「すこぶる機嫌が悪い」とは?意味や類語!
皆さんは「すこぶる機嫌が悪い」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
この言葉は怒りの感情を表している言葉ですが、できることなら正確な意味を理解しておいた方が、人との接し方で大いに参考になるはずです。
そこで今回は、「すこぶる機嫌が悪い」について説明をしていくことにします。
目次
- 「すこぶる機嫌が悪い」とは?意味
- 「すこぶる機嫌が悪い」の表現の使い方
- 「すこぶる」の語源や由来
- 「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文と意味を解釈
- 「すこぶる機嫌が悪い」の類語や言い換え
「すこぶる機嫌が悪い」とは?意味
「すこぶる機嫌が悪い」を2つの言葉に分けて意味を掘り下げて見ると、「すこぶる」とは、「程度や状態が甚だしいこと」や「非常に」、「たいそうな」という意味があります。
また、「機嫌が悪い」とは「気分の状態が悪い」、「不機嫌だ」ということを指しており、このことから「すこぶる機嫌が悪い」とは、「声をかけることもできないくらいに、とても怒って機嫌が悪い」という意味になります。
- 「すこぶる機嫌が悪い」の読み方
「すこぶる機嫌が悪い」の読み方
「すこぶる機嫌が悪い」は「すこぶるきげんがわるい」という読み方をします。
「すこぶる機嫌が悪い」の表現の使い方
「すこぶる機嫌が悪い」が当てはまる場面は、人から文句を言われたり、自分の思うようにならずに、起こっているような時に使われることができます。
「すこぶる」の語源や由来
「すこぶる」の由来は「少し」の語句の元となる「すこ」から来ています。
元々は語源の意味のように「少し」、「いささか」、「ちょっと」という意味立ったのですが、時代が移るに連れて「大いに」や「かなり」といった意味に転じて行くことになります。
「すこぶる」が元の意味と全く逆の意味に変化した理由は明確になっていないのですが、漢文の発音の訓読みから変化して来たと考えられています。
「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文1
- 「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文2
「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文1
「すこぶる機嫌が悪くなった親父が家族にそのイライラを家の人にぶつけるのだ」
何があったのか、父親が「すこぶる機嫌が悪く」その気持ちを家族にぶつけることは、決してよくありませんね。
もしかすると、仕事のストレスを家で発散しているのでしょう。
「すこぶる機嫌が悪い」を使った例文2
「彼女と連絡が取れないことから、すこぶる機嫌が悪い貴明だった」
彼女と全く連絡が取れないことから、貴明君は、「すこぶる機嫌が悪い」のです。
どんな理由で連絡が取れないか定かではありませんが、もしかすると短気な性格の貴明君が原因なのかもしれません。
「すこぶる機嫌が悪い」の類語や言い換え
ここで「すこぶる機嫌が悪い」の類義語をいくつか挙げてみることにしました。
- 「ぶすっとした」
- 「イライラした」
- 「むしゃくしゃする」
「ぶすっとした」
「ぶすっとした」とは、「心の中に不満や怒りを含んだ状態」のことを指しています。
「イライラした」
「イライラした」という言葉も類義語の1つになりますが、「思いどおりにならなかったり、嫌なことで不愉快なことがあったりして、神経がとても高ぶっていくこと」や「いらだたしいこと」を言っています。
漢字で書くと「苛苛」となります。
「むしゃくしゃする」
「むしゃくしゃする」とは、「いらいらして気分がすっきりと晴れることがない」や「気分が晴れないことや、そのような気分」という意味がある言葉です。
「すこぶる機嫌が悪い」という状態になることは、長い人生の中ではよくあることです。
しかし、いつも「すこぶる機嫌が悪い」と決していいことはありません。
自分の周りの人達にもいい影響を与えませんし、敬遠されてしまうことになってきます。
その結果、自分が孤立してしまうことになります。
このようなことを考えたなら、いつもニコニコ顔でいたいものです。