「単純明快」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「単純明快」とは?

「単純明快」の概要について紹介します。

• 「単純明快」の読み方
• 「単純明快」の意味
• 「単純明快」を分解して解釈

「単純明快」の読み方

「単純明快」は、「たんじゅんめいかい」と読みます。

「明快」を「明解」と書き間違わない様にしましょう。

「単純明快」の意味

「単純明快」の意味は、「わかり易くてはっきりしていること」という意味です。

特に何も考えなくても理解ができて、迷ったり疑ったりする必要がないものごとをいいます。

ものごとの捉え方は人それぞれで、同じことでも誤解して悪い意味に取ってしまう人もいます。

誰が解釈しても同じで分らない人や誤解する人がいないことを表しています。

「単純明快」を分解して解釈

「単純明快」は「単純」と「明快」に分けられます。

「単純」は「ひとつだけで他にはなく、ごく簡単なつくりのこと」という意味です。

「明快」は「内容が明らかで分り易いこと」という意味です。

これらの言葉が組み合わさり「他に混ざっているものがなく簡単で、内容が分り易いこと」という意味として使われる様になりました。

「単純明快」の英語と解釈

“It's plain and simple.”

「単純明快だ」になります。

“plain”、“simple”はどちらも「簡単・明白」という意味になります。

このフレーズを覚えておくと他に色々付け足す必要がないので便利です。

「単純明快」の表現の使い方

「単純明快」の使い方を紹介します。

• 「単純明快な人」
• 「単純明快な理由」
• 言い方に注意をすること

「単純明快な人」

感情表現が豊かで、何を考えているのかすぐに分る人です。

どちらかと言えばあまり良くない意味で使われます。

「単純明快な理由」

ある行動のきっかけとなるものが、非常に簡単な理由によるものであることを意味します。

「酒が好きだから酒屋に勤めた」「金持ちになりたくて医者になった」など、他の人から見れば「そんな理由でわざわざそこまでしたのか」とあきれられることもあります。

言い方に注意をすること

「簡単明瞭」は、人に対して使うとその人の言ったことや行動が「簡単すぎてつまらない」と見下した言い方に聞こえてしまう可能性があります。

誰かに対して使う時には、自分の自慢にならない様に注意しましょう。

「単純明快」を使った例文と意味を解釈

「単純明快」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「単純明快」を使った例文1
• 「単純明快」を使った例文2

「単純明快」を使った例文1

「もっと単純明快なテーマにした方がいい」

文化祭のテーマなどで、精鋭スタッフが一生懸命考えると凝り過ぎてしまい、意味が分かりにくくなってしまうものです。

一般の人が見てもすぐに理解できるテーマにした方が親しみ易く、集客にもつながるという意見です。

「単純明快」を使った例文2

「単純明快な質問だね」

質問の内容があまりにも短くて簡単だった時の言葉です。

一言で答えられてしまうことが多いのですが、どちらかと言えば相手をやや見下した言い方です。

自分にとっては簡単でも、相手にとっては大きな疑問であることを忘れない様にしましょう。

「単純明快」の類語や類義語・言い換え

「単純明快」の類語を紹介します。

• 「一目瞭然」【いちもくりょうぜん】
• 「疑問の余地はない」【ぎもんのよちはない】
• 「簡単明瞭」【かんたんめいりょう】

「一目瞭然」【いちもくりょうぜん】

意味は「ひと目見てすぐにはっきりと分かること」です。

「疑問の余地はない」【ぎもんのよちはない】

意味は「疑う理由や必要性がない様子」ということです。

「簡単明瞭」【かんたんめいりょう】

意味は「誰が見てもはっきりと違いが分ること」で、明らかにその様に見えて誰もが疑わない時の表現です。