「無知をさらけ出す」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「無知をさらけ出す」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「無知をさらけ出す」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「無知をさらけ出す」とは?
- 「無知をさらけ出す」の表現の使い方
- 「無知をさらけ出す」の英語と解釈
- 「無知をさらけ出す」を使った例文と意味を解釈
- 「無知をさらけ出す」の類語や類義語・言い換え
「無知をさらけ出す」とは?
「無知をさらけ出す」とは知恵がない、愚かであること、また無学なことを隠すことなく出すといった意味になります。
つまり自分が愚かであることを表に出してしまうといったことです。
- 「無知をさらけ出す」の読み方
「無知をさらけ出す」の読み方
「無知をさらけ出す」と書いて「むちをさらけだす」と読みます。
「無知をさらけ出す」の表現の使い方
「無知をさらけ出す」の「無知」とは何も知らないこと、知識がないこと、学問がない、愚かなことといった意味がある言葉です。
「さらけ出す」とは表に表れていなかったことを隠すことなく出すという意味になりますので「無知をさらけ出す」とは愚かなことを出すことといった意味になります。
自分が物事を知らず恥ずかしいという意味で「無知をさらけ出すようで恥ずかしいのですが、これはどういう意味なのでしょうか」といった使い方もします。
また愚かな言動をしている人のことを「無知をさらけ出している」などと言ったりもします。
いい意味の言葉ではないですので、面と向かって相手に言う言葉ではありませんし、他人のことを言う時も、考えてから使う必要がある言葉です。
「無知をさらけ出す」の英語と解釈
「無知をさらけ出す」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“ignorance”(無知)という単語を使います。
“betray one's ignorance.”(無知をさらけ出す)となります。
「無知をさらけ出す」を使った例文と意味を解釈
それでは「無知をさらけ出す」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「無知をさらけ出す」を使った例文1
- 「無知をさらけ出す」を使った例文2
「無知をさらけ出す」を使った例文1
「彼女は、自分の無知をさらけ出していることに気づいていないのだ」
非常識な言動に対して周りの人はあえて、何も言いません。
しかし「あの人は無知なのだな」と心の中では思っているでしょう。
そしてそのような様子を見て「無知をさらけ出している」と思われるのです。
「無知をさらけ出す」を使った例文2
「自分の無知をさらけ出すのは嫌なので、いつも発言しないようにしている」
自分の考えを言うことで、相手から意見されたり、質問されたりということが、自分の知識のなさがばれたら嫌だという思いに繋がることがあります。
そこで発言することを控えるという行動に出るのです。
「無知をさらけ出す」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで「無知をさらけ出す」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「浅はか」【あさはか】
- 「無知蒙昧」【むちもうまい】
- 「知識がない」【ちしきがない】
「浅はか」【あさはか】
「浅はか」とは思慮が足りないことを言います。
思慮とは慎重に色々と考えることです。
「浅はかな言動にもはや何も言いたくもない」「あの子は昔から浅はかなのよ」といった風に使います。
「無知蒙昧」【むちもうまい】
「無知蒙昧」とは愚かで、道理がわからないことを言います。
「無知蒙昧な人」「いつまで、無知蒙昧なままでいるんだ」などと使います。
「知識がない」【ちしきがない】
「無知をさらけ出す」を簡単に言い換えるならば「知識がない」という言葉が当てはまります。
「知識がないことがすぐにわかる発言だ」「努力もしないから、いつまでも知識がないままだ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「無知をさらけ出す」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
愚かであることを表面に出す、何も知らないことがばれるといった意味ですから、いい意味ではないことがわかるかと思います。
人に対して使う時には注意が必要です。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。