「己を磨く」とは?意味・読み方・英語【使い方や例文】
「己を磨く」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「己を磨く」の英語や、「己を磨く」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「己を磨く」の意味とは?
- 「己を磨く」の意味
- 「己を磨く」の英語
- 「己を磨く」に関連する四文字熟語
- 「己を磨く」の言葉の使い方
- 「己を磨く」を使った例文
- 「己を磨く」事の大切さ
「己を磨く」の意味とは?
「己を磨く」という言葉を知っているでしょうか。
「己を磨く」は「おのれをみがく」と読みます。
すでに「己を磨く」という行為を実行している人もいるかもしれません。
また身近な誰かが「己を磨く」行為をしていると感じるかもしれません。
一方で「己を磨く」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「己を磨く」の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、「己を磨く」事の大切さに気付くかもしれません。
そして始めた物事が、人生を豊かにするためのきっかけになるかもしれません。
「己を磨く」の意味
「己を磨く」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「己を磨く」の「己」には「自分」という意味があります。
さらに「磨く」には、「努力をして学問や芸の技を磨く」という意味があります。
「磨く」という言葉を聞いた時に、最近流行した、アルミホイルを丸めて紙やすりで削ったボールの事を思い出した人もいるかもしれません。
アルミホイルのでこぼこしたかたまりも、念入りに「磨く」事で、光沢が出てピカピカ光ります。
自分も「磨く」事で、すでに身に付けた学問や芸事を、さらにレベルアップさせる事ができるかもしれません。
得意な技や学問が、ピカピカと光り出すかもしれません。
このように「己を磨く」には、努力して、自分の長所をますます上達させていくという意味があります。
「己を磨く」の英語
「己を磨く」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「己を磨く」を英語にすると、“improve one's skills”(インプローブワンスキル)になります。
“improve”には「改善する」「向上させる」という意味があり、“skills”には「技量」という意味があります。
「スキル」というカタカナ語として、日本でも一般的に良く使われる言葉です。
そのため、“improve one's skills”は「技量を向上させる」「己を磨く」という意味になります。
このように「己を磨く」という言葉を英語にすると“improve one's skills”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「己を磨く」に関連する四文字熟語
「己を磨く」と似た意味を持つ四文字熟語を紹介します。
座右の銘にしたいような、素敵な四文字熟語が登場するかもしれません。
- 「奮励努力」
- 「一心精進」
- 「粉骨砕身」
「奮励努力」
「奮励努力」は「ふんれいどりょく」と読みます。
「奮励努力」には、「気力を奮い立たせて、絶え間なく努力を続ける」という意味があります。
「己を磨く」ためには、絶え間ない努力が必要ですので、関連した四文字熟語と言えるでしょう。
「一心精進」
「一心精進」は「いっしんしょうじん」と読む四文字熟語です。
「一心精進」には、「一つの事をひたすらに思い続けて、努力を続ける」という意味があります。
「己を磨く」時には、わき目もふらず、伸ばしたい長所に集中する必要があるでしょう。
「粉骨砕身」
「粉骨砕身」は「ふんこつさいしん」と読む四文字熟語です。
骨が砕けても気にしないくらい全力で事にあたるという言葉で、「全力で努力する」という意味があります。
スポーツなどを極めたい人に、この言葉はしっくりくるかもしれません。
「己を磨く」の言葉の使い方
「己を磨く」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「己を磨く」には、努力して自分の持っている技量や学問のレベルをさらに上げるという意味があります。
そのため自分の長所を伸ばすために努力している人は「己を磨く」という言葉で、自分の毎日を表してみましょう。
また精神的な成長をめざし、座禅をしたり、読書を重ねている人も、人間力に磨きをかけるという意味で「己を磨く」と言えます。
すでに十分綺麗な女性が、筋トレや有酸素運動をしたり、体に良い食事を心がけてさらなる美貌を手に入れようと努力する姿も、「己を磨く」と表現する事ができるでしょう。
「己を磨く」を使った例文
「己を磨く」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「己を磨く」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「己を磨く」の例文1
- 「己を磨く」の例文2
「己を磨く」の例文1
「夏に向けてエステ通いを始め『己を磨く』覚悟を決めた」
この例文に登場する女性はすでに美しく、周囲の人から羨望の眼差しで見られているかもしれません。
さらに夏の薄着になる季節に向けて、エステ通いを始め、美を極めようとしている事が分かります。
このレベルの美しさを手に入れると、多少の短所があっても消えてしまうほどの魅力を発揮するかもしれません。
「己を磨く」の例文2
「社長になっても『己を磨く』事を忘れない、尊敬できる人だ」
普通の人なら社長などの高い地位についたり、お金持ちになると言動が淀んでしまうものです。
しかし、この例文に登場する社長のように、社会的地位を手に入れても「己を磨く」事を止めない人がいます。
さらに光り輝き、さらなる高い地位を手に入れる事になるでしょう。
「己を磨く」事の大切さ
「己を磨く」という言葉を使う時は、短所を克服するというよりも、長所を伸ばし輝かせるという意味になります。
なぜすでに長所と呼ばれる部分を伸ばす必要があるのでしょうか。
短所を克服しても、ようやく人並みになれるだけですが、長所を伸ばせば、他の人にはない強みを手に入れる事ができます。
例えば勉強ができなくて、野球が得意な子供が、勉強を克服する事を選んだ時、結果的に勉強が普通にできて、野球が得意な子供になります。
このような子供はたくさんいますので、目立つ事はないでしょう。
しかし得意な野球を伸ばす事を選べば、勉強ができないけれど、野球が誰よりも得意に子供になれます。
野球の技量により、スポーツ推薦で進学できるかもしれませんし、プロ野球選手になれるかもしれません。
このように「己を磨く」と、その他大勢ではなく、突出する事ができるというメリットがあります。
「己を磨く」という言葉の意味や使い方を見てきました。
みなさんの中にも、自慢したいような長所、技量などがあるはずです。
つい短所の克服に労力を割いてしまいがちですが、「己を磨く」という言葉を知ったのを機に、長所をさらに伸ばす事にも力を入れてみましょう。