
招集と召集はどのように異なるのでしょうか。
ここでは「緊急招集」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「緊急招集」とは?
- 「召集」と「招集」の違い
- 「緊急招集」を使った例文と意味を解釈
「緊急招集」とは?
「緊急招集」というのは緊急に関係者を招き集めること、という意味になります。
招集という言葉には人を招き集めるという意味があり、例えば「召集をかける」「関係者を招集して会議をする」などと使われます。
それ以外にも地方公共団体の議会や株式会社の株主総会等において構成員に集合を求める場合、招集という言葉が使われます。
「招いて集う」という意味ですね。
- 「緊急招集」の読み方
「緊急招集」の読み方
「緊急招集」という言葉は「きんきゅうしょうしゅう」と読みます。
緊急に会議をする場合など、「緊急招集」という言葉が使われますのでぜひ覚えておきましょう。
「召集」と「招集」の違い
「招集」なのか「召集」なのか、と悩む人もいるかもしれません。
「召集」という表現は、特に第二次世界大戦が終わる前まで、戦争やその他必要に応じ、軍人や国民兵たちを軍隊に編入するため集める表現として使われていました。
例えば「召集令状」という表現がありますが、これは「招集令状」にはなりません。
「招」には招くいう意味がありますが、「召」という表現には口で呼び寄せる、目上の人や地位の高い人から呼び出される、という意味があるのです。
そのため、「緊急招集」等においては「招集」という表現が適切であり、「召集」の場合は旧日本軍や日本の国会に限られた使い方になります。
「緊急招集」を使った例文と意味を解釈
ここでは「緊急招集」という表現を使った例文を紹介します。
- 「緊急招集」を使った例文1
- 「緊急招集」を使った例文2
「緊急招集」を使った例文1
「大地震を受け、地方議会は緊急招集をしました」
どこかで大地震等が起きた場合、一体どのように支援をすれば良いのか、一体どのように対策をとっていけばよいのか話し合わなければいけない場合があります。
例えば2011年3月11日の東日本大震災においては、あちこちで電力の問題が取り上げられましたね。
どのように節電するのか話し合いがなされなければいけなかったのです。
このような場合に「緊急招集」がなされる場合もあります。
「緊急招集」を使った例文2
「不祥事があり、教職員に緊急招集がかかりました」
警察沙汰などのトラブルがあった場合、教職員に「緊急招集」がかかることもあります。
たとえ夜であったとしても、担任の教師が学校に行かなければいけないなどということがあるかもしれません。
また、自衛隊などにも「緊急招集」がかかることがありますね。
特に災害が起こった後など、災害対策のために自衛隊の幹部などに「緊急招集」がかかる場合もあります。
尚、「召集」あくまでも旧日本軍に適用される表現であり、自衛隊の場合はここには含まれません。
「招集」と「召集」の意味がわからないと思っていた人もいるかもしれません。
漢字の意味を捉えると、わかりやすいと感じる人もいるのではないでしょうか。
しっかりと区別した上で利用できると良いですね。