「及第点に達する」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「及第点に達する」という表現を知っているでしょうか。
そもそも及第点という言葉がわからないという人もいるかもしれませんね。
目次
- 「及第点に達する」とは?
- 「及第点に達する」を分解して解釈
- 「及第点に達する」の表現の使い方
- 「及第点に達する」を使った例文と意味を解釈
- 「及第点に達する」の類語や類義語・言い換え
「及第点に達する」とは?
これは合格点に達する、という意味合いで使われます。
後ほど詳しく紹介していきますが、及第点という言葉には、試験に合格するために必要とされている点数、あるいは必要とされている基準に達したということになり、試験やコンテストなどで合格したという意味になるのです。
ビジネスなどでもよく使われる表現だと言われており、求められていた程度の働きをした場合などに「及第点に達した」「この企画書ならば及第だな」などと言われることがあります。
- 「及第点に達する」の読み方
「及第点に達する」の読み方
この表現は「きゅうだいてんにたっする」と読みます。
ぜひ覚えておきましょう。
「及第点に達する」を分解して解釈
ここでは分解して紹介していきます。
- 「及第点」【きゅうだいてん】
- 「達する」【たっする】
「及第点」【きゅうだいてん】
これは合格点という意味です。
例えばTOEICでこの点数を取るようにと言われた場合、それが合格点になりますね。
「達する」【たっする】
これはある場所や程度に至る、行き着く、という意味があります。
目的地に達する、などとも言えますね。
「及第点に達する」の表現の使い方
これは合格点を取ったなどという場合に使われる表現です。
例えば受験勉強はとても大変なものですが、志望校に合格した時の高揚感は言葉には言い表せないものがありますよね。
一生懸命勉強して、やっと合格通知書を手にした場合、とにかく感動します。
このような時に「及第点に達する」という表現が使えます。
あるいは「及第点に届く」という言い回しでも良いでしょう。
「及第点に達する」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「及第点に達する」を使った例文1
- 「及第点に達する」を使った例文2
「及第点に達する」を使った例文1
「イギリスの大学に合格するため、やっとIELTSの及第点に達しました」
イギリスの大学院などに進学する場合、英検やTOEIC、TOEFLなどではなく、IELTSという試験を受けなければいけない場合があります。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能に分かれており、多くの場合はそれぞれ5から7のレベルが求められていると考えられています。
たとえ受験に合格したとしても、英語の水準に満たっていない場合はあくまでも補欠となってしまい、合格になりません。
ここに達するのが難しく、イギリスの大学院に進学できないという人も珍しくありません。
「及第点に達する」を使った例文2
「TOEICの及第点に達し、入社できます」
最近は就職試験などでTOEICの点数を求められることもあります。
内定が出たとしても、いざ4月に入社するまでにこの点数を取得してください、などと言われることもあるかもしれませんね。
緊張感が高まりますが、地道に勉強するしか方法はありません。
やっと及第点に達した時、心から安堵できますよね。
「及第点に達する」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「合格点に達する」【ごうかくてんにたっする】
- 「水準に達する」【すいじゅんにたっする】
「合格点に達する」【ごうかくてんにたっする】
これは基準に合格する、クリアする、という意味になります。
例えばビューティーコンテストなどにおいても体重の基準に合格しなければいけない、合格点に達しなければいけない、ということもあるかもしれません。
「水準に達する」【すいじゅんにたっする】
これにも試験などの基準に合格するという意味があります。
水準という言葉には高さに関する位置という意味もありますが、物事の価値や質、機能などの一定の標準という意味を持つのです。
及第点という表現を知らなかった人もいるかもしれません。
合格ラインという事ですので、ぜひ覚えておきましょう。