「第一線から退く」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「第一線から退く」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「第一線から退く」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「第一線から退く」とは?
- 「第一線から退く」の表現の使い方
- 「第一線から退く」を分解して解釈
- 「第一線から退く」を使った例文と意味を解釈
- 「第一線から退く」の類語や類義語・言い換え
「第一線から退く」とは?
それまで活躍していた場から、身を引くという意味で使います。
第一線とは活気がある場所、位置といった意味合いです。
「第一線から退く」の表現の使い方
「第一線から退く」という言葉は、それまでの場から引退する、これまでの活動を止める、減らすといった時に使う言葉です。
自分のことも、他人のこともどちらにでも使える言葉です。
ただ「第一線」からは離れるものの完全な引退ではないといった含みもある言葉です。
「第一線から退くが、自分のペースで仕事は続けるつもり」といった感じで使われることも多いのです。
「第一線から退く」を分解して解釈
「第一線から退く」という言葉は「第一線」と「退く」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「第一線」
- 「退く」
「第一線」
「第一線」とは戦線で最も敵に近い場所、最前線といった意味と、その分野、組織などで最も活発な位置という意味があります。
「第一線から退く」という言葉の場合、後者の意味合いで使っています。
「退く」
「退く」とはいくつか意味合いがある言葉ですが「第一線から退く」の場合は、引退する、職業、会社などから身を引く時に使います。
「第一線から退く」を使った例文と意味を解釈
それでは「第一線から退く」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「第一線から退く」を使った例文1
- 「第一線から退く」を使った例文2
「第一線から退く」を使った例文1
「自分は今年いっぱいで、第一線から退くことにした」
自分が退職する、引退する、役を離れるといった場合に「第一線から退く」という言葉を使うことができます。
完全に何もしないわけではないのですが、その場、部署、役といったものからは離れるといった意味合いです。
「第一線から退く」を使った例文2
「彼は、何の未練もないのか、第一線から退くつもりだと言った」
「第一線」とは最前線、活発な場所のことを言います。
職場で言えば花形部署といったところでしょうか。
そこから「退く」となれば勿体ないと感じるものです。
ですが本人はやり切ったという満足感がある場合はそれほど未練はないでしょう。
「第一線から退く」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで「第一線から退く」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「後進に道を譲る」【こうしんにみちをゆずる】
- 「表舞台から去る」【おもてぶたいからさる】
- 「引退する」【いんたいする】
「後進に道を譲る」【こうしんにみちをゆずる】
「後進」とは後輩のことです。
自分の後に続く者に道を譲るということで「引退」という意味で使う言葉です。
「表舞台から去る」【おもてぶたいからさる】
「表舞台」とは公然と活躍する場所のことを言います。
そこから去るということですから「第一線から退く」と同じ意味となります。
「引退する」【いんたいする】
「第一線から退く」を簡単な言葉に言い換えるならば「引退する」となります。
「引退」とはそれまでついていた地位、役職を辞めることです。
またスポーツ選手が現役を退くことも「引退」と言います。
いかがでしたでしょうか。
「第一線から退く」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
簡単に言えば「第一線から退く」は「引退する」となります。
ただ「第一線」からは離れるものの、完全に辞めるわけではないといった意味合いで使われることも多いのです。
「第一線から退き、少し仕事量を落としている」といった言い方をします。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしていくようにしましょう。