「地元」意味とは?「地元」と「地域」「故郷」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】
「地元」という言葉を使う人は意外に多いのではないでしょうか。
最近では「地元」の中学校、などという言い回しをすることも多いですよね。
あるいは、「地元」というのは田舎の言い回しだと思っている人も多いかもしれません。
それならば「地元」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「地元」という言葉について紹介します。
目次
- 「地元」の意味とは?
- 「地元」の読み方
- 「地元」の英語(解釈)
- 「地元」と「地域」の違い
- 「地元」の言葉の使い方
- 「地元」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
- 「地元」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「地元」と「故郷」の違い
- 「地元」の類語や類義表現
「地元」の意味とは?
そもそも「地元」というのは一体なんなのでしょうか。
というのは、「地元」はどこかと聞かれた場合、出生地について答えれば良いのか、生まれた後長く生活していた場所を答えれば良いのか、悩む人は意外に多いのです。
特に出生地とその後育った場所が違う場合、何が「地元」なのかわからない、と考える人も多いかもしれません。
一般的には「地元」というのは最も長く暮らした場所だと考えられています。
生まれた場所と育った場所が違う場合、育った場所を「地元」として答えればまず問題はないでしょう。
しかしその一方で、出生地を1本だと考える人もいるため注意が必要です。
「地元」の読み方
「地元」は「じもと」と読みます。
複雑な読み方ではありませんが、間違えずに読めるようにしておきましょう。
「地元」の英語(解釈)
「地元」という表現は“local”などという言い方もできますが、“hometown”でも良いでしょう。
あるいは、“where I'm from”などと表現することもできますし、“where I was born”ということもできます。
生まれ育った場所を指すのか、ただ単に生まれた場所を指すのか、長く育った場所を指すのか、によって英語の表現が変わってきます。
「地元」と「地域」の違い
「地元」とよく似た表現に地域というものがあります。
「地元」というのはあくまでも生まれた場所、育った場所、長く生活していた場所、という意味を持ちますが、地域というのは何らかの意味合いによって地域と呼ぶことに対し、正当性を持つ場所のことを指しています。
例えば、地域おこしという言い方がありますよね。
そこに住む人たちがお互いに協力し、特定のエリアを活性化させるというものを地域おこしといいます。
この場合は「地元」とは言いません。
「地元」の言葉の使い方
「地元」という表現を使う場合、一般的には地元の学校や地元の考え方、地元の祭りなど、特定の地域に関して使うことがほとんどです。
そしてこれは決して地方にのみ使われる表現ではなく、都会であっても使える表現です。
ただし、先ほども述べたように人によっては出生地を指す場合もありますし、生まれ育った場所を指す場合もあります。
そのため誤解がないようにどのような意味合いで使われているのか、しっかりと理解しておかなければいけません。
「地元」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
ここでは、「地元」という表現を使った言葉について紹介します。
地元ニュース、地元範囲、あるいは地元の掲示板ジモティー等は多くの人が知っているのではないでしょうか。
- 「地元ニュース」【じもとにゅーす】
- 「地元範囲【じもとはんい】」
- 「地元の掲示板ジモティー」【じもとのけいじばんじもてぃー】
「地元ニュース」【じもとにゅーす】
地元ニュースというのは自分のなじみのある地域のニュースを指します。
例えば自分が住んでいる地域以外のニュースにはあまり興味がない、ということもあるでしょう。
確かに全体的な重要なニュースは大切ですが、自分が住んでいない地域のお祭りや自分が住んでいるわけではない地域でどのようなお店が閉店しているのか、などという事は生活には関係がありません。
そのため、地元ニュースに関心を持つ人も多いでしょう。
「地元範囲【じもとはんい】」
地元範囲というのは自分が地元だと捉えている地域の範囲を指しています。
例えば、ある一定の地域で育ってきたにしても、その地域の中で行動範囲が広かったのであれば、その人の地元範囲はそれなりに広くなります。
その一方で、特定の場所でしか生活していなかった、あまり行動範囲が広かったわけではない、などという場合は地元範囲が狭いかもしれませんね。
「地元の掲示板ジモティー」【じもとのけいじばんじもてぃー】
地元の掲示板ジモティーというのは無料の掲示板であり、地域を選択することによって誰でも利用できる無料サービスを指しています。
いらなくなったものを売り出したり、仕事を探したり、サークルやクラブのメンバー募集などをする機能もあり、地元の人と直接やりとりができるという前提のサイトとなっており、多くの人の人気を集めています。
「地元」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「地元」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
どのような言い回しがあるのか、ぜひ知っておきましょう。
- 「地元」を使った例文1
- 「地元」を使った例文2
「地元」を使った例文1
「地元の中学校では、修学旅行で東京に行くらしい」
特に私立の中学校などに行った人は、自分が行くべきだった公立中学校のことを地元の中学と呼ぶ人が多いのではないでしょうか。
小学校からの友達が多くいる地元の中学校は、たとえ私立にいたとしても話題になります。
地元の中学校ではどのようなイベントがある、修学旅行はここに行くらしい、など、話題が盛り上がることもあるかもしれませんね。
「地元」を使った例文2
「都会出身の母は地元という言葉を嫌がる」
地元という表現はあくまでも自分が長く生活した場所のことを指しており、決して地方や田舎でなければならない、と言う事はありません。
都会であったとしても、地元という表現が使えないというわけでは無いのです。
しかし、どうしても地元というのは田舎の言葉であると思っている人も多いのではないでしょうか。
「地元」と「故郷」の違い
自分の生まれ育った場所を指す表現に故郷というものがあります。
故郷という言葉は生まれ育った土地のことであり、地元という表現とよく似ています。
故郷というのは「こきょう」と呼びますが、それ以外にも「ふるさと」と読みます。
つまり、故郷というのは思い入れがある土地を指すことが多いのです。
また、地元というのは今現在住んでいる地域をさすこともありますが、故郷というのは今住んでいない場所について指すことがほとんどです。
「地元」の類語や類義表現
ここでは「地元」という表現の類義語をいくつか紹介します。
- 出身地【しゅっしんち】
- ホームタウン【ほーむたうん】
出身地【しゅっしんち】
地元という言葉以外にも出身地という表現を使う人は多いのではないでしょうか。
出身地であれば都会の人も田舎の人も抵抗なく使える言葉です。
ただし、出身地という言葉の定義も人によって、あるいはシチュエーションによって変わります。
出生地を指す人もいれば、長く生活した場所を指す人もいるため、会話をするときには注意が必要です。
ホームタウン【ほーむたうん】
最近は横文字を使う人も増え、ホームタウンという表現を使う人も多く見られるようになりました。
ホームタウンというのは自分の実家がある場所を指すことが多いと考えられています。
「地元」という表現は使う人はよく使う、使わない人はあまり使わない、という言葉かもしれません。
しかし、「地元」という表現は出身地などという言葉と同じ意味合いで使われますので、ぜひ覚えておきたい言葉です。