「指摘」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
指摘の意味をご存知でしょうか。
指摘というのは、非常に多く使う言葉です。
会話でも使うことはありますが、普段のコミュニケーションでも使います。
また、ビジネスシーンだったり、小説、そしてさまざまな文章でも一般的に使われています。
この指摘の意味というのは普段はあまり意識することはないかもしれませんが、意味を理解することで、間違った使い方を防ぐことが出来ます。
そこで、指摘の意味ですが、どのような使い方になるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
目次
- 「指摘」の意味とは?
- 「指摘」の類語や言い換え・似た言葉
- 「指摘」の言葉の使い方
- 「指摘」を使った例文と解釈
- 「指摘」の対義語
- 「指摘」と「注意」の違い
- 「指摘」を使用した言葉の解釈
「指摘」の意味とは?
指摘の意味ですが、主に、問題となる事柄をこれだと取り上げることによって、具体的にしっかりとさし示すことを指します。
「欠点を〜する」という用に使われます。
文章中にも使いますが、大切な点や注意すべきこと、さらには、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すことなどを意味しています。
場合によっては、弱点などを指し示す場合もあり、否定的なイメージもあります。
しかし、大切なことを指し示すという意味が本来はあります。
- 「指摘」の読み方
「指摘」の読み方
「指摘」の読み方ですが「してき」と読みます。
指摘の読み方は基本的にはこの言葉自体が有名なので間違ってしまうことはまずはないといえるでしょう。
しかし、指摘という感じを書く時に適という漢字に間違えてしまうことも時にありますので、気をつける必要があります。
「指摘」の類語や言い換え・似た言葉
指摘の類語や言い換え、似た言葉には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
具体的には指示すという意味合いがありますので、それと似た意味の言葉になります。
それでは、みていきましょう。
- 「指し示す」
- 「物申す」
- 「意見する」
「指し示す」
こちらの指し示すについても、指摘と同様になります。
注意深く、またははっきりと指摘するという意味があります。
また該当の箇所を示すという意味合いもあります。
また、指摘とは違い、実際にこちらは、指などで動きを出して示すという意味もありますので、行動とともにこちらの言葉を使うこともあります。
なので、場合によって使い分ける形になります。
「物申す」
こちらの「物申す」も、反対を基本的にはするのですが、それらの理由を提示し、促すという意味合いがあります。
物申すというのは、指摘と同様に、理由をしっかりと指すという強い意味合いがあります。
しかし、指摘よりも、物申すのほうが意見をはっきりと述べるという意味合いが強いですのでこちらもシチュエーションによって使い分ける必要があります。
「意見する」
指摘は「意見する」という言葉にも置き換えることが出来ます。
意見するということは、その反対意見をはっきりと指し示すという意味があり、これは指摘と同様です。
しかし、指摘とは少々違う点が、意見の場合には、該当の箇所だけを示すという意味ではなく、さまざまな考えを述べるという場合にも使われます。
ですので、シチュエーションで使い分けましょう。
「指摘」の言葉の使い方
指摘の言葉を使う際には「○○について指摘する」という形で使うことになります。
こちらに、該当の箇所、気になる点、指し示したい部分などを付け足すことになります。
つまり、何か特定の事柄をこの最初に付け足すことになるのです。
また、指摘された部分をという形で、人の行動についても使うことが出来ます。
また、全体に指摘するという形で、全体を指し示すことも出来ます。
「指摘」を使った例文と解釈
指摘を使った例文にはどういったものがあるのでしょうか。
指摘を使った例文ですが、いくつかの形がありますので、意味などをしっかりと知っておくことがとても大切です。
- 「指摘」の例文1
- 「指摘」の例文2
- 「指摘」の例文3
「指摘」の例文1
「作成した資料に誤りがあると指摘を受ける」
作成した資料の誤りの部分を指摘しています。
つまり、特定の間違いの箇所について、指し示しているわけです。
また、誰かから指摘をされた場合には、「受ける」という形で、指摘の言葉を使うことになります。
「指摘」の例文2
「商品の欠陥について消費者からの鋭い指摘を受けた」
商品の欠陥部分について指摘を受ける場合にはこのような文面になります。
また、指摘の前に「鋭い」という言葉を付け足すことによって、指摘の内容が非常に手厳しいものだったり、怒りを含んでいることになります。
「指摘」の例文3
「的確に指摘された」
指摘される場合にも、さまざまな指摘がありますが、的確な該当箇所を指し示された場合には、的確に指摘されたという使い方もあります。
この場合、指摘の箇所が問題ないという意味を示しており、言われたとおりであるということを表しています。
「指摘」の対義語
「指摘」の対義語ですが、該当の箇所などを指し示す、はっきりと意見をするという意味合いもあります。
そして、その反対を意味する言葉をさすので、「控える」や「遠慮」などという言葉が対義語となります。
「控える」は、自制や他人への配慮をすることです。
そして、ある物事に対して行動や発言などをしないでおくということを意味しますので、指摘とは真逆の考え方になるのです。
たとえば、使い方の例を挙げると「自分の主張を控える」と言った使い方があります。
「指摘」と「注意」の違い
「指摘」と「注意」の違いですが、指摘と注意は、似ていますが、少々異なるところがあります。
まず、指摘の場合、注意とは違い、問題となる事柄を示すことを意味しています。
しかし、注意の場合には、気をつけるように言うという意味合いが強いです。
注意のほうが、具体的に他人に示すだけではなく、それを怒るという意味合いがあります。
そして、今後しないようにというように、気持ちを引き締めていってもらいたいという意志も込められています。
指摘の場合には、注意とは違い、物事を指し示しているだけであり、間違いをただ正しているだけという意味合いなので、こちらのほうが注意よりもやや穏やかなイメージだったり、意味合いがあります。
「指摘」を使用した言葉の解釈
指摘を使用した言葉にはどのような言葉があるのでしょうか。
いくつか指摘を使った言葉があり、解釈が異なりますので、注意が必要となります。
- 「指摘を受ける」
- 「ご指摘」
- 「指摘の通り」
- 「ご指摘ください」
「指摘を受ける」
指摘を受けるというのは、だれかから指し示されて、それを自分自身が受け止めるという意味合いがあります。
指摘を受け止めるという意志であることから、何かやり遂げた事柄に対し、その該当箇所を指し示され、受け入れていくという意味があります。
「ご指摘」
ご指摘の場合は、ビジネスの場合に使います。
目上のものから指摘を受けた場合には、ご指摘という形で、丁寧な言葉に置き換えます。
そうすることで、丁寧な印象になります。
「指摘の通り」
指摘の通りとは、指摘されたポイントがそのままであるということを指し、指摘された該当箇所をなぞらえて話す時に使います。
指摘された部分をもう一度挙げてみるという時に使います。
会議などでも使われることが多いです。
「ご指摘ください」
ご指摘くださいは、相手に指摘してほしいという場合に使う言葉になります。
しかし、これは命令形になり、強い言葉になりますので、少々強い意味合いになることがあり、失礼に値することもありますので、使う際にはくれぐれも注意をしましょう。
いかがでしたでしょうか。
指摘という言葉は普段から使うこともありますが、さまざまな使い方があり注意とはまた異なります。
指摘を使う際には、相手との関係性も考えながら使いたいものですね。