「仲間」の意味とは?「仲間」と「友達」の違い・読み方・対義語・英語【使い方や例文】
仲間は、解釈に幅がある為、とても使いやすい言葉です。
基本的な意味は一緒ですが、いくつかの解釈で使うことができます。
目次
- 「仲間」の意味とは?
- 「仲間」の読み方
- 「仲間」の英語(解釈)
- 「仲間」の対義語はある?
- 「仲間」の言葉の使い方
- 「仲間」を使った言葉と意味を解釈
- 「仲間」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「仲間」と「友達」の違い
「仲間」の意味とは?
仲間とは、「一緒に何かをしようとする関係」の間柄、もしくは、直接そのような関係の人に対して使います。
「〜とは釣り仲間だ」と言えば、一緒に釣りを楽しむ間柄だということになります。
しかし、自分が相手に対してそのように思っていても、その相手が自分に対してどう思っているかとは別問題です。
その為、一方的に仲間だと思い込んでいたということもありますが、そのような場合でも、自分から見て「仲間」だと思えば、そのように使って構いません。
「仲間」の読み方
「仲間」は、「なかま」と読んでください。
難しい読み方をする言葉ではないので、読み間違うことはまずないでしょう。
この言葉は、読み方より、スマホなどで平仮名から変換する場合に、「中間」としないように気を付けてください。
この「中間」でも「なかま」と読み、「仲間」と同様の使い方をすることがありますが、あまり一般的だとは言えず、にんべんの付け忘れだと思われてしまうことの方が多いです。
「中間」は「ちゅうかん」と読み、「何かから何かの間」という意味で、「中間テスト」などと使われる別の言葉だと覚えておいた方がいいでしょう。
「仲間」の英語(解釈)
仲間は、英語ではいくつかの表記があります。
「友達」という意味に近い「仲間」の場合は“friend”となり、一番使われる表現です。
そこまでの関係ではなく、職場の同僚などの所属している組織や団体の中での「仲間」という意味の場合は、“colleague”と使ってください。
また、「仲間」という関係より深い、志を共にする「同志」と言いたい時には、“comrade”がいいでしょう。
その他に、男同士であれば、“buddy”や“brother”といった表現もスラングとして「仲間」という意味で使えます。
「仲間」の対義語はある?
仲間の反対は、"仲間ではない"という意味になるので、これに該当する言葉を挙げないといけませんが、これが意外と難しく、解釈的に以下の2つが対義語に該当すると考えることができます。
- 「敵」【てき】
- 「無関係」【むかんけい】
「敵」【てき】
1つ目はこの「敵」(てき)です。
「仲間」ではないなら「敵」だと考えることができるので、対義語の1つに間違いありませんが、些か極端な解釈です。
例えば、ゲームの中での「仲間」に対してであればこの「敵」で構いませんが、現実の世界では、「仲間ではない」人全てが自分にとって「敵」という訳でもありません。
「無関係」【むかんけい】
2つ目として、「無関係」(むかんけい)という言葉が挙げられます。
「自分とは一切関係ない」という意味で、「仲間」の反対だと解釈することができます。
「彼も仲間?」と聞かれた時に、「いや、彼は無関係」といったような使い方をすると、反対の意味になります。
これらが一応の対義語だと考えておきましょう。
「仲間」の言葉の使い方
仲間は、一緒に何かの趣味を楽しむような間柄や、職場の同僚などに対して使う言葉です。
この言葉で表現する相手とは、少なくとも話したことくらいはないとそうとは呼べません。
しかし、この「仲間」と表現する間柄で、お互いに顔を知っていて、普通に話もするのに、それ以上のことは知らないということもあるものです。
例として、プロ野球の特定の球団の応援に行った時に、いつも来ている人と仲よくなり、その球団を応援する「仲間」と呼べる存在になったものの、名前や職業などは一切分からないという具合です。
「仲間」を使った言葉と意味を解釈
仲間を使ったよく見かける表現です。
どれもよく見る形なので、詳しく覚えておいて損はありません。
- 「仲間外れ」
- 「本当の仲間」
- 「仲間を大切にする」
「仲間外れ」
「仲間」として認めない、「仲間」の輪に入れないという意味、または、そのような状態の人を指して使う言葉です。
自分がそうなっていると言いたい時にも使える表現で、「仲間」の使い方として一番見掛ける形かも知れません。
また、テスト問題などで、「この中で仲間外れはどれ?」といった使い方を見掛けることがあり、その場合には、「その他の存在とは特徴が違う(それ以外は全てそれが一緒)もの」という意味になります。
「本当の仲間」
「仲間」と呼べる存在の中には、先に挙げたように、名前も知らないという人まで含まれます。
この「本当の仲間」とは、「仲間」の中でも気心の知れた、自分をよく分かってくれている存在のことです。
「親友」という言葉と似た意味だと考えると分かりやすいと思います。
ただし、イコールの存在ではなく、あくまで「仲間」として信頼できる関係を築いている間柄のことになります。
「仲間を大切にする」
一度「仲間」と認めたからには、この「大切にする」ことが大事です。
例えそこまで深い中ではなくても、同じ趣味や目的をもつ「仲間」として、仲よくするのが一番です。
特に相手が困っている時に、すすんで手助けするといった行為が、この「仲間を大切にする」ことだと表現できるでしょう。
逆に、自分が困った時に助けてくれる人が居れば、そのような存在は大切にしないといけません。
「仲間」を使った例文や短文・意味を解釈
仲間を使った例文や短文です。
実際の「仲間」の使い方として多いと思われる形を挙げていきます。
- 「仲間」の例文1
- 「仲間」の例文2
- 「仲間」の例文3
「仲間」の例文1
「彼とは自転車仲間として、たまに一緒にサイクリングを楽しんでいる」
趣味の仲間という使い方で、特に大人になると、身近に居る同僚などより、このような仲間の方が親しくなれるということも多いです。
普段は全く違う職業同士だとしても、趣味という共通のキーワードで結ばれた「仲間」の絆は強いものです。
「仲間」の例文2
「最近は、職場の仲間と飲みに行くことが多い」
職場の仲間は、「同僚」とも表現できますが、その中でも特に親しい間柄という意味でこの「仲間」と使っていると考えていいでしょう。
「仲間」の例文3
「仲間同士のパーティなので、余計な気は遣わなくていい」
仲間だけしか居ないパーティだと言っています。
自分にとっての「仲間」だけでなく、そこに集まっている全ての人が「仲間同士」だという表現です。
大学のサークル内でのイベントなどが、このいい例だと言えるでしょう。
「仲間」と「友達」の違い
「仲間」は、「友達」に近い存在なのは間違いありませんが、前述の「名前も分からない仲間」という例もあったように、必ずしも「友達」と同様の存在だとは限りません。
「友達」と呼ぶからには、まず「同等の関係」であることが条件です。
お互いに好きなことが言い合えるくらいの間柄でないと、「友達」は表現しないものです。
そして、少なくとも名前と連絡先は知っている仲だと考えてください。
つまり、「仲間」より深い関係なのが「友達」で、逆に、学校や職場が一緒だったり、共通の趣味などがあるとは限らないという点が違いになります。
仲間は、決して難しくなく、使い勝手にも優れている言葉だと言っていいでしょう。
特に、同じ趣味のある人を指して「○○(その趣味)仲間」と気軽に使える点は、この言葉ならではだと言っていいでしょう。