「留意事項」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「留意事項」という表現を知っているでしょうか。
職場などではよく使われる表現でもありますね。
ここでは「留意事項」という表現について紹介していきます。
目次
- 「留意事項」とは?
- 「留意事項」を分解して解釈
- 「留意事項」の表現の使い方
- 「留意事項」を使った例文と意味を解釈
- 「留意事項」の類語や類義語・言い換え
「留意事項」とは?
この表現は心に留め置かれたい事柄、という意味になります。
ビジネスシーンなどでもよく見かけるのではないでしょうか。
簡単に言えば「気をつけないと悪い状況になる」という意味でありますが、「注意事項」という表現の方が悪い状況になるというニュアンスが強いため、「留意事項」という表現の方が当たりが柔らかくなります。
そのため、ビジネスにおいては目上の人などと話をする時、「留意事項」という表現が使われることが多いと考えられています。
例えば「以下の『留意事項』をお読みください」などと表現できます。
- 「留意事項」の読み方
「留意事項」の読み方
「留意事項」という表現は「りゅういじこう」と読みます。
ビジネスでは使われやすい言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「留意事項」を分解して解釈
ここではこの表現を分解して紹介していきます。
- 「留意」
- 「事項」
「留意」
留意という言葉には心に留めるという意味があります。
ある物事に心を留め、気を配るという意味になり、注意という表現よりもニュアンスが柔らかくなります。
例えば「口外しないようにご留意ください」と言えば、他の人には離さないように気に留めて欲しいという意味になります。
「ご」をつけるとさらに丁寧になります。
「事項」
事項という言葉にはある大きな事柄の1部となっていることから、という意味があります。
ある物事を組み立てる一つひとつ、という意味です。
「留意事項」の表現の使い方
相手に気に留めて欲しい、心に留めておいてほしい、忘れないでいて欲しい、などという場合に「留意事項」という表現が使われます。
この部分を覚えておいてほしい、この部分を忘れないでください、などという時に「ご留意ください」と表現できますし、「留意事項」として報告できるのです。
「注意事項」よりも柔らかい言い回しですので、特に目上の人などと話をするときには覚えておけると良いですね。
「留意事項」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「留意事項」を使った例文1
- 「留意事項」を使った例文2
「留意事項」を使った例文1
「以下が「留意事項」になりますので、覚えておいていただけますようお願いいたします」
「留意事項」はしっかりと目を通しておかなければいけません。
覚えておかなければいけないこと、忘れてしまったらミスにつながりかねないこと、などが書かれていますのでしっかりと見ておく必要があります。
例えば避難訓練をする時など、教師たちはどのように動いたら良いのか、子供たちにどのように声かけをしたら良いのか、何か緊急の事態が起こったときはどうするか、などということを留意しておかなければいけないですよね。
避難訓練だからといって気を抜いてはならず、本番と同じように教師たちが動かなければいけません。
そのような内容が書かれている箇所は「留意事項」になります。
「留意事項」を使った例文2
「入学式を開催するにあたり、以下の『留意事項』を覚えておいてください」
入学式をする場合など、保護者や教師もいろいろ覚えておかなければいけません。
保護者は入学式でどこに行ったら良いのか、何を持っていかなければいけないのか、入学式が終わったら何があるのか、などと知っておきたいですよね。
教師も新しい子供たちを迎え、どのように行動するべきなのか事前に把握しておかなければいけません。
そのような内容はまさに「留意事項」と言えるでしょう。
「留意事項」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「注意事項」【ちゅういじこう】
- 「諸注意」【しょちゅうい】
「注意事項」【ちゅういじこう】
「注意事項」というのはいくつかの注意点、気をつけるべき点、という意味になります。
先ほども述べた通り、守らなければ状況が悪くなる可能性がある内容で、「留意事項」よりもあたりがきつくなります。
「諸注意」【しょちゅうい】
「諸注意」という言葉にはいくつかの注意事項という意味があります。
例えば、コンサートが始まる時などはコンサート会場内での初注意として携帯電話の電源を切ってほしいなどと言われることもあるのではないでしょうか。
「留意事項」と注意事項の違いがわからないという人も多いかもしれません。
「留意事項」の意味をしっかりと理解し、上手に使いたいですね。