「大団円で終わる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
皆さんは「大団円で終わる」という表現を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は普段の生活の中での会話やビジネスシーンでも、あまり使われることがありません。
そこで今回は、この「大団円で終わる」について説明を進めていくことにします。
目次
- 「大団円で終わる」とは?
- 「大団円で終わる」の英語と解釈
- 「大団円で終わる」の表現の使い方
- 「大団円で終わる」を使った例文と意味を解釈
- 「大団円で終わる」の類語や類義語・言い換え
「大団円で終わる」とは?
「大団円」は、「物事やあるストーリーの結末が円満に終わること」、「そのような結末に収まること」を意味しており、「大団円で終わる」とは、「ハッピーエンドで終わる」という意味になります。
言い換えると、「ラストの段階で、話がめでたく収まる」、あるいは「欠けることなく完全な状態で終わりを迎えること」と言えます。
特にミュージカルやお芝居などの舞台や小説などの最終章で、結末が微笑ましい状態で落ち着く時に使われています。
- 「大団円で終わる」の読み方
「大団円で終わる」の読み方
「大団円で終わる」は、「だいだんえんでおわる」と読みますが、難しい読み方ではないので、ここで確認程度でチェックしておくだけでいいでしょう。
「大団円で終わる」の英語と解釈
「大団円で終わる」を英語で訳すなら、“happy end”で表現することができますが、“a fairy-tale ending”という言い方もあります。
「大団円で終わる」の表現の使い方
「大団円で終わる」は、舞台や小説で物事の結末が完全な状態で終わり、その結末も円満な話で完了となる時に使われます。
したがって、結末が苦しい結果になってしまったり、悪い状態での終了では、この言葉を使うことはありません。
「大団円で終わる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「大団円で終わる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「大団円で終わる」を使った例文1
- 「大団円で終わる」を使った例文2
「大団円で終わる」を使った例文1
「3時間以上に及んだ感動のステージは大団円で終わり、拍手が止むことはなかった」
3時間以上のミュージカルが「大団円で終わる」ことで、観客に大きな感動を与えて大きな拍手・喝采な鳴り止むことがなったのです。
誰でも心から感動するような舞台では、素直に拍手が生まれて来るものですが、普段、お芝居を見に行く機会がない人でも、たまには観劇することもおすすめです。
「大団円で終わる」を使った例文2
「2年前に始まった新規ビジネスプランも今月で終わり、大きな成功を収めることができ、大団円で終わったのです」
「大団円で終わる」という言い回しは、主に舞台や小説の中で用いられるものですが、ビジネスシーンでも活用することができると思います。
特に難易度の高い仕事を無事に完了させることができた時などは、「大団円で終わる」が引き立ってくるような感じがします。
「大団円で終わる」の類語や類義語・言い換え
「大団円で終わる」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉が使えるかと見ていくことにしましょう。
- 「エピローグ」
- 「フィナーレ」
「エピローグ」
「エピローグ」という言葉が「大団円で終わる」の類義語として挙げることができますが、「詩歌、小説、演劇などの終わりの部分」という意味があり、「始まり」を意味する「プロローグ」と対で使われることが多い表現です。
小説の見出しでも、「プロローグ」として表記されることが少なくありません。
「フィナーレ」
「フィナーレ」という言葉があり、これも「大団円で終わる」と同じ意味で使われています。
元々は、イタリア語で「最後」という意味のある言葉で、芸術やアートの世界で最後の部分のことを「フィナーレ」と呼んでいます。
日本では、ミュージカルや、コンサートなどで、終了に近いパートの段階を指していることがあります。
身近なシーンでは、ゲームにおいて、最終段階で「フィナーレ」を使っている場合もあります。
「大団円で終わる」の意味や活用シーンを説明してきましたが、どのような場面で使えるか、理解することができたかと思います。
舞台や小説の中で使われることが多い表現ですが、日常の生活やビジネスシーンでも当てはまる場面がたくさんありますので、時にはこの言葉を使ってみるのもいいかもしれません。