「誠意」の意味とは「誠意」と「誠実」の違い・類語・読み方・英語【使い方や例文】
「誠意」という言葉の読み方やいみを紹介します。
また「誠意」の英語や対義語、類語を紹介して行きます。
さらに「誠意」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「誠意」の意味とは?
- 「誠意」の読み方?
- 「誠意」の英語
- 「誠意」の対義語
- 「誠意」の言葉の使い方
- 「誠意」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「誠意」を使った例文や短文など
- 「誠意」の類語や類義表現
- 「誠意」と「誠実」の違い
「誠意」の意味とは?
みなさんは「誠意」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
誰かに対して「誠意を見せろ」などと言った経験があるかもしれません。
一方で、今回初めて「誠意」という言葉を知った人もいるでしょう。
「誠意」には、「真面目に物事に向かう心」という意味があります。
「誠意を見せろ」と言った人は、「真面目に物事に向かう心を見せろ」と言ったのかもしれません。
このように「誠意」には「真面目に物事に向かう心」という意味があります。
「誠意」の読み方?
「誠意」は「せいい」と読みます。
それほど難しい漢字は使われていないため、読み間違える事は無いでしょう。
「誠意」は「せいい」と読む事を、これを機会に覚えておきましょう。
「誠意」の英語
「誠意」という言葉を英語にしたいと思った時に、どのような表現をすればいいでしょうか。
例えば英文で仕事先にメールをする時、「誠意」をどのような英語にすればいいでしょうか。
「誠意」を英語にすると“sincerity”(シンセリティ)になります。
“sincerity”には「誠意」という意味があります。
また“good faith”(グッドフェイス)にも「誠意」という意味があります。
このように「誠意」という言葉を英語にしたい時は、“sincerity”や“good faith”などを使って見ましょう。
「誠意」の対義語
「誠意」の対義語には、どのような言葉があるでしょうか。
「誠意」と反対の意味を持つ言葉を知っておきましょう。
- 「不信」【ふしん】
- 「背信」【はいしん】
「不信」【ふしん】
「不信」という言葉には、「信頼しない」「信頼できない」という意味があります。
誰かに対して「信頼できない」という目で見る時に、「不信の目で見る」という言い回しをします。
「背信」【はいしん】
「背信」には、「信用に背く事」という意味があります。
例えば信用に背く行為をする事を「背信行為」という定型句で表現する事ができます。
ゆるせないようなひどい行為を「ゆるしがたい背信行為」などと言います。
「誠意」の言葉の使い方
「誠意」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
「誠意」には真面目に物事に向かう心という意味があるため、そのような心が見られる態度に対して「誠意がある」などと言います。
また本来は、真面目に物事に向かわなければいけない場面で、ふざけた態度を取る人がいますが、このような人を見た時に「誠意」という言葉を使って注意する事ができます。
「誠意を見せろ」「誠意を持て」などという言い回しを使います。
ビジネスシーンだけでなく、恋愛の場面などで、「誠意」という言葉を使う機会が多くなるかもしれません。
「誠意」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
「誠意」を使った言葉や慣用句を紹介します。
知っていると「誠意」という言葉が使いやすくなる言い回しが登場します。
- 「誠意がない」【せいいがない】
- 「誠意を感じない」【せいいをかんじない】
- 「誠意を示す」【せいいをしめす】
「誠意がない」【せいいがない】
「誠意がない」という言葉は良く使われます。
仕事の場面で本気さが足りない時や、真剣な様子が見られない時などに「誠意がない」と言われます。
「誠意を感じない」【せいいをかんじない】
「誠意を感じない」という言い回しも、ビジネスシーンを中心に良く使われます。
誰かの態度を通じて、真面目に物事に向かう心が見られない時に、「誠意を感じない」と言います。
「誠意を示す」【せいいをしめす】
「誠意を示す」という言葉は、恋愛の場面などで良く使われます。
例えば浮気がちな男性が、女性に告白したとしても、本気で告白しているのか判断できないでしょう。
このような時に、男性が「誠意を示す」と言って、スマホの女性の連絡先を全部消去するなど、本気である事を示す行動を取ったりします。
「誠意」を使った例文や短文など
「誠意」という言葉を使った言葉や例文を紹介して行きます。
「誠意」をどのように文章に入れればいいか、コツを覚えましょう。
- 「誠意」を使った例文1
- 「誠意」を使った例文2
「誠意」を使った例文1
「A君の仕事は速いが、『誠意』が感じられず、周囲の評価が低い」
この例文に登場するA君のように仕事は速いけれど、どこか真剣さが足りずに、物足りない印象を与える人がいます。
逆に仕事が遅くても「誠意」を感じられるタイプの人の方が、周囲の信頼を得やすいかもしれません。
「誠意」を使った例文2
「彼女から『誠意』を見せろと言われて、滝に打たれた」
この例文に登場する男性は、彼女がいるのに浮気をしてしまったのかもしれません。
別れたくないなら、私と本気で付き合いたいという気持ちを見せろと言われて、「誠意」を見せるために滝に打たれたのでしょう。
このように、信頼を挽回するためには、「誠意」を見せる必要があるかもしれません。
「誠意」の類語や類義表現
「誠意」の類語や類義表現を紹介します。
「誠意」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「誠心」【せいしん】
- 「至誠」【しせい】
「誠心」【せいしん】
「誠心」には、「人をだましたり、不正をしないような人の心」という意味があります。
「誠心誠意」と「誠意」とセットで使う事がある言葉です。
「誠意」と兄弟のような言葉のため覚えておきましょう。
「至誠」【しせい】
「至誠」には、「ひたすら誠実な事」という意味があります。
「至極」「至高」など、「至」には「これ以上ない」という意味があるため、「至誠」には、「これ以上ないほど誠実」という意味があります。
「誠意」と「誠実」の違い
最後に「誠意」と「誠実」の違いを見て行きましょう。
『誠実』には、「真面目で真心のある様子」という意味があります。
「誠実な人」「誠実な行為」などという使われ方をします。
一方で「誠意」には、「真面目に物事に向かう心」という意味があります。
ふたつの言葉はとても似ていますが、「誠意」は「心そのもの」を指すのに対して、「誠実」は「そのような様子」を指します。
そのため、「誠意のある人」とは言いますが、「誠意な人」とは言いません。
逆に「誠実のある人」とは言わず、「誠実な人」と言います。
二つの言葉には、このような違いがあるため、場面に応じて使い分けましょう。
「誠意」という言葉の意味や使い方を見てきました。
今後誰かに「もっと『誠意』を見せろ」などと言われた時は、しっかりとした対処ができるのではないでしょうか。