「揚げ足を取る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「揚げ足を取る」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
なぜ「揚げ足を取る」という表現を使うのか知っていますか。
ここでは「揚げ足を取る」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「揚げ足を取る」とは?
- 「揚げ足を取る」の表現の使い方
- 「揚げ足を取る」の英語と解釈
- 「揚げ足を取る」を使った例文と意味を解釈
- 「揚げ足を取る」の類語や類義語・言い換え
「揚げ足を取る」とは?
「揚げ足を取る」というのは人の言い間違いや言葉じりをとらえて非難したりからかったりする、という意味を持ちます。
揚げ足というのは柔道や相撲において、相手が技をかけ落としたときの揚げ足を指しています。
そこから転じ、相手の失言や失敗等につけ込んで皮肉を言ったり、やり込めたり、ということを「揚げ足を取る」と表現されるようになりました。
「揚げ足を取る」ような言い方、などと使うこともあります。
「揚げ足を取る」の表現の使い方
話をしていると、誰でもいい間違えたりすることがありますよね。
単語を間違えた、発音を間違えた、という事は誰にでもあるでしょう。
それをいちいち「あ、今間違えたでしょ」のように指摘したり、その人の間違いを繰り返してからかったりする時、「揚げ足を取る」という表現が使えます。
「揚げ足を取る」という行いはやりすぎてしまうと人間関係に傷をつける可能性がありますので、やりすぎは良くありません。
また、相手のことをしっかりと考える必要があります。
「揚げ足を取る」の英語と解釈
「揚げ足を取る」という表現を英語にすると“nitpick”になります。
“nitpicker”はあら探しをする人、という意味になります。
「彼はいつも揚げ足を取る」というのであれば“All he does is nitpick”と表現できます。
「揚げ足を取る」を使った例文と意味を解釈
ここでは「揚げ足を取る」という表現の例文を紹介します。
- 「揚げ足を取る」を使った例文1
- 「揚げ足を取る」を使った例文2
「揚げ足を取る」を使った例文1
「母は常に揚げ足を取り、それを覚えているからめんどくさい」
両親と話をする時、いつも親から揚げ足を取られたら嫌になってしまいますよね。
ましてや、いつまでも同じことを指摘されたり、笑われたりすれば、二度と話をしたくないと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
子供だからといっていつまでも過去の過ちを指摘してばかりいてはいけません。
「揚げ足を取る」を使った例文2
「揚げ足を取るべきではありません」
誰かと話をしているときに生じた言い間違いの中には、確かに面白いものもあるでしょう。
発言した側が笑ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、本人にその気がなかったり、恥ずかしい間違いなどであったりすれば、いっそ「揚げ足を取るべきではない」のです。
「揚げ足を取る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「あら探しをする」【あらさがしをする】
- 「クレームをつける」【くれーむをつける】
- 「落ち度を見つける」
「あら探しをする」【あらさがしをする】
あら探しをする、というのは他人の欠点や過失をことさら探し出す、という意味になります。
人のあら探しばかりしている人は幸せでは無いと考えられており、人の欠点を探して悪口をいうのではないかと考えられています。
「クレームをつける」【くれーむをつける】
クレームをつける、というのは物事に対して不平不満を漏らす、文句をいう、という意味になります。
とにかく会社が人に対して文句ばかり言っている人をクレーマーと呼びます。
「落ち度を見つける」
落ち度を見つける、というのは人を非難するためにわずかな落ち度を探す、あら探しをする、ということになります。
落ち度というのは失敗を指しています。
期待とは違った結果に至るまでに起こる過ちを落ち度と呼びます。
「揚げ足を取る」という事はできる限りするべきではありません。
もしも「揚げ足を取る」場合は限度を見極める必要があるのです。
誰かの間違いなどは極力指摘しないように、またはあら探しなどをする事は避けるように心がけましょう。
そうしないと自分もいつか揚げ足を取られてしまいますよ。