「待望久しい」とは?意味!概要や表現の使い方
皆さんは、「待望久しい」という言葉を普段の会話や仕事の場面で耳にしたことがあるでしょうか?
この表現は口語体として使われることはあまりないかもしれませんが、文章の中では時折目にすることができます。
今回は、この「待望久しい」について、見ていくことにしましょう。
目次
- 「待望久しい」とは?意味
- 「待望久しい」を分解して解釈
- 「待望久しい」を使った例文と意味を解釈
「待望久しい」とは?意味
「待望久しい」とは、「長い間、待ちわびている」や「期待していたことがやっと実現できる」と言ったような意味を持つ表現です。
「待望久しい」を分解して解釈
では、「待望久しい」を「待望」と「久しい」の2つの言葉に分けて、それぞれの言葉の意味を解釈してみることにします。
- 「待望」
- 「久しい」
「待望」
「待望」とは「それが起こることを待ち望むこと」、あるいは「早く起こってくれないかと期待して待つこと」という意味がある表現です。
「待望」は言い換えると、「待ち望む」という言い方ができますので、本当に「願いが叶うことをずっと待ち続けていた」という意味合いが強く反映されています。
「久しい」
「久しい」とは、「あることがあってから月日が長く経過している」という意味がある言葉です。
「久しい」を使うだけで、時間の経過を示すことができるので、しばらく会っていなかった人と再会できた時や、中々進まなかった計画が、やっと進行するような場面で出てくる言葉です。
「お久しぶり」というように普段の会話の中でも使われていますが、言葉の中には、ある種の喜びの心境も見て取れるかもしれません。
「待望久しい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「待望久しい」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンを理解してみてください。
- 「待望久しい」を使った例文1
- 「待望久しい」を使った例文2
「待望久しい」を使った例文1
「待望久しい新入社員がやっと、我が部署にも配属されてきました」
首を長くして待っていた若手社員が配属されてきたのでしょう。
それまで年配の社員しかいなかった部署だけに、若返りを期待していたのかもしれません。
しかし、あまりにも年齢のギャップがありすぎで、新入社員が戸惑うことのないようにしなくてはなりません。
職場によっては、数年間、若い人が配属されずにずっと年配者はがりで活気のない職場になっている所も少なくありません。
そのような環境の職場だったなら、とても期待が大きいでしょう。
「待望久しい」を使った例文2
待望久しい休日に、僕は楽しみにしていたコンサートに彼女と出掛けることになった」
これもずっと楽しみにしていた日なのでしょう。
憧れのシンガーのコンサートに行くことも楽しむですし、彼女と一緒に行くことも「待望久しい」という意味が込められているようです。
「待望久しい」という言葉には、「ずっと待ち続けていた」という意味合いが色濃く込められている印象があります。
しかも、期待が大きいだけにそれが実現しそうな気配に喜ぶ感じが伝わって来ます。
このように「待望久しい」という言葉は、人の願う気持ちがとても強いので、色々な場面で使われる機会がありそうです。