「警戒心を解く」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「警戒心を解く」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
知らない人に対してなど、誰でも警戒心を抱きますよね。
それならば「警戒心を解く」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
目次
- 「警戒心を解く」とは?
- 「警戒心を解く」の表現の使い方
- 「警戒心を解く」の英語と解釈
- 「警戒心を解く」を使った例文と意味を解釈
- 「警戒心を解く」の類語や類義語・言い換え
「警戒心を解く」とは?
「警戒心を解く」ためというのは相手に対して気持ちを許す、警戒心を緩める、ということです。
打ち解ける、緊張がほぐれる、などという言い回しも使えます。
例えば子供たちがクラス替えをして新しい担任の先生に出会ったとき、中にはいつまでも警戒心を解かないという子供もいるのではないでしょうか。
初めて会う人に対してはとても警戒する子供の場合、周りの新しい友達や新しい担任の先生と打ち解けるまで時間がかかるかもしれません。
しかし、一般的にはゴールデンウィークが明ける頃に警戒心が解かれると考えられています。
警戒心が解ければ打ち解けて話もできますし、学校生活もより楽しくなるのではないでしょうか。
- 「警戒心を解く」の読み方
「警戒心を解く」の読み方
「警戒心を解く」という表現は「けいかいしんをとく」と読みます。
日常的に使える表現ですので、ぜひ覚えておきたいものです。
「警戒心を解く」の表現の使い方
「警戒心を解く」という表現は日常的に使える言い回しです。
例えば、誰に対しても緊張感や警戒心を持っている人は他人に対して自分の本心をさらけ出さないことがあります。
相手に裏切られるのではないかなどと警戒しているため、自分の気持ちを正直に言わないのです。
しかしいちど警戒心を解いたら相手のことが信頼できるようになりますから、自分の本心が話せるようになるのではないでしょうか。
初めて会った人、よく知らない人、などに対しては警戒心を持っていたとしても、その人たちのことを知るようになると徐々に警戒心を解いていくものです。
「警戒心を解く」の英語と解釈
「警戒心を解く」という表現を英語にすると“to let down one's guard”や“to relax one's guard”になります。
「この会社はユーモアのある言葉を使って消費者の警戒を解こうとした」ということであれば“This company tried to amuse customers with the use of humorous phrases. ”になります。
「警戒心を解く」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「警戒心を解く」を使った例文1
- 「警戒心を解く」を使った例文2
「警戒心を解く」を使った例文1
「彼女は男性に対して警戒心を解くのが早すぎる」
特に女性にとって、言い寄ってくる男性に対しては警戒心が必要です。
しかし、この男性ならば大丈夫、この男性と仲良くなりたい、と早々に思ってしまった場合はさっさと警戒心を解いてしまい、トラブルに巻き込まれることもありますよね。
特に知らない人、そこにお酒などが絡んでいたりする場合には警戒心を維持することも重要です。
「警戒心を解く」を使った例文2
「うちの子は警戒心が強く、警戒心を解くまでには時間がかかるんです」
子供の中には警戒心が強く、人に対してなかなか打ち解けないという場合もあります。
あるいは、初めて行く場所に慣れるまでには時間がかかるという子供もいるのではないでしょうか。
これらは子供の個性ですので、気にする必要はありません。
初対面の人にでも仲良くできる人もいますし、時間をかけて打ち解けていく子供もいます。
「警戒心を解く」の類語や類義語・言い換え
ここでは「警戒心を解く」という表現の類義語を紹介します。
- 「気を許す」【きをゆるす】
- 「気を緩める」【きをちじめる】
- 「打ち解ける」【うちとける】
「気を許す」【きをゆるす】
気を許す、というのは「緊張を緩める」「警戒を解く」という意味です。
例えば、初めて男性に言い寄られた女性は、最初は緊張感を持っているものですが、徐々に気を許していくのではないでしょうか。
「気を緩める」【きをちじめる】
気を緩める、というのは緊張感が途切れる、緊張の糸が切れる、それ以外にも気抜けする、油断する、などといった意味があります。
例えばテストでいちど良い点を取ったからといって、気を緩めてしまったら点数は悪くなる可能性がありますよね。
「打ち解ける」【うちとける】
打ち解ける、というのは警戒心や遠慮が消えて親しくなるという意味になります。
新しい部署に配属されれば最初は緊張するものですが、次第に同僚と打ち解けて話せるのではないでしょうか。
「警戒心を解く」という表現は特に安全面において非常に重要な表現です。
子供たちに対しても知らない人にはついていってはいけない、警戒心を解いてはいけない、などと教えていかなければいけないですね。