「格好」とは?意味や使い方!例文や解釈
「格好」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「格好」という言葉を使った例文や、「格好」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「格好」とは?
- 「格好」の類語や類似表現や似た言葉
- 「格好」を使った例文や短文など
- 「格好」を使った言葉と解釈
「格好」とは?
みなさんは「格好」という言葉を知っているでしょうか。
「人前で転んでしまって、格好悪い思いをした」という経験がある人もいるかもしれません。
一方で、「格好」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「格好」という言葉の意味を紹介します。
- 「格好」の読み方
- 「格好」の意味
「格好」の読み方
「格好」は「かっこう」と読みます。
「かくよし」などと読み間違えないようにしましょう。
これを機会に、「格好」は「かっこう」と読みましょう。
「格好」の意味
「格好」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「格好」には、「その時に見える、事物の外形」という意味があります。
例えば、「おかしな恰好をしている」という場合は、その時に見える服装の外見がおかしいと感じられるという意味があります。
また「格好」には「体裁」という意味もあります。
人まで転んでしまって「格好」悪い思いをしたという場合は、人前で転んで師溜まったため、体裁が悪くなったと感じるという意味があります。
このように「格好」には、大きく分けて二つの意味があり、「その時に見える事物の外形」、「体裁」という意味があります。
「格好」の類語や類似表現や似た言葉
次に「格好」の類語や類似表現を紹介します。
「格好」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「形」
- 「姿」
- 「輪郭」
- 「外形」
- 「外見」
「形」
「形」には、「物の形」という意味があります。
「形のいいシャンデリア」という場合は、形が美しいシャンデリアという意味になります。
他にも「おもしろい形をしている家」「形が悪い部屋」「形を変えればもっと素敵になる」などという使い方をします。
「姿」
「姿」には、「物の格好」という意味があります。
「姿の良い山」という場合は、恰好が良い山という意味になります。
また「姿の良い女性」という場合は、外見が良い、美しい女性という意味になります。
このように「姿」は物や人の「格好」に対して使う言葉になります。
「輪郭」
「輪郭」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「輪郭」には、「形作っている線」という意味があります。
例えば、塗り絵の色を塗る前の原画は、「輪郭」だけで作られています。
絵を描く時に、先に鉛筆で物を形作っている線を描くように指導することがありますが、そのような時は、「まず輪郭を描きましょう」などと言います。
「外形」
「外形」には、「外に表れている形」「外から見える有様」という意味があります。
「模型の外形がおおよそできた」という時は、模型の外から見える部分が、ほとんど完成したという意味があります。
「外見」
「外見」には、「外形的な様子」という意味があります。
「外見が美しいが、味はよくないお菓子」という場合は、外形的な様子は美しいが、美味しくないお菓子という意味になります。
また「外見」は人の容姿に対してもよく使われます。
お見合いの時に、「お見合い相手は、外見は悪いが、収入は良い」と言うように、人の外形的な様子を「外見」と表現することが少なくありません。
「格好」を使った例文や短文など
次に「格好」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「格好」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「格好」を使った例文1
- 「格好」を使った例文2
「格好」を使った例文1
「みんなの前で告白し、フラれてしまい『格好』悪い」
この例文は、たくさんの人が見守る中で告白し、さらにフラれることで、体裁を失ってしまった人の様子を文章にしたものです。
大勢の前で告白し、フラれるほど、「格好悪い」ことはないでしょう。
例えばサプライズ告白をする時は、フラッシュモブをしてもらうスタッフなど、数順人単位の人に協力してもらうことになります。
あのような場で失恋してしまった時、どれほどのショックがあるか想像できないほどです。
「格好」を使った例文2
「気分を変えるために、髪の『格好』を変える」
この例文のように、気分転換のために髪型を変える人がいるかもしれません。
「髪型」という言葉を、「髪の格好」と表現できます。
ストレスが溜まった時、気分転換をしてストレスを抜きたいものですが、忙しくて時間がないという人もいるでしょう。
このような時、美容院や理容室に行くことで、簡単に気分を変えられるため、おすすめできます。
「格好」を使った言葉と解釈
最後に「格好」を使った言葉と解釈を紹介します。
「格好」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「格好悪い」
- 「格好良い」
- 「格好の的」
「格好悪い」
「格好悪い」という言い回しは、頻繁に使うのではないでしょうか。
「格好悪い」には「体裁が悪い」という意味があります。
「体裁」には、「外から見られた時の格好」という意味があるため、「格好悪い」と感じる時は、人の目がある時に使われるケースがほとんどです。
誰も見ていない場所で転んでも何とも思わないのに、大勢の前で転ぶと「格好悪い」と感じるのはそのためです。
「格好良い」
「格好良い」には、「姿形が良い」という意味があります。
「格好良い車」という場合は、姿形が良い車という意味になります。
女性は姿形が良い男性に対して、「格好良い」と言います。
このように「格好良い」は男性や、洗練されたものに対する褒め言葉として、頻繁に使われる言葉と言えるでしょう。
「格好の的」
「格好の的」という言葉があります。
「格好の的」には「ちょうど良い標的」という意味があります。
例えば、たくさんの人がある団体にイライラしている時に、その団体の誰かがミスをした時、責めたてるのにちょうどいい対象になるため、「批判の格好の的」になるかもしれません。
このように「格好」には、「形がちょうどいい」という意味が含まれています。
他にも「格好の遊び場」「格好の対象」などという使い方をします。
「格好」という言葉について見てきました。
「その時に見える事物の外形」、「体裁」という意味を文章に込めたい時は、「格好」という言葉を使ってみましょう。