「少し」の意味とは?「ちょっと」との違い、ビジネス敬語や類語、英語を紹介!
「少し」、という表現は誰もが1度は使ったことがあるのではないでしょうか。
「少し」だけ、などといった言い回しはよく使われますね。
それならば「少し」、という言葉はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「少し」、いう表現について紹介します。
目次
- 「少し」の意味とは?
- 「少し」の読み方?
- 「少し」の英語(解釈)
- 「少し」と「ちょっと」の違い
- 「少し」の言葉の使い方
- 「少し」を使った言葉と意味を解釈
- 「少し」を使ったビジネス敬語での例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
- 「少し」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
「少し」の意味とは?
「少し」、という言葉はちょっと、少々、という意味を持ちます。
数量等が多くないこと、という意味を持ち、数量や程度等がわずかである様子を指します。
例えば「少しだけ値上がりした」と言えば、たいした程度ではないけれど値上がりした、という意味になります。
「少しだけ食べたい」と言えば、たくさん食べたいわけではないけれどほんの1枚だけ、ほんの1つだけ、食べてみたい、という意味になります。
ダイエット中の人などは「少しだけケーキを食べたい」、「少しだけなら大丈夫」、と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
「少し」の読み方?
「少し」、という表現は「すこし」と読みます。
「小」と漢字が似ていますが、違う字ですので気をつけましょう。
「少し」の英語(解釈)
「少し」、という表現を英語にした場合、よく言われるものが“a few”と“few”、“a little”と“little”になります。
まず、“few”の場合は数えられるものに対して使われ、“little”の場合は数えられないものに対して使われます。
また、“a”がついた場合は「少しある」という意味になり、「2、3ある」という意味になります。
それに対して“a”がない場合は「ほとんどない」という意味になります。
ゼロではないけれどほとんどない、という意味です。
「少し」と「ちょっと」の違い
「少し」、という表現とちょっと、という表現はよく似ていますが、使われる場面が異なります。
ちょっと、という表現はよりカジュアルであり、例えばビジネス等では使われません。
また、「少し」、という表現も場合によってはカジュアルなことがあります。
ビジネスで使っても問題はありませんが、例えばプレゼンテーションなど勝負の場では少々、という表現を使った方が良いでしょう。
「少し」の言葉の使い方
「少し」、という言葉はあらゆる場所で使われます。
買い物をするときに「少しだけ購入する」、食事をするときに「少しだけ食べる」など、様々な言い回しがあります。
子供がご飯を食べない時など、お母さんは「少しだけでも食べなさい」というのではないでしょうか。
ダイエット中に「少しだけなら」と自分に甘くなってしまうこともあるでしょう。
また、「お小遣いが少ない」「お給料が入るまでお金が残り少ないから節約しなければ」などと表現する人もいるかもしれませんね。
「少し」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「少し」という言葉を使った言い回しを紹介します。
- 「少しの間」
- 「少しのお金」
「少しの間」
「少しの間」、というのは、時間が少ない様子を指しています。
例えば「少しの間だけ休憩しよう」などという場合があります。
少ない時間だけ、という意味を持ちます。
また、子供や友達に待っていてもらう時、「少しの間だけ待っていて」と言い聞かせることもあるでしょう。
ただし、最近は物騒な社会だと言われていますから、幼い子供だけで待たせておくのは少々心配ですね。
「少しのお金」
「少し」のお金、というのはわずかな金額、という意味になります。
例えば「財布には少しのお金しか入っていない」などと表現できます。
最近はクレジットカードを使う人が増えましたから、現金がお財布に入っていない、という人も多いかもしれませんね。
また、最近は経済の悪化により、投資に関心を持つ人も増えました。
「少しのお金を大きくしたい人にオススメです」などといった広告を見かけることもあります。
ただし、投資に関しては詐欺に近いものも多いですから、適切なものを選ばなければいけません。
誤った投資をしてしまえばお金をなくすこともあります。
「少し」を使ったビジネス敬語での例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
ここでは「少し」という表現をビジネス敬語にした上での例文をいくつか紹介します。
- 「少し」の例文1
- 「少し」の例文2
「少し」の例文1
「こちらで少々待ちいただけますでしょうか」
来客があった時などは、応接室などで待ってもらわなければいけない場合もあります。
例えば、取引先の相手が来た場合など、応接室などに通し、「少々お待ち下さい」といますよね。
確かに「少しお待ち下さい」でも意味合いはおかしくありませんが、ビジネスでは「少々」という表現が適切です。
「少し」の例文2
「部長は少々席をはずしております」
もしも誰かから電話があった場合、その人が今現在オフィスにいないのであれば、「少々席をはずしております」といった表現が適切です。
また、たとえオフィスにいない人物が自分にとって目上の人であったとしても、電話をしてきた人が取引先の人間など、目上の人である場合、たとえ自分の上司であっても呼び捨てで呼ばなければいけません。
具体的にどこにいるのか、などと説明する人はありませんが、いつ頃戻るのか、という説明ができると良い印象が与えられます。
「少し」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「わずか」【わずか】
- 「幾分」【いくぶん】
- 「些細な」【ささいな】
「わずか」【わずか】
わずかという表現は「極めて少し」しかないこと、「ほんの少し」、あるいはかろうじて、という意味を持ちます。
例えば「残りはわずかしかないから、大切に食べよう」などという言い回しがあります。
わずかしかない、などと、ネガティブな言い回しで使われます。
わずかある、という言い方はしません。
「幾分」【いくぶん】
幾分という表現はいくつかに分けたうちの1つ、いくらか、などという意味があります。
程度が小さい、という意味もあり、例えば「幾分気が引ける」と言えば、「少し気が引ける」という意味になります。
「些細な」【ささいな】
些細な、というのは重要性が低い、重要ではない、という意味を持ちます。
例えば「これは些細な問題だ」と表現することもあるでしょう。
これは「気にするには値しない」という意味になります。
「少し」、という言葉は日常的に使えますが、シチュエーションに応じて「ちょっと」、「少々」などと使い分けなければいけない言葉でもあります。
使い分けができていない場合は敬語がうまく使えないとみなされてしまう場合もありますから、適切な使い方ができるようにしておきましょう。