「苦戦を強いられる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「苦戦を強いられる」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
スポーツをしていたり、歴史が好きだという人の中には知っている人もいるかもしれません。
ここでは苦戦を強いられるという言葉について紹介します。
目次
- 「苦戦を強いられる」とは?
- 「苦戦を強いられる」の表現の使い方
- 「苦戦を強いられる」の英語と解釈
- 「苦戦を強いられる」を使った例文と意味を解釈
- 「苦戦を強いられる」の類語や類義語・言い換え
「苦戦を強いられる」とは?
「苦戦を強いられる」というのは大いに苦戦する、という意味になります。
例えば争いなどで不利な状況になる、苦闘する、苦戦する、という場合はまさに「苦戦を強いられる」といういうことになります。
例えば4年に1度のワールドカップは常に盛り上がりますが、日本もそれなりに期待されている一方で、もしも日本がドイツやベルギー、ブラジルなどと対戦しなければいけなくなればそれなりに苦戦を強いられるでしょう。
これらの国家は簡単に破れる国家ではありませんよね。
しっかりと準備をして戦う必要があるのです。
- 「苦戦を強いられる」の読み方
「苦戦を強いられる」の読み方
「苦戦を強いられる」という表現は「くせんをしいられる」と読みます。
日常的に使う言葉ではありませんが、歴史の本などを読んでいるとよく出てくるのではないでしょうか。
「苦戦を強いられる」の表現の使い方
「苦戦を強いられる」というのは劣勢状態で戦う、という表現でもあります。
例えば、第二次世界大戦は日本にとって非常に苦戦となりました。
もともと日本は日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦で勝利を収めていたわけですが、そんな日本も第二次世界大戦では勝利できませんでした。
連合国の技術にはかなわないところもあり、さらに徐々に物資がなくなっていってしまったため、日本は「苦戦を強いられる」ことになったのです。
硫黄島の戦いなどでは、あまりにも物資が足りなかったために硫黄島に戦う兵士たちに竹槍などが送られたこともありました。
まさに苦戦を強いられた戦いだったと言えるでしょう。
「苦戦を強いられる」の英語と解釈
「苦戦を強いられる」という表現を英語にすると“be forced to struggle”や“to face a challenge”になります。
「彼は受験勉強において苦戦を強いられた」ということであれば“He was forced to challenge for the entrance exam for the university.”になります。
「苦戦を強いられる」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「苦戦を強いられる」を使った例文1
- 「苦戦を強いられる」を使った例文2
「苦戦を強いられる」を使った例文1
「このゲームでは、このステージが苦戦を強いられるよ」
「苦戦を強いられる」という表現はゲームの中でも使われます。
例えばRPGゲームなどをしていると、ボスを倒して次のステージにいかなければいけませんが、なかなか勝てないステージもあるのではないでしょうか。
何度もこのキャラクターにやられている、ここをクリアするまでに時間がかかった、という場合はまさに苦戦を強いられたといえます。
「苦戦を強いられる」を使った例文2
「ワールドカップにおいて、日本はベルギー戦にて苦戦を強いられた」
2018年のワールドカップでは、日本対ベルギーの試合がありました。
最初は日本も活躍していましたが、さすがにベルギーの強さには勝てませんでしたね。
苦戦を強いられた日本ですが、その正々堂々とした戦い方はベルギーにおいても高く評価されていました。
「苦戦を強いられる」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「不利な状況になる」【ふりなじょうきょうになる】
- 「苦闘する」【くとうする】
- 「攻防戦」【こうぼうせん】
「不利な状況になる」【ふりなじょうきょうになる】
不利な状況になる、不利な状況に陥る、というのは状態や状況が良くない、居場所がない、立場がない、という意味になります。
自分にとって不利になる状況や環境のことを不利な状況というのです。
「苦闘する」【くとうする】
苦闘する、というのは苦しみに耐えながら戦うという意味になります。
不利な状況の中、戦わなければいけない場合黙祷すると言われます。
「攻防戦」【こうぼうせん】
攻防戦というのは攻めや守りが繰り広げられる戦いを指しています。
攻めることを防ぐことを繰り返すという事はどっこいどっこいの試合になっているということです。
「苦戦を強いられる」という表現は戦争やゲーム、またはビジネスでも使われる表現です。
例えば取引先の会社を説得したい場合、なかなか納得してくれない会社を説得しなければいけないという事はまさに苦戦を強いられているといえます。