「強靭な体力」とは？意味や使い方・例文・類語まで詳しく解説

「強靭な体力」の意味とは?

強靭な体力は、疲れを知らないような人に対して使います。

「彼は強靭な体力の持ち主だ」と用いた場合、何があろうと全く疲れたような素振りを見せない人だという意味になります。

ビジネスで夜遅くまで頑張っている人に対して使ったり、試合の後半まで全くバテた様子を見せないスポーツ選手に使うなど、「すごい体力だ」という意味で幅広く使われてる言葉です。

• 読み方
• 使い方

読み方

「強靭な体力」は、「きょうじんなたいりょく」と読みます。

「靭」の字は、読めても書くのは難しいですが、「きょうじん」とスマホなどで漢字変換をすると普通に「強靭」と出てくるので、その点では問題ないでしょう。

「靭」は、「(柔らかくて)丈夫」という意味の漢字です。

「強靭」とすると、「強さ」が強調され、「肉体」に対してもよく使われる言葉です。

その場合には、筋骨隆々ながっしりとした体格のことを指します。

使い方

「強靭な体力」は、先の意味のように、疲れを知らないのではないかと思ってしまう人に対して使う言葉です。

具体的な例文は下で挙げますが、この言葉で表現するからには、同じことを行った際に、その1人だけ全く疲れているように見えない、最後まで動きが衰えることがないという人でないといけません。

人より多少体力がある(疲れない)という程度では、とても「強靭な体力」とは表現できません。

「強靭な体力」を2つに分けて解釈

「強靭な体力」を「強靭」と「体力」の2つに分けて詳しく解釈していきます。

• 「強靭」
• 「体力」

「強靭」

先の説明のように、「丈夫」であり「強い」という意味で使う言葉です。

「肉体」に使った場合の説明はしましたが、「精神」に使うこともできる言葉で、何があっても折れない心を持っているような人は「強靭な精神の持ち主」と呼ばれます。

• 「強靭」
• 「体力」

「体力」

ゲームなどでは「行動できる残りの力」という意味で使う言葉ですが、一般には何かを行う為の肉体の強さと解釈します。

これがないと言われる人は、すぐに疲れる傾向にあり、それによってまともに動けなくなってしまうことも少なくありません。

ゲームのように数字で表現できるものではありませんが、行動を共にしていると、その人が体力のある人なのか、そうでもない人なのかが分かるでしょう。

特に肉体労働を行うと、それが顕著に現れます。

「強靭な体力」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「強靭な体力」を使った例文や短文と、その意味の解釈です。

スポーツ選手に使っている例は、よく見聞きする形です。

• 「強靭な体力」を使った例文1
• 「強靭な体力」を使った例文2

「強靭な体力」を使った例文1

「強靭な体力が自慢の彼なら、充分に日帰りで帰って来れるだろう」

しなくてはいけないことや移動が多く、本来なら現地で一泊するような仕事でも、彼なら日帰りでも大丈夫だと言っています。

例え電車に乗っているだけでも、長距離を移動するとそれなりに疲れるものですが、体力自慢の彼であれば、それくらいは何ということもないのかも知れません。

「強靭な体力」を使った例文2

「最後まで運動量が落ちないあの選手は、強靭な体力の持ち主だ」

試合中に動き回ることが多いスポーツでは、試合終了が近付くに連れ、どうしても各選手の動きが悪くなります。

サッカーがそのいい例ですが、最後まで運動量が豊富な選手は、このように強靭な「体力の持ち主」だと表現されることが多いです。

「強靭な体力」の類語や言い換え

「強靭な体力」の意味は、別の言葉でも表現できます。

どれも同様に、疲れを知らないような人に対して使う言葉です。

• 「無尽蔵な体力」【むじんぞうなたいりょく】
• 「強健な体力」【きょうけんなたいりょく】

「無尽蔵な体力」【むじんぞうなたいりょく】

体力を使うほど減っていくものと考えて、それが尽きることがないという意味の「無尽蔵」と付けて使っている言葉です。

「強健な体力」【きょうけんなたいりょく】

この「強健」は、「強靭」とよく似た言葉で、それと同様に「肉体」に対してもよく使われます。

「強健な体力」とすると、疲れることのない姿の表現になり、教育機関や軍隊などではこちらの言葉の方がよく用いられています。