「異なるカルチャー」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】
「異なる」とは、「二つ以上のものの間に違いがあること・あるものとは別であること」です。
「異なる」の「意味・読み方・英語と解釈・語源・対義語・使い方・異なるを使った言葉・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「異なる」の意味とは?
- 「異なる」の読み方
- 「異なる」の英語(解釈)
- 「異なる」の語源
- 「異なる」の対義語
- 「異なる」の言葉の使い方
- 「異なる」を使った言葉と意味を解釈
- 「異なる」を使った例文・短文と意味の解釈
- 「異なる」の類語や類義表現
「異なる」の意味とは?
「異なる」の意味は、「二つ以上のものの間に違いがあること」や「あるものとは別であること」になります。
「異なる」という言葉は、「二つのものや二つの状態を比べてみて同じではないこと、違っていること」を意味しているのです。
「異なる」の言葉の意味は、「違いがあること・別であること・同じではないこと」というシンプルなものになっています。
一方で、「異なる」という言葉は「異なる景色・異なる言語・金額が異なる・理由が異なる・異なる価値観・生き方が異なる・異なる仮説」など実に様々な言葉と結びついて修飾することができる特徴も持っています。
「異なる」の読み方
「異なる」の読み方は、「ことなる」になります。
「異なる」の英語(解釈)
「異なる」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“different”(「異なる」を意味するもっとも一般的な形容詞は“different”になります。)
“Why are those different from past model?”(それらはなぜ昔のモデルとは異なっているのですか?)
“be different from〜、differ from”(〜とは異なっている。)
“It's different from the old values. ”(昔の価値観とは異なっています。)
“My lifestyle differed from your way of life. ”(私のライフスタイルは、あなたの生き方とは異なっています。)
“vary”(「変わる・変化する」から、「異なる」を意味しています。)
“These clothes vary in size(color). ”(それらの洋服は、サイズ(色合い)が異なっています。)
“disparate”(「共通点がない・異種の」から、「異なる」を意味しています。)
“Two disparate beliefs stood in opposition. ”(二つの異なる信念・信仰が、対立していました。)
“disagree with〜”(「〜とは意見が合わない」から、「〜とは異なる」を意味しています。)
“I disagree with her social opinion. ”(私は彼女の社会的な意見とは、意見が異なっています。)
“be not like something、be unlike something”(「〜に似ていない」の意味から、「〜とは異なる」を意味しています。)
「異なる」の語源
「異なる」の語源は、「異」という漢字から考えることができます。
「異」の音読みは「イ」、訓読みは「ことなる・あやしい(常用漢字表外の読み)」になります。
「異」という漢字はたくさんの意味を持っている多義的な文字ですが、「異なる」の語源になっているのは「同じではない・違っている・別の・他の」という意味になります。
「異」にはそれ以外にも、「普通ではない・並ではない」や「優れている」「珍しい」「災い・謀反」「あやしむ・変だと思う」などの意味合いがあります。
「異」という漢字の成り立ちは、「人が鬼を追い払う際にかぶるお面をつけて、両手をあげている姿」を描いた象形文字であり、お面をかぶると恐ろしい姿の別人になる事から、「ことなる・違う・普通ではない」を意味するようになったと考えられています。
「異なる」の対義語
「異なる」の対義語は、「同じ・等しい・同一」になります。
「異なる」という言葉は「二つ以上のもの・状態などを比べた時に、違い・差があること」を意味していますから、反対の意味を持つ対義語として「同じ・同一」を上げられます。
「同じ」の言葉の意味は「二つ以上のもの・状況などに違い・差がないこと」であり、「同一」の意味は「全く違いが見つからず、二つ以上のものが一致すること」になります。
「等しい」の意味も、「数量などに違い・差がなくて同じであること」になります。
それらの意味から、「同じ・等しい・同一」という言葉を、「異なる」の対義語として考えることができるでしょう。
「異なる」の言葉の使い方
「異なる」の言葉の使い方は、「二つ以上のものの間に違い(差)がある場合」や「それが他のものとは別である時・同じではない時」に使うという使い方になります。
「異なる」という言葉は、二つ以上のもの・状態などを比べて「同じではないような場合」に使うことができるのです。
例えば、「昨日聞いた話とは条件が異なっているようなので、その条件では承諾できません」や「意見が異なるからといって、議論している相手の人格までも否定してはいけません」「異なる価値観の人との交流を積極的に行っていきたいです」などの文章において、「異なる」という言葉を正しく使うことができます。
「異なる」を使った言葉と意味を解釈
「異なる」を使った言葉である「異なるカルチャー」や「異なる人生観」の意味を解釈していきます。
- 「異なるカルチャー」
- 「異なる人生観(生き方)」
「異なるカルチャー」
「異なるカルチャー」という言葉は、「違っている文化・同じではない文化」のことを意味しています。
「カルチャー(culture)」というのは日本語に訳せば「文化」であり、「文化」というのは「社会(当該集団)を構成する人々によって、共有されたり習得されたりする行動様式や生活様式の総体のこと」や「文学・芸術・思想・建築・価値観など精神的に価値があるものを具体的な形・生活様式にしたもの」を意味しています。
「異なるカルチャー」というのは、例えば、「体育会系の上下関係の厳しいカルチャー」と「文化系のフラットな人間関係のカルチャー」のように「同じではない違いが目立つカルチャー(自分が慣れ親しんできたものとは違うカルチャー)」を意味しているのです。
「異なる人生観(生き方)」
「異なる人生観・異なる生き方」の言葉の意味は、「二人以上の人の間でどのように生きるべきか、人生の本質とは何なのかについての考え方が違っている」ということになります。
「異なる人生観」とは、例えば、「働かざる者、食うべからずという人生の本質についての考え方・見方」と「お金があれば別に働かなくても良いという人生の本質についての考え方・見方」との間にある違いのことです。
自分の人生観とは内容や方向性が違っている人生観のことを「異なる人生観(生き方)」と呼んでいるのです。
「異なる」を使った例文・短文と意味の解釈
「異なる」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「異なる」の例文1
- 「異なる」の例文2
- 「異なる」の例文3
「異なる」の例文1
「昔とはすっかり異なる景色を見て、ここが中学生の頃まで住んでいた場所であるとはにわかに信じられませんでした」
この「異なる」を使った例文は、「昔と比べてまったく変わっている(まったく別ものになっている)景色を見て、ここが中学生の頃まで住んでいた同じ場所であると、すぐには信じられなかった」ということを意味しています。
「異なる」の例文2
「異なる価値観をぶつけ合う二人はまさに水と油で、会うたびにいつも喧嘩ばかりしていました」
この「異なる」を使った例文は、「折り合わない価値観(同じでなく対立する価値観)をぶつけ合う二人はまさに水と油の関係(仲が悪い関係)で、会うたびにいつも喧嘩ばかりしていた」ということを意味しています。
「異なる」の例文3
「一週間前に聞いた話と比べると、契約内容と見積もりの金額が異なっているので、その業者のことを信用することができなくなりました」
この「異なる」を使った例文は、「一週間前に聞いた契約の話と比べてみると、契約内容も見積もりの金額も以前とは違ったもの(まったく別の内容・違う数字)に変わっているので、嘘をつくその業者のことを信用することができなくなった」ということを意味しています。
「異なる」の類語や類義表現
「異なる」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「異なる」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「違う・変わる」
- 「相違する・食い違う」
「違う・変わる」
「異なる」の類語・類義表現として、「違う・変わる」があります。
「異なる」という言葉の意味は、「二つ以上のもの・状態を比べた時に違っている。
同じではない」ということです。
あるいは、「異なる」には「以前のもの・状態とは変わってしまっている」という意味もあります。
それらの意味から、「異なる」の類語として、「違う・変わる」という言葉を指摘することができるのです。
「相違する・食い違う」
「異なる」の類語・類義表現として、「相違する(そういする)・食い違う(くいちがう)」があります。
「相違する」の言葉の意味は、「二つのものの間に違いがあること」になります。
「相違」の言葉を用いた「相違ない」には、「間違いがなくて確実である」といった意味合いがあります。
「食い違う」という言葉の意味は、「以前の発言内容・状況・状態などと比べると違っていること」になります。
二つのものの間に違いがあることなどを意味する「異なる」の類義表現として、「相違する・食い違う」を上げることができるのです。
「異なる」という言葉について徹底的に解説しましたが、異なるには「二つ以上のものの間に違いがあること」や「あるものとは別であること」などの意味があります。
「異なる」の類語・類義表現としては、「違う・変わる」「相違する・食い違う」などがあります。
「異なる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。