「自嘲気味」とは?意味や使い方!分解して解釈
「自嘲気味」とは、「自分で自分を価値がないものと思ってあざける感じ・様子」を示す言葉です。
「自嘲気味」の「意味・読み方・分解した意味の解釈・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「自嘲気味」とは?
- 「自嘲気味」を分解して解釈
- 「自嘲気味」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「自嘲気味」の類語や言い換え
「自嘲気味」とは?
「自嘲気味」とは、「自分で自分のことを価値がないつまらないものとしてあざける感じ・様子」を意味する言葉です。
「自嘲気味」とは簡単に言えば、「自分で自分を軽蔑して馬鹿にしている感じやその傾向」のことです。
「自嘲気味」という言葉は、「自分のことを価値がない人間と思い込んで軽視する感じ・傾向」や「自分のことをつまらない者と思ってあざけって軽蔑する感じ・様子」を意味しています。
「自嘲気味」という言葉には、「完全に自分で自分をつまらないものとして軽蔑しきっているわけではないが、自嘲するような感じ・傾向・雰囲気がある」といったニュアンスがあります。
- 「自嘲気味」の読み方
「自嘲気味」の読み方
「自嘲気味」の読み方は、「じちょうぎみ」になります。
「自嘲気味」を分解して解釈
「自嘲気味」を「自嘲」と「気味」に分解して、その意味を解釈していきます。
- 「自嘲」
- 「気味」
「自嘲」
「自嘲(じちょう)」という言葉は、「自分で自分のことを嘲ること(あざけること)」を意味しています。
「嘲る(あざける)」というのは、「軽蔑・軽視して馬鹿にすること」や「馬鹿にして悪口を言ったり笑いものにしたりすること」を意味する言葉です。
「自嘲」というのは「自分で自分をつまらない人間(価値のない人間)だと思い込んで軽蔑すること」であり、「自己否定・自己嫌悪・自己批判・自虐精神」など自分で自分の価値をおとしめる意味のニュアンスを含んでいるのです。
「気味」
「気味(きみ・ぎみ)」という言葉は、「名詞・動詞の連用形に付く形で、そのような傾向・様子・雰囲気などがあること」を意味しています。
「自嘲+気味=自嘲気味」で、「自分で自分のことをあざけって軽視・軽蔑する感じや様子・傾向があること」を意味しています。
「自嘲気味」という言葉の「気味」には、「完全な自嘲・きつい自己否定ばかりをしているわけではなくて、そういった自嘲の傾向・様子がある」といったニュアンスも込められています。
「自嘲気味」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「自嘲気味」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「自嘲気味」を使った例文1
- 「自嘲気味」を使った例文2
「自嘲気味」を使った例文1
「愛妻と離婚した影響なのだろうか、最近の彼は何だか自嘲気味でネガティブな言動が増えています」
この「自嘲気味」を使った例文は、「愛妻と離婚して精神が不安定になっている影響なのか、最近の彼は何だか自分で自分のことを軽視するような感じのネガティブな言動が増えている」ということを意味しています。
この例文の「自嘲気味」は、「自分で自分のことを価値のない人間のように思い込んで軽視したりあざけったりする感じ・傾向」のことを示唆しています。
「自嘲気味」を使った例文2
「他人まで暗く落ち込ませるような自嘲気味な雰囲気ばかり漂わせていると、周囲にいる友人知人も次第に離れていってしまうでしょう」
この「自嘲気味」を使った例文は、「他人まで暗く落ち込ませるような、自分で自分のことをあざけって軽視する雰囲気ばかり漂わせていると、周囲にいる友人知人も次第に離れていってしまう可能性が高い」ということを意味しています。
この例文の「自嘲気味」は、周囲にいる人たちを遠ざけることもある「自分で自分のことをつまらない奴だと蔑んで軽視・否定するような雰囲気・態度(感じ)」のことを意味しています。
「自嘲気味」の類語や言い換え
「自嘲気味」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「自己否定気味・投げやりな感じ」
- 「自己嫌悪の傾向・自分を蔑む態度」
- 「自己卑下の傾向」
「自己否定気味・投げやりな感じ」
「自嘲気味」の類語・言い換えとして、「自己否定気味(じこひていぎみ)・投げやりな感じ」があります。
「自嘲気味」というのは、「自分で自分を否定的にとらえてあざける傾向」や「自分を価値のない存在と考えて投げやりになる様子」を意味する言葉です。
それらの意味から、「自嘲気味」と似たような意味合いを持つ類語として、「自己否定気味・投げやりな感じ」を上げることができます。
「自己嫌悪の傾向・自分を蔑む態度」
「自嘲気味」の類語・言い換えとして、「自己嫌悪の傾向・自分を蔑む態度」があります。
「自己嫌悪の傾向」というのは、「自分で自分のことを嫌いに思う傾向」を意味しています。
「自分を蔑む態度」の言葉の意味は、「自分で自分の価値をおとしめるような態度」や「自分で自分に価値がないとして見下す様子」になります。
自分で自分をつまらないものと思い込み軽蔑することを意味する「自嘲気味」の言葉は、「自己嫌悪の傾向・自分を蔑む態度」という言葉に言い換えることができます。
「自己卑下の傾向」
「自嘲気味」の類語・言い換えとして、「自己卑下の傾向(じこひげのけいこう)」があります。
「自己卑下の傾向」とは、「自分で自分を劣ったもの(価値がないもの)と思い込んで、貶めたりいやしめたりする傾向」のことを意味しています。
自分で自分をつまらないものと思い込んで軽視する傾向を示す「自嘲気味」の類語(シソーラス)として、「自己卑下の傾向」を指摘することができます。
「自嘲気味」という言葉について徹底的に解説しましたが、自嘲気味には「自分で自分のことを価値がないつまらないもの、価値がない存在として軽蔑する感じ」などの意味があります。
「自嘲気味」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「自己否定気味・投げやりな感じ」「自己嫌悪の傾向」「自己卑下の傾向」などがあります。
「自嘲気味」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。