「容易に把握できる」とは?意味や使い方!例文や解釈
「容易に把握できる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「容易に把握できる」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「容易に把握できる」とは?
- 「容易に把握できる」の表現の使い方
- 「容易に把握できる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「容易に把握できる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「容易に把握できる」の反対語
- 「容易に把握できる」の英語と解釈
「容易に把握できる」とは?
「容易に把握できる」とは簡単にわかるという意味の言葉です。
- 「容易に把握できる」の語源や由来
- 「容易に把握できる」の読み方
「容易に把握できる」の語源や由来
「容易に把握できる」の「容易」とはたやすくできること、やさしいことをいう意味です。
「把握」とは手で握ること、しっかり掴むことという意味と、よく理解することという意味があります。
「容易に把握できる」とは簡単に理解できますという意味になります。
「容易に把握できる」の読み方
「容易に把握できる」と書いて「よういにはあくできる」と読みます。
「容易に把握できる」の表現の使い方
「容易に把握できる」とは簡単にわかる、簡単に理解できるという意味になりますが、どのような使い方をするかと言えば、状況を理解する、推測できるといった時などにそんなことはお見通しだとばかりに「誰だって、容易に把握できることだ」「そういう流れになるだろうと容易に把握できた」といった言い方をすることが多いでしょうか。
相手の言動、状況などに対して使う言葉として覚えておくとわかりやすいでしょう。
自分のことに対しても「すぐに飽きてしまうと、自分の行動パターンが容易に把握できる」などと自分のことを客観的に言い表すこともできます。
「容易に把握できる」の類語や類似表現や似た言葉
言葉の意味が理解できましたところで、「容易に把握できる」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「やすやすと理解する」【やすやすとりかいする】
- 「簡単に呑み込む」【かんたんにのみこむ】
- 「簡単にわかる」【かんたんにわかる】
「やすやすと理解する」【やすやすとりかいする】
「やすやす」は漢字を当てるならば「易」という字になりますので、意味は物事をいかにも易しそうにすること、簡単ということになります。
「彼は、難しい問題をやすやすと理解する」「はっきりと相手が言わなくても、彼女は雰囲気からやすやすと理解することができるのだった」といった使い方をします。
「簡単に呑み込む」【かんたんにのみこむ】
「呑み込む」とは食べ物や飲み物を「呑み込む」という意味の他に、理解する、納得する、十分に心得る、承諾するなどなど意味合いが沢山あります。
「容易に把握できる」と似た意味合いとしては理解する、納得する、十分に心得るといったものがあげられるでしょう。
「難しい内容でも簡単に呑み込む」「簡単に呑み込むが、他の人ではそうもいかない」といったように使います。
「簡単にわかる」【かんたんにわかる】
「容易に把握できる」を簡単な言い方に言い換えるならば「簡単にわかる」という言葉が当てはまります。
「説明書を読めば簡単にわかる」「話を聞かなくても簡単にわかる」「顔を見れば思っていることは簡単にわかる」などと使います。
「容易に把握できる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「容易に把握できる」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「容易に把握できる」を使った例文1
- 「容易に把握できる」を使った例文2
「容易に把握できる」を使った例文1
「この本は初心者向けに書かれたものだから、私にだって容易に把握できる内容となっている」
初心者向けに書かれているものは、未経験の人でも簡単に理解できるようになっているものです。
ようするに簡単な本、わかりやすい本ということを「容易に把握できる」本と言い換えているのです。
「容易に把握できる」を使った例文2
「彼女の表情や態度から、相手のことを嫌っているということは容易に把握できた」
人は隠そうとしても、表情や態度に気持ちが出やすいものです。
観察していれば、ちょっと勘がいい人ならば相手がどういう感情を持っているのか「容易に把握できる」ものです。
「容易に把握できる」の反対語
「容易に把握できる」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「難解」【りかい】
- 「難しくて把握できない」【むずかしくてはあくできない】
- 「理解に困難を極める」【りかいにこんなんをきわめる】
「難解」【りかい】
「難解」とはわかりにくくて、難しくて、解釈に苦しむという意味の言葉です。
「難解な文章で何度読んでもわからない」「彼女の言動は非常に難解である」といったように使います。
「難しくて把握できない」【むずかしくてはあくできない】
「容易に把握できる」を簡単な言葉で反対語にしますと「容易」が「難しい」になります。
「把握できる」は「把握できない」となりますので「難しくて把握できない」が当てはまります。
「彼女の説明は難しくて把握できない」「こんな説明じゃ、難しくて把握できないよ」といった風に使います。
「理解に困難を極める」【りかいにこんなんをきわめる】
「容易に把握できる」の反対語として「理解に困難を極める」という言葉も使えます。
「困難」とは簡単にはできないこと、実現、実行が難しい、苦しみ悩む、苦しい事柄といった意味があります。
「極める」は限界まで至らせる、この上ないところまで達するという意味があり、いいことにも悪いことにも使う言葉です。
「理解に困難を極める」とは非常にわかりにくいという意味です。
「あの人の考えていることは理解に困難を極める」と言えば「あの人の考えていることはわからない」と非難しているようなものです。
「容易に把握できる」の英語と解釈
「容易に把握できる」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
「容易」は英語では“easily”、「把握」は“understand”ですから「容易に把握できる」は“easily understood. ”(容易に把握できる)となります。
いかがでしたでしょうか。
「容易に把握できる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
簡単に言えば「簡単にわかる」という意味です。
難しい言葉、聞き慣れない言い回しの場合は簡単な意味に直して覚えておきますと忘れにくくなります。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。