「善意の行動」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「善意の行動」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「善意の行動」という言葉を使った例文や、「善意の第三者」について紹介して行きます。
目次
- 「善意の行動」とは?
- 「善意の第三者」の意味
- 「善意の行動」を使った例文や短文など
「善意の行動」とは?
みなさんは「善意の行動」という言葉を知っているでしょうか。
誰かを傷つけた時、「善意の行動のため、仕方ない」などと言った経験があるかもしれません。
一方で、「善意の行動」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「善意の行動」という言葉の意味を紹介します。
- 「善意の行動」の読み方
- 「善意の行動」の意味
- 「善意の行動」の意味2
「善意の行動」の読み方
「善意の行動」は「ぜんいのこうどう」と読みます。
「善意」は「ぜんい」、「行動」は「こうどう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
「善意の行動」の意味
「善意の行動」という言葉の意味を紹介します。
「善意の行動」の「善意」には、「誰かのために良かれと思う心」「誰かの役に立とうとする心」「人のためになるように思う心」などの意味があります。
そのため「善意の行動」には、「誰かに対して、役に立とうと思い取った行動」「人のためになると思ってした行動」という意味があります。
例えば、道に迷っている人を見つけた時、その人のためを思い、目的地まで送ってあげるのは、「善意の行動」と言えるでしょう。
困った人に優しくすると、自分が素敵に見えるため、誰かを手助けする行為は「善意の行動」とは言えないでしょう。
「善意の行動」の意味2
「善意の行動」には、「善意が動機だけれど、相手を傷つけたり、迷惑を掛けてしまう行動」というネガティブな意味が含まれていることがあります。
例えば、道に迷っている人の役に立ちたいと思い、一緒に目的地に行こうとして、まるで違う場所に案内してしまった場合、「善意の行動」ではありますが、相手に損害を与えることになりかねません。
このような時、「善意の行動のため仕方ないね」というニュアンスで、「善意の行動」という言葉を使います。
このように「善意」という言葉を使う時は、必ずしもポジティブなケースばかりでないことを知っておきましょう。
「善意の第三者」の意味
「善意の第三者」という言葉を知っているでしょうか。
「善意の第三者」は、法律用語のひとつで、「当事者の間に存在する、特定の事情を知らない第三者」という意味があります。
例えば、盗品を購入した人が、他の人に盗品を転売した時、転売した人は罪に問われます。
しかし、転売した人が、購入した品を盗品だと気付いていないと立証できた場合は、「善意の第三者」になり、罪を問われません。
この場合の善意には、「特定の事情を知らない人」という意味があり、「人のために行動する人」などの意味はありません。
「善意の第三者」と聞くと、「優しい第三者」「人のためを思っている知らない人」などと勘違いしてしまいがちなので注意しましょう。
「善意の行動」を使った例文や短文など
最後に「善意の行動」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「善意の行動」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「善意の行動」を使った例文1
- 「善意の行動」を使った例文2
「善意の行動」を使った例文1
「『善意の行動』のつもりが、逆に相手を傷つけてしまう」
この例文のように、人のためを思って取った行動が、逆に相手を傷つけることがあります。
例えば、年寄りに席を譲ろうとして、「自分は若い」と思っている人のプライドを傷つけるようなことがあります。
「善意の行動」を使った例文2
「A君が失恋した次の日に、励ます会を開いてくれたのは辛かったけど、『善意の行動』のため仕方ない」
この例文も、「善意の行動」が相手を傷つけています。
失恋した自分を励ましてくれるのは嬉しいですが、翌日はそっとしておいて欲しかったでしょう。
しかし、怒るに怒れないのではないでしょうか。
「善意の行動」という言葉について見てきました。
人のためによかれと思い取った行動を見た時、「善意の行動」という言葉を使ってみましょう。