「杜撰な管理」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「杜撰な管理」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「杜撰な管理」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「杜撰な管理」とは?
- 「杜撰な管理」の表現の使い方
- 「杜撰な管理」を分解して解釈
- 「杜撰な管理」を使った例文と意味を解釈
- 「杜撰な管理」の類語や類義語・言い換え
「杜撰な管理」とは?
「杜撰な管理」とは、物事に対して、しっかりと管理をしていない、面倒を見ていない、適当なことをしているといった時に使う言葉です。
- 「杜撰な管理」の読み方
「杜撰な管理」の読み方
「杜撰な管理」と書いて「ずさんなかんり」と読みます。
「杜撰な管理」の表現の使い方
「杜撰な管理」とは、いい加減なことをしているといった意味合いですから言葉そのものが悪い意味となっています。
ですから自分に使うことはほとんどなく、他人や物事に対して批判する時に使うことが多いでしょう。
例えば「あの会社は社員も商品も杜撰な管理なのだろうなと思わせるものがある」「杜撰な管理しかしていないから、こんなミスが起こるのだ」などと使います。
人や物に対してどちらにも使う言葉ですが、悪い意味ですので言われたくない言葉と言ってもいいでしょう。
「杜撰な管理」を分解して解釈
「杜撰な管理」という言葉は「杜撰」と「管理」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「杜撰」
- 「管理」
「杜撰」
「杜撰」とは手を抜いたところが多い、いい加減な様子といった意味の言葉です。
「杜撰な計画なので上手くいくわけがない」「杜撰な仕事ぶりだったみたいだな」などと使います。
「管理」
「管理」とは組織などを取り仕切ること、良い状態に維持したりすることを言います。
「管理人はどこにいる?」「品質管理ができているかどうか疑わしい」「健康管理をしている」などと使います。
「杜撰な管理」を使った例文と意味を解釈
それでは「杜撰な管理」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「杜撰な管理」を使った例文1
- 「杜撰な管理」を使った例文2
「杜撰な管理」を使った例文1
「ちゃんとやっていると自信たっぷりに言っていたが、杜撰な管理だったことがばれたわけだ」
日頃からしっかりやっていると見せかけていて、実際は「杜撰な管理」であったということが起こります。
そのような場合、何か不祥事が起こり発覚することが多いものです。
「杜撰な管理」を使った例文2
「杜撰な管理しかできないのだから、そりゃあ借金も増えていく一方だろう」
仕事、生活、金銭管理など「杜撰な管理」しかしていない人は、だらしない性格であり、借金などをむやみやたらに増やしていくことになりやすいのです。
「杜撰な管理」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「杜撰な管理」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「アバウトなマネジメント」【あばうとなまねじめんと】
- 「ずぼらな運営」【ずぼらなうんえい】
- 「いい加減な管理」【いいかげんなかんり】
「アバウトなマネジメント」【あばうとなまねじめんと】
「アバウト」とは大まか、大雑把という意味です。
「マネジメント」とは管理、経営、管理者、経営者という意味になります。
つまり大雑把な経営、適当な管理という意味になります。
「ずぼらな運営」【ずぼらなうんえい】
「ずぼら」とはなすべきことをしないなどだらしのないこと、きちんとしていないことを言います。
「運営」とは組織、機構などを動かし、上手く機能するようにすることを言います。
「ずぼらな運営」とは、だらしのない組織という意味になります。
「いい加減な管理」【いいかげんなかんり】
「いい加減」とは、無責任、でたらめ、徹底していない、中途半端といった意味です。
「いい加減な管理しかしていないからすぐに物がなくなるんだ」「いい加減な管理をしてもらっては困る」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「杜撰な管理」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「杜撰」とは手抜き、いい加減といった意味ですから、人からそのように言われたり思われるようなことがないように気をつけていきましょう。