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「僭越ながら申し上げます」とは?意味や使い方!例文や解釈

「僭越ながら申し上げます」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「僭越ながら申し上げます」という言葉の理解を深めていきましょう。

僭越ながら申し上げます

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目次

  • 「僭越ながら申し上げます」とは?
  • 「僭越ながら申し上げます」の表現の使い方
  • 「僭越ながら申し上げます」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「僭越ながら申し上げます」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「僭越ながら申し上げます」の反対語
  • 「僭越ながら申し上げます」の英語と解釈


「僭越ながら申し上げます」とは?

「僭越ながら申し上げます」とは?

「僭越ながら申し上げます」とは、身分、権限を越えて、差し出がましいですけれど「私が言わせてもらいます」といった意味になります。

  • 「僭越ながら申し上げます」の語源や由来
  • 「僭越ながら申し上げます」の読み方

「僭越ながら申し上げます」の語源や由来

「僭越ながら申し上げます」「僭越」という言葉ですが、意味は身分、権限などを越えて差し出がましいことをする、またそのような行動ということになります。

ですから「僭越ながら」とは本来なら自分が言うべき立場ではないのですが、とか、偉そうにすみませんが、といった感じでつける言葉です。

本来ならば言っても構わないような立場の人でもこの言葉を使うことはあります。

それは謙遜ということになります。

日本人は遠慮がちで「私が、私が」とあまり前には出ませんし、何事も謙遜する文化があります。

「僭越ながら申し上げます」とは決まり文句のようなものですから覚えておくといいでしょう。

「僭越ながら申し上げます」の読み方

「僭越ながら申し上げます」「せんえつながらもうしあげます」と読みます。

「僭越」という字は難しいですが、覚えておくようにしましょう。



「僭越ながら申し上げます」の表現の使い方

「僭越ながら申し上げます」の表現の使い方

「僭越ながら申し上げます」はどのような場面で使われるかと言いますと、大勢の人の前で話す時などに最初に断りの一言みたいな感じで使います。

またビジネスシーンでも会議の時などに使ったりもします。

目上の人、お客様にあたる立場の人に対して、自分の意見を言う時、もしくは反対のことを言わなければならない時などにこの言葉を添えることで「上から目線感」を軽減できる効果もあります。

「僭越ながら申し上げます」の類語や類似表現や似た言葉

「僭越ながら申し上げます」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「僭越ながら申し上げます」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「出過ぎたことを言うようですが」【ですぎたことをいうようですが】
  • 「失礼ながら申し上げます」【しつれいながらもうしあげます】
  • 「無礼を承知で申し上げます」【ぶれいをしょうちでもうしあげます】

「出過ぎたことを言うようですが」【ですぎたことをいうようですが】

「出過ぎたこと」とは、出しゃばることを言います。

「出過ぎ者」という言葉もあります。

意味は出過ぎた言動をする人、出しゃばりということです。

「出過ぎたことを言うようですが」「でしゃばりとはわかっていますがあえて言わせてもらいますよ」といった意味が込められた言葉です。

実際には厚意からくるアドバイスであっても謙遜してこのように前もって言うことがあります。

「失礼ながら申し上げます」【しつれいながらもうしあげます】

「僭越ながら申し上げます」を簡単な意味合いに直せば失礼とはわかってはいますが言いますといったことになります。

言いにくいことをずばりと言わなければならない時は「失礼ながら申し上げます」とか「失礼ですがお聞きしてよろしいでしょうか」などと使います。

「無礼を承知で申し上げます」【ぶれいをしょうちでもうしあげます】

「無礼」とは礼儀に外れることで、失礼のことです。

それを「承知」ですから、失礼なこととはわかっているけれど言いますということになります。

「僭越ながら申し上げます」と同じ意味合いとなります。



「僭越ながら申し上げます」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「僭越ながら申し上げます」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「僭越ながら申し上げます」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。

  • 「僭越ながら申し上げます」を使った例文1
  • 「僭越ながら申し上げます」を使った例文2

「僭越ながら申し上げます」を使った例文1

「僭越ながら申し上げますが、このままではお子様の合格は厳しいかと思われます」

大変、言いにくいことでも、相手に指摘しなければならない場面があります。

目上の人、お世話になっている人、お客様といった立場の人に対して使います。

「僭越ながら申し上げます」を使った例文2

「このような素晴らしい会において、私ごときが、僭越ながら申し上げます」

人が大勢集まるパーティや、会合でスピーチをしたり、挨拶をする時は「誠に僭越ながら」といったセリフはよく使われます。

自分が目下の立場にいなくても、とりあえず「僭越ながら」を使う人は多いのです。

「僭越ながら申し上げます」の反対語

「僭越ながら申し上げます」の反対語

「僭越ながら申し上げます」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「上から言わせてもらう」

「上から言わせてもらう」

「僭越ながら申し上げます」という言葉に、反対語というものはないのですが、意味合いから反対の言葉を考えますと、自分は目上の立場だからアドバイスさせてもらうといったことになりますので「上から言わせてもらう」という言葉になるのではないでしょうか。

しかし、上の立場だからと言って、実際にこのようなセリフを言う人は少ないかと思います。

「僭越ながら申し上げます」の英語と解釈

「僭越ながら申し上げます」の英語と解釈

「僭越ながら申し上げます」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

「僭越」は英語では“presumptuous”という単語で言い表します。

例文は“It would be presumputuous of me to make suggestious.”(僭越ながら提案がございます)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「僭越ながら申し上げます」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

立場をわきまえず、差し出がましいとはわかっていますが、言いますといった意味合いになります。

「僭越」という言葉の意味が理解できていれば「僭越ながら申し上げます」「誠に僭越ではありますが」といった言葉の意味はわかることでしょう。

社会人ともなりますと、会合、式典など参加、出席する機会も増えていきますのでこの言葉を使ったり、聞いたりすることがあるでしょう。

意味を正しく理解して使いこなすようにしてください。


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