「一瞬」の意味とは?「一瞬」は何秒?・読み方・英語・対義語・類語【使い方や例文】
「一瞬」とは、「一度瞬きをするほどの極めてわずかな時間」です。
「一瞬」の「意味・読み方・英語と解釈・使い方・一瞬を使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現・一瞬と刹那の違い」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「一瞬」の意味とは?
- 「一瞬」の読み方
- 「一瞬」の英語(解釈)
- 「一瞬」は何秒?
- 「一瞬」の言葉の使い方
- 「一瞬」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など(意味を解釈)
- 「一瞬」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「一瞬」の類語や類義表現
- 「一瞬」と「刹那」の違い
「一瞬」の意味とは?
「一瞬」の意味は、「一度瞬きをするほどの極めてわずかな時間」や「極めて短い時間・瞬間・刹那(せつな)」になります。
「一瞬」というのは、感覚的にゆっくり認識できないほどの極めて短い時間を意味する言葉なのです。
「一瞬」という言葉は、「瞬間・瞬時・刹那」などの言葉とほぼ同じ意味合いで使われています。
例えば、「風邪薬を飲むと一瞬で体調が良くなりました」や「交通事故が起きるまでは本当に一瞬のことで、何もできませんでした」などの文章で、「一瞬」の意味を示すことができます。
「一瞬」の読み方
「一瞬」の読み方は、「いっしゅん」になります。
「一瞬」の英語(解釈)
「一瞬」の英語・英文とその意味の解釈は、以下のようになります。
- 「一瞬」を使ったEnglishの例
- 「一瞬」を使ったEnglishの例
「一瞬」を使ったEnglishの例
“A traffic accident occurred in a moment.”
この「一瞬」を使った英文は、「交通事故は一瞬で起こりました」を意味しています。
「一瞬」を表現するもっともポピュラーな英語表現が、“in a moment”になります。
「一瞬」を使ったEnglishの例
“I came to like her in a flash.”
この「一瞬」を使った英文は、「私は一瞬で彼女のことが好きになりました」を意味しています。
「一瞬」は英語で、“in a flash(in an instant)”で表現できます。
「一瞬」は何秒?
日本語の「一瞬」という言葉は、「感覚的にとても短い時間・一回またたきするくらいの短い時間」を意味しているので、具体的に「一瞬が何秒である」という定義はありません。
ただし「一瞬」と同じ意味である「瞬間(しゅんかん)」は、「仏教の時間単位」として解釈することができ、その場合には「瞬間(一瞬)=36秒」と定義されています。
仏教に由来する短い時間の単位には、「刹那=013秒・念=018秒・瞬間=36秒・怛刹那(たせつな)=6秒・弾指(たんじ)=2秒・臘縛(ろうばく)=96秒・羅予(らよ)=144秒・須臾(しゅゆ)=2880秒」などがあります。
「一瞬」の言葉の使い方
「一瞬」の言葉の使い方は、「一回瞬きするくらいの極めて短い時間を示す場合」に使うという使い方になります。
「一瞬」という言葉は、「ほんのわずかな時間」や「何かが起こってすぐに」といった意味合いを示すために使われるのです。
例えば、「一瞬で勝負を決めなければ劣勢に追い込まれるでしょう」や「彼がそんなことをするはずないと一瞬目を疑いました」などの文章で、「一瞬」の言葉を正しく使用できます。
「一瞬」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など(意味を解釈)
「一瞬」を使った言葉・慣用句や熟語などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「一瞬画面が暗くなる」
- 「一瞬の油断が命取り」
- 「一瞬の風になれ」漫画
「一瞬画面が暗くなる」
「一瞬画面が暗くなる」の言葉の意味は、「ほんの短い間だけ、画面が暗くなる」を意味しています。
つまり、「ずっと画面が暗くなっている状態」ではなくて「極めて短い時間の間だけ、画面が暗くなる現象」を意味しているのです。
「一瞬の油断が命取り」
「一瞬の油断が命取り」というのは、「一回瞬きする程度のほんの短い時間の油断でも、命取りになってしまうこと」を意味しています。
「車の運転・危険な機械の操作・登山やクライミング・高所作業」などでは、本当に「一瞬の油断が命取り」になるような厳しい現実の瞬間があるのです。
「一瞬の風になれ」漫画
漫画作品の「一瞬の風になれ」は、陸上競技に青春を賭ける高校生たちを主人公にした作品で、佐藤多佳子さんが書いた長編小説「一瞬の風になれ」が原作になっています。
小説を元にして、安田剛士さんが作画した漫画が「一瞬の風になれ」であり、講談社から「全3巻(2006年)」で単行本化されています。
「一瞬の風になれ」では、春野台高校で陸上部に入った努力家の神谷新二、新二の親友で天才的スプリンターとしての素質を持つ一ノ瀬連などの活躍がダイナミックかつ感動的に描かれています。
「一瞬」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「一瞬」を使った例文や短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「一瞬」を使った例文1
- 「一瞬」を使った例文2
「一瞬」を使った例文1
「剣術の達人である新選組の沖田総司は、一瞬で数人の敵を斬り倒してしまいました」
この「一瞬」を使った例文は、「剣術の達人である新選組の沖田総司は、またたきする程度のとても短い時間で数人の敵をあっという間に斬り倒してしまったこと」を意味しています。
「一瞬」を使った例文2
「岩場を自分の手足で登るロッククライミングでは、一瞬の油断が命を落とす危険につながってしまいます」
この「一瞬」を使った例文は、「岩場を自分の手足で登攀(とうはん)するロッククライミングでは、極めて短い時間の油断(気の緩み)でも、それが命を落とす危険につながってしまう」ということを意味しています。
「一瞬」の類語や類義表現
「一瞬」の類語や類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「瞬間・瞬時」
- 「刹那・あっという間」
「瞬間・瞬時」
「一瞬」の類語・類義表現として、「瞬間(しゅんかん)・瞬時(しゅんじ)」があります。
「瞬間」とは、「非常に短い時間・極めて短い時間・何かをした途端すぐに」を意味する言葉です。
「瞬時」の言葉の意味は、「あっという間の時間・またたきするほどの極めて短い時間」になります。
またたきする程度のほんの短い時間を意味する「一瞬」の類語として、「瞬間・瞬時」を上げることができます。
「刹那・あっという間」
「一瞬」の類語・類義表現として、「刹那(せつな)・あっという間」があります。
「刹那」の言葉の意味は、「仏教用語の時間の最小単位を語源とする極めて短い時間」になります。
「刹那」は、「1回、指をパチンと弾く間に60〜65の刹那の時間単位がある」という定義がされています。
「あっという間」は、「極めて短い時間・何もできないほどすぐに時間が過ぎること」を意味しています。
またたくほどの短い時間を示す「一瞬」の類義表現として、「刹那・あっという間」を指摘できます。
「一瞬」と「刹那」の違い
「一瞬」と「刹那(せつな)」の違いは、「一瞬」は「一回瞬きするくらいの極めて短い時間」を意味していますが、「刹那」の方は「仏教用語としての時間の最小単位」が語源になっているという違いがあります。
「一瞬」も「刹那」も「極めて短い時間・またたきするほどの瞬間」という意味は同じなのですが、「刹那」は「仏教用語に由来する時間の最小単位・1回指を弾く間に60か65の刹那があると定義されている」という違いがあります。
また、その時さえ良ければいいの「刹那主義」という言葉がありますが、「一瞬主義」という言葉はないという違いもあります。
「一瞬」という言葉について徹底的に解説しましたが、一瞬には「一度瞬きをするほどの極めて短い時間」などの意味があります。
「一瞬」の類語・類義表現としては、「瞬間・瞬時」「刹那」などがあります。
「一瞬」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。