「大胆」の意味とは?「大胆」と「豪快」の違い・読み方・対義語・類語・英語
「大胆」とは、「思い切りよく物事をやってのけること・度胸が据わっていて物怖じしないこと」です。
「大胆」の「意味・読み方・英語と解釈・対義語・使い方・大胆を使った言葉・例文と解釈・大胆と豪快の違い・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「大胆」の意味とは?
- 「大胆」の読み方
- 「大胆」の英語(解釈)
- 「大胆」の対義語
- 「大胆」の言葉の使い方
- 「大胆」を使った言葉と意味を解釈
- 「大胆」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「大胆」と「豪快」の違い
- 「大胆」の類語や類義の表現
「大胆」の意味とは?
「大胆」という言葉には、以下のような意味があります。
- 「大胆」の意味1:勇気があり思い切っていること
- 「大胆」の意味2:図々しいこと
「大胆」の意味1:勇気があり思い切っていること
「大胆」の意味は、「勇敢に思い切りよく、物事をやってのけること」や「難題(強敵)に直面しても、度胸が据わっていて物怖じしないこと」になります。
「大胆」という言葉は、「肝っ玉が太いこと=度胸が据わっていて勇気があること」を意味していて、「困難・危険に直面しても、思い切って物事を行うことができること」を示唆しているのです。
「大胆」の意味2:図々しいこと
「大胆」の意味は、「相手に配慮せず図々しいこと」や「小さなことを気にしなくて図太いこと」になります。
現代では「大胆」は「思い切って物事をやってのける」という意味で使われることが多いのですが、「大胆」には「大胆に店員の隣で万引きをしている男がいた」のように「図々しくて厚かましいさま」の意味でも用いられることがあります。
「大胆」の読み方
「大胆」の読み方は、「だいたん」になります。
「大胆」の英語(解釈)
「大胆」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“bold、boldness”(名詞形)(「大胆な・勇敢な・図太い」から、「大胆」を意味します。)
“Let's play a tennis with more boldness. ”(もっと大胆にテニスをプレイしなさい。)
“daring”(「大胆な・向こう見ずな」から、「大胆」を意味します。)
“This big plan was daring. ”(この大きな計画は大胆でした。)
“fearless”、“fearlessness”(名詞形)(「恐れがないこと」から、「大胆」「大胆不敵」を意味します。)
“She is fearless of her birth. ”(彼女は出産に対して恐れず大胆です。)
“audacious”(「大胆な・図太い」から、「大胆」を意味します。)
「大胆」の対義語
「大胆」の対義語には、以下のような言葉があります。
- 「小心・小胆」
- 「慎重・臆病」
「小心・小胆」
「大胆」の対義語として、「小心(しょうしん)・小胆(しょうたん)」があります。
「小心」とは「気が小さくて臆病なこと」、「小胆」とは「肝っ玉が小さくて臆病なこと」を意味しています。
勇気があり思い切って行動する「大胆」とは反対の意味を持つ対義語として、「小心・小胆」を指摘できます。
「慎重・臆病」
「大胆」の対義語として、「慎重(しんちょう)・臆病(おくびょう)」があります。
「慎重」とは「注意深くて軽々しい言動をしないこと」、「臆病」とは「小心でちょっとしたことでも恐れること」を意味しています。
度胸が据わっていて勇敢な「大胆」とは反対の意味を持つ対義語として、「慎重・臆病」を上げられます。
「大胆」の言葉の使い方
「大胆」の言葉の使い方は、「思い切りよく物事をやってのける場合」に使うというものになります。
例えば、「彼女はリスクのある大胆な挑戦をしてきました」や「大胆に行動することで道が開けてきます」などの文章で使用できます。
また、「大胆」は「図々しいことをしている時・図太い態度が見られる場合」にも使うことができます。
例えば、「本人の目の前で大胆に悪口を言う」や「大胆な厚かましい態度に呆れてしまった」などの文章で、「大胆」の言葉を正しく使えるのです。
「大胆」を使った言葉と意味を解釈
「大胆」を使った言葉である「大胆不敵」と「大胆な行動」について、それぞれの意味を解釈していきます。
- 「大胆不敵」
- 「大胆な行動」
「大胆不敵」
「大胆不敵」の四字熟語の意味は、「度胸・勇気があって、恐れを知らないこと。
何ものをも恐れることがないさま」になります。
「不敵」の言葉自体に「大胆で恐れを知らないこと・敵を敵とも思わず恐れないこと」の意味があり、「大胆」と「不敵」が合わさって「大胆不敵」になることで、「敵を恐れない度胸があること」が強調されています。
「大胆な行動」
「大胆な行動」とは、「勇気を出した思い切った行動」や「小さな物事・リスクを恐れることがない度胸の据わった行い」を意味しています。
「大胆な行動」とは、普通の人であればまずしないであろう「リスク(危険)や不安のある行動」を思い切ってやってのける行動のことなのです。
「大胆」を使った例文や短文・意味を解釈
「大胆」を使った例文や短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「大胆」の例文1
- 「大胆」の例文2
「大胆」の例文1
「彼の勇気ある大胆な告白が、彼のことを異性として改めて意識するきっかけになりました」
この「大胆」を使った例文は、「彼の勇気を出した、振られることを恐れない思い切った告白が、彼のことを異性として改めて意識するきっかけになった」ということを意味しています。
「大胆」の例文2
「家族に断ることもなく、一方的に相手の家に上がり込もうとしたのは、あまりにも大胆で無礼な振る舞いです」
この「大胆」を使った例文は、「家族に断ることもせずに、一方的に相手の家に上がり込もうとしたのは、あまりにも図々しくて(非常識で)無礼な振る舞いである」ということを意味しています。
「大胆」と「豪快」の違い
「大胆(だいたん)」と「豪快(ごうかい)」の違いは、「大胆」は「失敗を恐れずに思い切って物事を行うさま」を意味していますが、「豪快」の方は「堂々(毅然)として、力に満ち溢れていて気持ちが良いさま」を意味しているという違いがあります。
「大胆」は「思い切った行動=リスクを取ることのできる勇敢(無謀)な行動」を意味していますが、「豪快」の方は「規模が大きい・堂々としている・力に満ち溢れていて自信があるなどの好ましい性格・気質・やり方」を意味しているという違いがあるのです。
「大胆」の類語や類義の表現
「大胆」の類語や類義の表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「大胆」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「度胸・豪放・不敵・果敢」
- 「怖いもの知らず・根性の据わった・肝っ玉」
「度胸・豪放・不敵・果敢」
「大胆」の類語・類義表現として、「度胸(どきょう)・豪放(ごうほう)・不敵(ふてき)・果敢(かかん)」があります。
「度胸」とは「物事に動じることのない心」、「豪放」とは「些細なことを気にしない大胆さ」、「不敵」とは「大胆で恐れを知らないこと」、「果敢」とは「恐れずに積極的に動くさま」を意味しています。
勇敢に思い切って行動する「大胆」の類語として、「度胸・豪放・不敵・果敢」を指摘できます。
「怖いもの知らず・根性の据わった・肝っ玉」
「大胆」の類語・類義表現として、「怖いもの知らず・根性の据わった・肝っ玉(きもったま)」があります。
「大胆」というのは、「度胸が据わっていて怖いもの知らずであるさま」や「たくましい折れない精神を持っていること」を意味しています。
その「大胆」と似た意味合いを持つ類義表現として、「怖いもの知らず・根性の据わった・肝っ玉」を上げられます。
「肝っ玉」とは、「古代から肝に宿っているとされる気概・勇気・度胸などの精神」のことを意味しています。
「大胆」という言葉について徹底的に解説しましたが、大胆には「思い切りよく物事をやってのけること」や「度胸が据わっていて大らかなこと」などの意味があります。
「大胆」の類語・類義表現としては、「度胸・放胆・果敢」「怖いもの知らず・根性の据わった」などがあります。
「大胆」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。