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「狂気の沙汰」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「狂気の沙汰」の意味や類語を紹介します。

さらに「狂気の沙汰」の使い方や、「狂気の沙汰」を使った例文を紹介して行きます。

狂気の沙汰

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「狂気の沙汰」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「狂気の沙汰」の意味とは?
  • 「狂気の沙汰」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「狂気の沙汰」の言葉の使い方
  • 「狂気の沙汰」を使った例文
  • 「沙汰」を使った言葉


「狂気の沙汰」の意味とは?

「狂気の沙汰」の意味とは?

みなさんは「狂気の沙汰」という言葉を知っているでしょうか。

初めて知る言葉だという人もいるかもしれません。

小説を読むのが趣味という方や、日頃から新聞などを読む習慣がある人は、すでに「狂気の沙汰」という言葉に親しんでいるでしょう。

また会社の誰かから、「狂気の沙汰」だと言われた経験がある人も、中に入るかもしれません。

「狂気」という激しい言葉が使われていますので、意味を知らなくても興味が湧く人もいるでしょう。

そこで、「狂気の沙汰」の読み方と意味を紹介して行きます。

  • 「狂気の沙汰」の読み方
  • 「狂気の沙汰」の意味

「狂気の沙汰」の読み方

「狂気の沙汰」「きょうきのさた」と読みます。

「狂気」「きょうき」「沙汰」「さた」と読みます。

「狂気」はともかく、「沙汰」という言葉を読めない人は多いでしょう。

これを機会に「狂気の沙汰」「きょうきのさた」と読む事を覚えておきましょう。

「狂気の沙汰」の意味

「狂気の沙汰」にはどのような意味があるでしょうか。

「狂気」とは、「精神が正常でなくなる事」という意味があります。

頭がおかしくなっている様子や、狂っている様子などが見られる人は、「狂気」を持っているのかもしれません。

一方「沙汰」には、いろいろな意味がありますが、「狂気の沙汰」という場合は、「問題となるような事件や、その是非が問われるような行動」という意味があります。

そのため、精神が正常でないと思えるような事件や、狂っていると思えるような行動を、「狂気の沙汰」と呼びます。



「狂気の沙汰」の類語や言い換え・似た言葉

「狂気の沙汰」の類語や言い換え・似た言葉

「狂気の沙汰」の類語や、言い換えられるような似た意味の言葉を紹介します。

似た言葉を見る事で、「狂気の沙汰」という言葉の意味が、今よりも深く理解できるようになるでしょう。

  • 「血迷った行動」【ちまよったこうどう】
  • 「逆上する」【ぎゃくじょうする】

「血迷った行動」【ちまよったこうどう】

「血迷った行動」という言葉は「狂気の沙汰」に似ている言葉です。

「血迷う」には、のぼせ上り、正常な判断ができない様子という意味があります。

例えば、ギャンブルをして大きく負けた時に、金融機関にお金を借りて、再びギャンブルを続けるような行動があります。

このような行動は「血迷った行動」と言えるでしょう。

「逆上する」【ぎゃくじょうする】

「逆上する」という言葉もあります。

「逆上」には、興奮して頭や顔が充血するという意味があり、「逆上する」には、興奮してのぼせ上る状態になるという意味があります。

殺人事件の詳細を知ると、本来は仲が良い関係だったのに、裏切りなどの出来事が起こり、「逆上した」人が、相手を殺してしまうという事件があります。

「逆上」しやすいタイプの人は、日頃から心を落ち着かせるようにしましょう。

「狂気の沙汰」の言葉の使い方

「狂気の沙汰」の言葉の使い方

「狂気の沙汰」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「狂気の沙汰」には、精神が正常ではないと思えるような行動や事件という意味があります。

そこで、身の回りの誰かが、異常だと思えるような行動を取った時、事件を起こした時に「狂気の沙汰」という言葉を使ってみましょう。

また自分の過去を振り返って、あの時の行動は、精神が正常ではなかったと思えるような時に、「狂気の沙汰」という言葉を使ってみましょう。

もちろん、テレビやネットのニュースなどを見て、狂った行動、事件だと思った時に「狂気の沙汰」という言葉を使いましょう。



「狂気の沙汰」を使った例文

「狂気の沙汰」を使った例文

次に「狂気の沙汰」という言葉を使った例文を紹介して行きます。

ビジネスシーンの例文は「こんなに評判のよくない会社を買収するなんて『狂気の沙汰』です。

社長、ここはひとつ考え直してくれませんか」
「明日までに1000個納品するなんて、『狂気の沙汰』です。

従業員が疲労で倒れてしまうでしょう」
などです。

トップの判断が常軌を逸している時は、「狂気の沙汰」という言葉を使いたくなります。

恋愛シーンでの例文は、「20歳も年下の男と結婚するなんて『狂気の沙汰』だ。

私は恥ずかしくてお前の事を娘とは呼べなくなるよ」
「10年以上片想いを続けるなんて、『狂気の沙汰』だろ。

俺は彼女の事が本当に好きだから、それでもちっとも辛くないんだ」
などです。

年の差カップルは、周囲から見れば「狂気の沙汰」に見えやすいでしょう。

しかし大切なのは、本人同士がしあわせだと感じる事です。

人の目を気にするような結婚はやめた方がいいでしょう。

「沙汰」を使った言葉

「沙汰」を使った言葉

最後に、「沙汰」を使った言葉を紹介します。

「狂気の沙汰」「沙汰」は、他のどのような言葉に使われているのでしょうか。

  • 「正気の沙汰ではない」
  • 「表沙汰になる」
  • 「色恋沙汰」
  • 「警察沙汰」

「正気の沙汰ではない」

「正気の沙汰ではない」は、「狂気の沙汰」と同じような意味があります。

「正気の沙汰ではない」には、精神が正常な状態で起こした出来事、行為とは思えないという意味があります。

例えば、三日三晩眠らずに仕事を続けるような行動は、健康第一で生きている人からすれば、精神がおかしくなったと思われても仕方ありません。

「三日三晩眠らずに仕事をするなんて『正気の沙汰ではない』」と言われてしまうかもしれません。

「表沙汰になる」

「表沙汰」になるという言葉も、比較的頻繁に使われる言葉です。

「表沙汰」には「世間に知れ渡ってしまう事」という意味があります。

また「本当は内緒にしておきたい事が、世間に知れ渡る」という意味があります。

例えば芸能人の恋愛は、結婚が決まるまで内緒にしておきたいと思えるものでしょう。

しかしスクープ記事が出て、世間に知れ渡ってしまう事があります。

このような時に、「芸能人カップルの恋愛が『表沙汰』になる」という文章を作る事ができます。

みなさんも、誰にも知られたくないような、いくつかの秘密を持っていると思います。

「表沙汰」にならないように、大切に秘密を隠しておきましょう。

「色恋沙汰」

「色恋沙汰」「いろこいざた」と読みます。

この言葉も比較的頻繁に使う言葉です。

「色恋」という言葉には、男女間の恋愛や情事という意味があります。

そのため「色恋沙汰」には、恋愛に関するいろいろな事情という意味があります。

しかし「色恋沙汰」という言葉を使う時、ほとんどの場合が「恋愛関係のもめ事」という意味で使われます。

例えば彼女が浮気をした事で、彼氏が逆上するような事件が起こった時に、「色恋沙汰で、彼氏が暴れた」などという文章を作る事ができます。

彼氏や彼女がいない時期は「色恋沙汰」がうらやましく感じるかもしれません。

しかし実際に「色恋沙汰」の真っ最中にいる人は、とても辛い状況かもしれません。

「警察沙汰」

「警察沙汰」も良く使うメジャーな言葉です。

「警察沙汰」には「警察が出動するような事件になる事」という意味があります。

例えば、友達同士がどちらかの部屋でケンカをしているだけなら、それほど大きな問題になりませんが、飲食店でケンカをして他のお客さんの迷惑になったり、酔っていて喧嘩のスケールが大きくなってくると、警察に通報されます。

このような状況を、「ただのケンカがエスカレートして、『警察沙汰』になった」などという文章にする事ができます。

icon まとめ

「狂気の沙汰」という言葉の意味や使い方を見てきました。

感情的になったり、怒ってしまう事があるかもしれませんが、「狂気の沙汰」と呼ばれるほど、異常な行動をしないように気を付けましょう。