「同封」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!「同封」と「同梱」の違い
インターネットが普及する中、紙面上のやり取りは減りつつあります。
しかし今だ書類を紙面にて作成・提出することは多くあり、その際に「同封」という言葉が使われることがあります。
ビジネスシーンでも用いられる言葉であり、類語・類義表現も存在するため正しい使い方と意味の理解が求められます。
目次
- 「同封」の意味とは?
- 「同封」の読み方と漢字について
- 「同封」の言葉の使い方
- 「同封」を使った言葉と意味を解釈
- 「同封」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「同封」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「同封」の英語(解釈)など
- 「同封」と「同梱」の違い
「同封」の意味とは?
「同封」という言葉の意味として、手紙を封筒に入れる際に一緒に他の物を入れることを意味します。
一緒に入れるものに決まりはなく、切手・写真・小物など封筒に入るものであればなんでも適応となります。
しかしあくまで主となる手紙が入っており、それに合わせて入れるという解釈のため、基本的に手紙に関係したものを入れます。
また最近では手紙だけでなく、紙面上の物に合わせて入れると認識されており、「同封」の意味の幅が広がっています。
「同封」の読み方と漢字について
「同封」という言葉は「どうふう」と読みます。
単語の「封」について、単体で「閉じ目を閉じたもの・開けられないもの」といった意味を持ちます。
その意味から由来して「入れ物に入れる」としての意味合いも持ちます。
そして「同」が合わさることで「同じものに入れる」と意味が構成されています。
「同封」の言葉の使い方
「同封」という言葉は日常的にも使われます。
また目上の人に対して用いても失礼に当たらないため、多くはビジネスシーンの中での書類のやり取りに用いられます。
使い方としては相手に対して「紙面体の物(手紙や書類など)を入れた封筒に一緒に別物を入れている」ということを伝える際に用いられます。
また一緒に入れているかの確認・一緒に入れてほしいとお願いする際にも用いられます。
「同封」を使った言葉と意味を解釈
「同封」という言葉は単語単体でも意味を持ちます。
しかしそれに言葉が合わさることで熟語や慣用句としての使われ方も存在しており、使い方の幅も広い単語とされています。
実際にどのような言葉があるか、紹介します。
- 「同封発送」の意味
- 「同封してください」の意味
「同封発送」の意味
この場合、「同封」状態にあるものを送ることを意味しています。
発送の多くは郵便物として扱う際に適応しており、郵送する意味として解釈されます。
「同封してください」の意味
ここでは相手に対して送るものを「同封」にしてほしいことをお願いしています。
送るものが複数あり、それを一つにまとめてほしいと伝えています。
また上下関係のある場合、時には指示・命令としての意味も併せ持っています。
「同封」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「同封という言葉は様々な場面で用いられており、その頻度も多いため常用語としても認識されています。
しかし前後の言葉や場面に応じてその意味合い・ニュアンスは変わっていくため、正しく理解して使い分けることが求められます。
実際に会話の中でどのように用いられるか、例とその解釈を紹介していきます。
- 「同封」を使った例文1
- 「同封」を使った例文2
「同封」を使った例文1
「取引先に『今回のことをまとめた資料を送ります。必要なデータも同封しておりますのでご参照ください。』と伝えた」
この場合、取引先に対して資料とされる書類を封筒に入れて送っています。
その際、封筒の中に資料に関するデータ媒体(ディスクやUSBなど封筒に収まるもの)を合わせて入れており、一まとめにして送る旨を伝えています。
「同封」を使った例文2
「友人に『旅行に参加した人のリストとその時の写真を同封してほしい』と言われた」
この場合、友人からのお願いとして過去に旅行に行った時の参加者リストを送ってほしいと言われています。
その際、その時に撮った写真もまとめて送ってほしいとしており、「同封」という言葉を用いています。
「同封」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
「同封」という言葉は様々な場面で用いられており、類語や言い換えも多く存在しています。
ビジネスシーンでも多く用いられる為、正しく理解したうえで使い分けることが必要です。
どのような言葉があるか、紹介していきます。
- 「一まとめにする」【ひとまとめにする】
- 「併せる」【あわせる】
- 「まとめ発送」【まとめてはっそう】
「一まとめにする」【ひとまとめにする】
この言葉として、複数あるものを一つにまとめてしまうという意味となります。
まとめる方法は様々ですが、その一つに袋に入れてしまう方法があります。
その袋を「封」としたときに「同封」を言い換えた表現とされています。
「併せる」【あわせる】
「併せる」という言葉の意味として複数あるものを一緒にしてしまうという解釈となります。
その対象は様々ですが、「同封」における紙面体も適応となるため、類語とされています。
「まとめ発送」【まとめてはっそう】
「まとめ発送」という言葉は本来は発送する商品が複数あるものをまとめてしまい、1回の発送で済むようにすることです。
多くはオークションや郵便物などに適応しておりビジネスシーンで用いられる事は少ないです。
しかしその意味としては「同封」と同義とされています。
「同封」の英語(解釈)など
「同封」という言葉は様々な場面で用いられており、英語でも表現されることもあります。
実際にどのような言葉で表現されるか、紹介してきます。
- “enclose”
“enclose”
“enclose”という単語は本来、取り囲むという意味を持つ動詞です。
しかし他の意味として「手紙や切手・写真などを一緒に入れる」という意味も持っています。
そのため「同封」を表す単語とされています。
「同封」と「同梱」の違い
「同封」という言葉は時に「同梱」という言葉と混同している人もいます。
大枠の意味としてはどちらも同じであり、一まとめにして送ることとされています。
しかし「同封」では封筒にまとめることに対し、「同梱」では荷物を箱や袋・ケースなどの入れ物にまとめてしまうことを意味しています。
そして一緒に入れるものも「同封」同様に箱の中に入れるものには主となるものがあり、それに関連するものとなります。
そのため封筒には入らないようなものに・使わない場合に対して「同梱」という言葉が適応します。
「同封」という言葉はビジネスシーンで多く用いられており、時には正式書類とその資料など重要なものを入れる・送る際にも使われます。
そして「一緒にまとめる」という意思表示としての役割も持っているため、混乱・トラブルを引き起こさないためにも正しい使い方が求められます。