「叱咤激励」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「叱咤激励」という表現を知っているでしょうか。
職場において上司から「叱咤激励」を受けるということもあるかもしれません。
それならば、「叱咤激励」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「叱咤激励」という表現について紹介します。
目次
- 「叱咤激励」とは?
- 「叱咤激励」の表現の使い方
- 「叱咤激励」を分解して解釈
- 「叱咤激励」を使った例文と意味を解釈
- 「叱咤激励」の類語や類義語・言い換え
「叱咤激励」とは?
「叱咤激励」という表現には大声で励まして奮い立たせること、大声で叱ったりして相手の気持ちを奮い立たせること、という意味があります。
部下が何かミスをした場合など、しっかりとそのミスを注意しなければいけません。
しかし、失敗を怒ってばかりではいけませんので、「今回は大丈夫だから」などと励ますことも重要です。
今回は大丈夫、次から頑張れば良い、などと言ってもらえれば、次こそ頑張ろうと思いますよね。
怒ってばかりではなく、励ますということも重要です。
「叱咤激励」の表現の使い方
「叱咤激励」という表現は職場においても使われますし、親子関係においても使われます。
例えば、子供が何か悪いことをした時などはしっかりと注意をしなければいけませんが、子供を叱ってばかりでは、子供のモチベーションは下がってしまいます。
今回は大丈夫、今回の事は忘れでいいから、などと子供を励ますことによって、子供は次から頑張ろう、二度と間違いをしないようにしよう、と思えるのです。
「叱咤激励」を分解して解釈
ここでは「叱咤激励」という表現を分解して紹介します。
- 「叱咤」
- 「激励」
「叱咤」
叱咤という表現には大声で叱るという意味があります。
部下が何かミスをした時など、大声で叱ることがありますよね。
それを叱咤といいます。
「激励」
激励というのは励まして元気付けるということです。
部下が何かミスをした場合、叱るだけではなく「大丈夫だよ」と励ますことも大切です。
これを激励といいます。
「叱咤激励」を使った例文と意味を解釈
ここでは「叱咤激励」という表現を使った例文を紹介します。
- 「叱咤激励」を使った例文1
- 「叱咤激励」を使った例文2
「叱咤激励」を使った例文1
「上司は叱咤激励どころかいつも怒ってばっかりなので嫌になります」
「叱咤激励」を受けると頑張ろうと思いますが、その一方で叱られてばかりだと嫌になりますよね。
何か成功しても褒めてくれるわけでもなく、ミスをしたらそのミスを一方的に攻めてくる、などということであれば、その人のために働きたいとは思えなくなってしまうのではないでしょうか。
社員たちのやる気を出させるためにも、きちんと励ますこと、褒めること、という姿勢を持つ必要があります。
特にミス等が起こった場合、叱ってばかりではなくて励ますことも忘れないようにしたいものです。
「叱咤激励」を使った例文2
「母はいつも自分に叱咤激励をしてくれた」
何かミスをした時や悪いことをした時など、母親から怒られた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、だからといって一方的に怒られてしばらく口をきいてくれないなどというわけではなく、どこがいけなかったのかしっかりと指摘をし、どのようにすれば良いのか、次から頑張れば良いから、などという叱り方をしてもらえると、これから頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
親子関係の信頼を築くためにもこのような姿勢が重要です。
「叱咤激励」の類語や類義語・言い換え
ここでは「叱咤激励」という表現の類義語を紹介します。
- 「士気を鼓舞する」【しきをこぶする】
- 「やる気を出させる」【やるきをださせる】
- 「ハッパをかける」【はっぱをかける】
「士気を鼓舞する」【しきをこぶする】
士気を鼓舞する、というのは励ましてやる気を高め、奮い立たせるという意味になります。
士気はやる気や意気込みという意味を持ち、鼓舞というのは奮い起たせるという意味になります。
「やる気を出させる」【やるきをださせる】
やる気を出させる、というのはモチベーションを高める、という意味で使われます。
やる気とは物事をしようという気持ち、欲求などをさしています。
「ハッパをかける」【はっぱをかける】
ハッパをかけるというのは激しい言葉をかけたりして奮い立たせる、気合をかける、という意味です。
ハッパは発破と表記します。
何か頑張るときには「叱咤激励」を受けたいものです。
怒られただけではなく、励まされたら頑張ろうと思いますよね。
誰かを励ます時にも「叱咤激励」の姿勢を忘れないようにしたいものです。