「冴える」意味とは? 「冴える」と「冱える」の違い・対義語・英語・類語
「冴える」という言葉は、何気に耳にしていると言った方も多いでしょう。
日常的によく使う言葉なので、ここできちんと意味や使い方など理解しておくと、ご自身で文章作成する際には、上手に用いることができます。
目次
- 「冴える」の意味とは?
- 「冴える」の読み方
- 「冴える」の英語(解釈)
- 「冴える」と「冱える」の違い
- 「冴える」の言葉の使い方
- 「冴える」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
- 「冴える」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「冴える」の対義語・冴えないの意味
- 「冴える」の類語や類義表現
「冴える」の意味とは?
「冴える」の意味は何種類かありますので、一つずつご紹介します。
- 月や星が寒い夜空にくっきりと見えること
- 楽器の澄んだ音色がはっきり聞こえること
- 色がくっきり鮮やかに感じたり、顔色や表情が生き生きとすること
- 意識がはっきりすること
- 頭脳のはたらきが明晰であること
- 眠気がなくなること
- 腕前や技術が際立って鮮やかであること
- にぎやかに盛り上がる・寒さが厳しく感じたり冷えること
これらの意味を持っているので、ご自身で理解しておくと「冴える」を上手に活用することができます。
「冴える」の読み方
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「冴える」の読み方は、「さえる」となります。
「冴える」の英語(解釈)
「冴える」の英語(解釈)は、実に表現の仕方が多いです。
- (光・色・音などが) “be clear ”例:“a bright color” *解釈:冴えた色
- “be wide‐awake ”(目がさえる)
- “a clear tone ”(冴えた音色)
- “clear‐headed ”(頭の冴えた)
- “skilled ”(腕のさえた)
- “a bright moonlight night ”(月のさえた夜)
- “feel depressed down ”(気分がさえない)
- “a dull somber color ”(さえない色)
- “pull make a long face ”(さえない顔色)
「冴える」と「冱える」の違い
「冴える」と「冱える」の違いですが、辞書で「冴える」を探すと同時に「冱える」が表示されます。
同じ意味を持っていることがわかります。
そして、ここ最近は「冴える」の方を用いるケースが多く、以前は「冱える」など記載されていましたが、ここ最近はあまり見かけなくなった漢字です。
同じ意味をもつ「冴える」と「冱える」なので、違いという部分では特にないことがわかります。
「冴える」の言葉の使い方
「冴える」の言葉の使い方は、日常的によく使う言葉なので、ご存知のケースも多いですが、「冴える」自体には多数意味があるので、ここで一度使い方など詳しく理解しておくと文章作成する際にはスムーズに活用することができます。
いくつか「冴える」を使った表現をご紹介するので参考にしてください。
「冴える」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
「冴える」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)、ご紹介します。
- 「目が冴える」
- 「空気が冴える」
- 「頭が冴える」
- 「ビズタイム冴えるブラック」コーヒー
「目が冴える」
「目が冴えるので、ベッドに入ってもなかなか寝付けない」
「目が覚めてしまうので、ベッドに入ってもなかなか眠くならずに困っている」様子がわかります。
目が「冴えてる」ことで、ベッドに入って横になったとしても寝付けずに体が辛くなるようなイメージをもつことができます。
「空気が冴える」
「空気が冴えるので夜空が綺麗ですし、星空がハッキリ見えます」
「空気が冷たいので、夜空が綺麗で星空がハッキリ見えます」
空気が冷たいと夜空も澄んで見えるし、星空もハッキリと見える様子が伝わります。
空気が澄んでいることをイメージできるので、とても空気が冷たくて澄んでいるような雰囲気です。
「頭が冴える」
「テスト前は頭が冴えるように、カフェイン入り栄養ドリンクを飲みます」
テスト前は頭がスッキリするよう、眠くならぬようにカフェイン入り栄養ドリンクを飲みます」という意味です。
テスト前には、しっかり勉強したいので頭をスッキリさせたいし、ねむ気を払ってしっかり対策するために栄養ドリンクを飲む様子がわかります。
「ビズタイム冴えるブラック」コーヒー
「ビズタイム冴えるブラック(コーヒー)で仕事もはかどります!」
「ビズタイム冴えるブラック(コーヒー)を飲むことで、仕事がはかどります、」といった意味です。
最後までスッキリ飲めますし、長時間働くサラリーマンをサポートする飲料として「ビズタイム冴えるブラック」と販売されています。
「冴える」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「冴える」を使った例文や短文など(意味を解釈)ご紹介します。
- 「冴える」を使った例文1
- 「冴える」を使った例文2
「冴える」を使った例文1
「今夜は冴えた月光のお陰で湖に綺麗に月が反射している」
今夜は空気が澄んだ月光のお陰で湖に綺麗に月が燔祭している様子がわかります。
空気が冷たいと月光もしっかりと光を増して綺麗に湖に反射しますし、とても美しい様子が伝わります。
「冴える」を使った例文2
「近頃顔色が冴えない君は、気持ちがふさぎ込みがちです」
近頃顔色に元気がない君は、気持ちがふさぎ込みがちな様子がわかります。
何かあったのか、何か原因があり、そのことで気持ちがふさぎ込んでいるような雰囲気だと感じ取ることができます。
顔色が「冴えない」様子が伝わります。
「冴える」の対義語・冴えないの意味
冴える」の対義語・冴えないの意味は、「鈍る」です。
「最近、頭の回転が鈍る感覚が自分でも感じるようになった」
最近、頭の回転が遅くなった感覚を自分でもわかるようになったといった意味です。
「鈍る」ことで、動きが遅くなったり、かなり思考力が低下している様子がわかります。
「冴える」の類語や類義表現
「冴える」の類語や類義表現は、「澄む」「覚める」。
- 「澄む」
- 「覚める」
「澄む」
「空気が澄むので、深呼吸をすると気持ち良い」
空気が冴えているので、深呼吸をすると気持ち良い様子が伝わります。
空気が冷たくて気持ち良い様子がハッキリとわかるはずです。
かなり空気が澄んで綺麗な場所だということが理解できます。
「覚める」
「目が覚めるので、なかなか寝付けない」
目が冴えるので、なかなか寝付けない様子がわかります。
眠気がなく目が「覚める」は「冴える」とも言い換えることもできます。
「冴える」は様々な意味があって表現方法があります。
一つ一つ意味を理解しておくことで、しっかりと文章作成する際には、上手に活用することができ、文章表現がスムーズにできるようになります。
ここでは、例文も含めて対義語・類語・英語表現などご紹介したので参考にしてください。