「円満解決」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「円満解決」という表現を知っているでしょうか。
何かで揉めた場合はぜひ「円満解決」を目指したいものです。
ここでは「円満解決」という表現について紹介していきます。
目次
- 「円満解決」とは?
- 「円満解決」を分解して解釈
- 「円満解決」の表現の使い方
- 「円満解決」を使った例文と意味を解釈
- 「円満解決」の類語や類義語・言い換え
「円満解決」とは?
「円満解決」、というのは物事や事件、トラブル等を速やかに解決するという意味になります。
物事の様子や人の雰囲気が穏やかであり、調和が取れているという意味の円満という表現と、もつれていた問題やトラブルなどにケリをつけたり、結論を出したりする、問題を解決する、という意味の解決という表現からてきあがった表現です。
例えば、問題などを解決するときにはどうしてもどちらかが妥協しなければいけないということがありますよね。
しかし、妥協した結果に我慢ができれば良いですが、なんとなくどちらかが納得できない状態で終わってしまったということもあるかもしれません。
このようなものは「円満解決」とは言えないのです。
どちらもしっかりと納得し、きちんと問題が解決できた場合に「円満解決」という言葉が使えます。
- 「円満解決」の読み方
「円満解決」の読み方
「円満解決」という言葉は「えんまんかいけつ」と読みます。
特に読みにくい熟語ではありませんので、しっかりと覚えておきましょう。
「円満解決」を分解して解釈
ここでは「円満解決」という表現を分解して紹介していきます。
- 「円満」
- 「解決」
「円満」
円満という表現には穏やかな様子、調和がとれていて満ち足りている、不満や争いがない、という意味になります。
例えば夫婦円満という表現がありますよね。
夫婦円満という言葉には夫婦が仲良く調和した状態で生活するという意味になります。
「解決」
解決という言葉には問題のある事柄やゴタゴタした事件などを処理するという意味になります。
問題を片付けることを解決といい、喧嘩をした後に仲直りする場合も解決と言われます。
「円満解決」の表現の使い方
「円満解決」という表現は日常的にも使える言い回しです。
例えば誰かと喧嘩をした時など、お互いが納得しあって仲直りできたのであれば「円満解決」だといえます。
片方が謝っただけでもう片方は謝っていない、納得できない状態で謝らなければいけなかった、などという場合は「円満解決」とは言いません。
お互いがしっかり話し合い、何が問題だったのか突き止めた上できちんと謝罪できた場合に「円満解決」だといえます。
これは会社同士のトラブルなどにも言えることであり、きちんと自分の責任を認め、謝罪することで「円満解決」を目指すことが可能になります。
「円満解決」を使った例文と意味を解釈
ここでは「円満解決」という言葉を使った例文を紹介します。
- 「円満解決」を使った例文1
- 「円満解決」を使った例文2
「円満解決」を使った例文1
「あの夫婦はいつも仲がいいよね、喧嘩をしても円満解決をしているらしい」
良い夫婦仲を維持するためには喧嘩をしても「円満解決」を目指す力が大切です。
仲が良い夫婦だからといって喧嘩をしないという事は無いのではないでしょうか。
少なからず意見の違いは生じるものですし、どうしても自分の考えの方が正しいと思ってしまう事は誰にでもあるでしょう。
必要な事は、喧嘩をした時や意見の食い違いが生じた場合など、きちんと話し合って「円満解決」をするということです。
また、解決をするまでに時間がかかってしまうと「円満解決」が難しくなる可能性も高まります。
「円満解決」を使った例文2
「トラブルが起こった場合は円満解決を目指しましょう」
トラブルが起こってしまうと、自分の責任を認めずに目を背ければ良い、誰かに責任をなすりつければ良い、などと考えている人もいないわけではありませんよね。
しかし、それでは解決になりませんし、むしろ問題が大きくなってしまう可能性も高まります。
トラブルが起こった場合、そのトラブルにしっかりと向き合って円満に解決するという力が求められるのです。
「円満解決」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「一件落着」【いっけんらくちゃく】
- 「根本的解決」【こんぽんてきかいけつ】
「一件落着」【いっけんらくちゃく】
一件落着というのは問題になっていた物事が決着、あるいは解決するという意味です。
落着という言葉には決着するという意味があります。
「根本的解決」【こんぽんてきかいけつ】
根本的解決という言葉には根本的に問題を解決するという意味があり、根本的という表現には物事が成り立っている基本、という意味があります。
つまり、基本的なところを解決することで根本的解決が可能になります。
何かトラブルがあった場合は「円満解決」を目指したいですよね。
トラブルから目を背けず、しっかりと向き合って解決することが重要です。