「家族水入らず」とは?意味や使い方や例文!
「家族水入らず」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「家族水入らず」の使い方や類語を紹介して行きます。
さらに「家族水入らず」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「家族水入らず」とは?
- 「家族水入らず」という言葉の使い方
- 「家族水入らず」の類語や類似表現や似た言葉
- 「家族水入らず」を使った例文や短文など
- 「家族水入らず」の英語
「家族水入らず」とは?
みなさんは「家族水入らず」という言葉を知っているでしょうか。
最近「家族水入らずで、温泉旅行に行こう」などと、話し合った経験があるかもしれません。
また「しばらく家族水入らずで何かをしていない」と感じている人もいるでしょう。
一方で、「家族水入らず」という言葉の意味が、まるで理解できない人もいるはずです。
そこで「家族水入らず」という言葉の読み方と意味を紹介して行きます。
- 「家族水入らず」の読み方
- 「家族水入らず」の意味
- 「水入らず」の語源
「家族水入らず」の読み方
「家族水入らず」は「かぞくみずいらず」と読みます。
「家族」は「かぞく」、「水入らず」は「みずいらず」と読みます。
「家族水入らず」という言葉には、特に難しい漢字が使われていませんので、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「家族水入らず」は「かぞくみずいらず」と読めるようにしておきましょう。
「家族水入らず」の意味
「家族水入らず」の「水入らず」の意味を紹介します。
「水入らず」には、「内輪の人だけで集まり、他人を交えない」という意味があります。
「家族水入らず」は「家族だけで集まり、親戚や友達などを交えない」という意味になります。
「夫婦水入らず」の場合は、「夫婦だけで集まる」という意味になります。
子供や親戚、友達を加えずに何かをするケースを指します。
このように「家族水入らず」には、「家族だけで集まり、それ以外の人を交えない」という意味があります。
「水入らず」の語源
「家族水入らず」の「水入らず」には、どのような語源があるでしょうか。
そもそも「水と油」という言葉があり、水と油という質の違うものが、解けあわない様子を意味しています。
「彼と彼女は、水と油だ」という場合は、二人は性格や、育った環境がまるで違うため、仲良くなれないという意味になります。
「水と油」に対して、「水入らず」は「油だけ」「水がない状態」ということになります。
「油だけ」が「身内だけ」「内輪だけ」を意味するため、「水入らず」は、「身内だけで集まる」「内輪だけで集まる」という意味になります。
「家族水入らず」という言葉の使い方
「家族水入らず」という言葉の使い方を紹介します。
「家族水入らず」は、家族だけで集まり何かをする時に使う言葉です。
例えば家族だけで食事をする時は、「家族水入らずで食事をする」という表現をします。
また「家族水入らず」という言葉を使う時には、ほとんどの場合「たまには」とか「久しぶりに」という前提があります。
子供が小さな頃は、家族だけで旅行に行ったり食事に行くのが普通です。
そのため、あえて「家族水入らず」という言葉を使う必要はありません。
子供が大きくなり、友達や恋人と出掛ける機会が増え、家族だけで出かけることがほとんどなくなった頃に、「たまには、家族だけで何かをしよう」という意味で、「家族水入らず」という言葉を使います。
「家族水入らず」の類語や類似表現や似た言葉
次に「家族水入らず」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。
「家族水入らず」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「家族だんらん」【かぞくだんらん】
- 「夫婦水入らず」【ふうふみずいらず】
「家族だんらん」【かぞくだんらん】
「家族だんらん」には、「家族が詰まり、打ち解けた時間を過ごすこと」という意味があります。
例えば日曜日の夜に、家族全員が集まり、食事を楽しみ、食後に様々な出来事を話したり、みんなでゲームをして過ごすような時間を、「家族だんらん」と言います。
「夫婦水入らず」【ふうふみずいらず】
「夫婦水入らず」は、「家族水入らず」よりもさらに進み、「夫婦だけで何かをする」という意味になります。
「夫婦水入らず」で旅行に行く場合、子供や親戚を抜きにして、ふたりだけで旅行にいくことになります。
「家族水入らず」を使った例文や短文など
「家族水入らず」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「家族水入らず」の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。
- 「家族水入らず」を使った例文1
- 「家族水入らず」を使った例文2
「家族水入らず」を使った例文1
「お盆休みは、『家族水入らず』で旅行に行こう」
この例文のように、お盆休みなどの長期休暇中に、家族だけで旅行に行く人がいるかもしれません。
まだ若い世代の家族は海外旅行に行くかもしれませんし、ある程度年齢を重ねた家族は、近場の温泉宿などに旅行に行くかもしれません。
家族という単位は、いちばん気兼ねなく過ごせる、幸せな関係を築きやすい単位かもしれません。
旅行に行っても楽しく過ごせるかもしれません。
「家族水入らず」を使った例文2
「10年ぶりに『家族水入らず』で食事をする」
この例文のように、長い間「家族水入らず」で過ごすことなく、久しぶりに家族だけで集まって、食事を楽しむ人がいるかもしれません。
例えば家族の誰かが海外で働いている場合は、家族全員で集まる機会がなかなかないかもしれません。
また子供が結婚し、地元から離れた場所で暮らしている場合は、なかなか家族全員で集まれないでしょう。
この例文のように、10年以上「家族水入らず」にならない家族もあるかもしれません。
「家族水入らず」の英語
「家族水入らず」という言葉を、英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「家族水入らず」は英語にすると、“a family gathering”になります。
“a family gathering”には「家族の集まり」「家族水入らず」という意味があります。
また「水入らず」という言葉を英語にすると、“by themselves”や“with no one else present”などの英語表現になります。
「家族水入らず」で旅行に行ったなどの出来事を、英語で表現したい時は、このような表現を使ってみましょう。
「家族水入らず」という言葉についてみてきました。
まだ実家にいる人は、「家族水入らず」が当たり前だと感じているかもしれません。
一方で、すでに実家を離れて家庭を持っている人は、「家族水入らず」で過ごす時間が貴重だと知っているでしょう。
これを機会に、「家族水入らず」で過ごす時間を設けてみてはいかがでしょうか。