「一環として」とは？意味や言い換え！

「一環として」とは?

「一環として」という表現は関連付けられた一連の事柄の1つと位置づけ、捉えた場合の表現になります。

例えば、「ボランティア活動の一環としてゴミ拾いをします」と言ったとしましょう。

それはゴミ拾いがボランティア活動の一連の流れとして捉えられているということになります。

学校行事等では文化祭が教育の「一環として」行われることもありますよね。

1日中文化祭を楽しむわけですが、それらは全て教育の1部として扱われているわけです。

遠足や社会見学なども遊びでは無いのです。

• 「一環として」の読み方

「一環として」の読み方

「一環として」という表現は「いっかんとして」と読みます。

誰もがどこかで聞いた経験を持つのではないでしょうか。

全体の一部分を指す表現になります。

「一環として」の英語と解釈

「一環として」という表現を英語にすると“as part of”が適切でしょう。

あるいは“as one sphere of”とすることもあります。

「政策の一環として新たな対策をとっていきたいと思います」であれば、“Webare thinking to introduce new strategy as part of the policy.”になります。

「一環として」の表現の使い方

「一環として」という表現はあらゆる場面で使えます。

例えば、授業の「一環として」映画を見ることもありますよね。

英語の授業の「一環として」ディズニーを見ることもあるのではないでしょうか。

ディズニー映画を見られるとなればとてもテンションが上がりますが、それは遊びではありません。

あくまでも授業の「一環として」映画を見ているということになります。

ボランティア活動の「一環として」ゴミ拾いをしたり、老人ホームを訪れることもあるのではないでしょうか。

これらもボランティア活動ですので、遊びではないのです。

「一環として」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介していきます。

• 「一環として」を使った例文1
• 「一環として」を使った例文2

「一環として」を使った例文1

「学校教育の一環として合唱コンクールを実行します」

学校によっては合唱コンクールを開催しているところもありますよね。

クラス対抗で合唱コンクールに参加するという事はとても楽しそうですが、これも遊びではありません。

学校教育の「一環として」行われている合唱コンクールは、クラスの団結や協力などを生徒たちに学ばせるため、実行されていることもあります。

ただ単に歌が上手かどうか、などということを図っているわけではありません。

「一環として」を使った例文2

「女性の社会での活躍を応援する一環として、託児所を作りたいと思います」

男女雇用機会均等法などにより女性も働けるようになりましたね。

その一方で、待機児童等の問題で職場復帰ができないという女性も珍しくありません。

最近では母子家庭であっても職場復帰ができない、保育園に入れさせてもらえない、などという問題が指摘されています。

そのために託児所を作るという職場も増えています。

「一環として」の類語や類義語・言い換え

ここでは「一環として」という表現の類義語を紹介していきます。

• 「一連の流れの中で」【いちれんのながれのなかで】
• 「そのうちの1つとして」【そのうちのひとつとして】

「一連の流れの中で」【いちれんのながれのなかで】

一連の流れの中で、というのは複数の連なる事柄の1つ、という意味があります。

そのうちの1つとして、という意味でもありますね。

「そのうちの1つとして」【そのうちのひとつとして】

そのうちの1つとして、というのは連なる事柄の1つである、という意味であり、「一環として」という意味になります。

例えば新しい政策を打ち出すとき、そのうちの1つとしてゴミ捨てのやり方を見直す、ということもありますよね。