「散見される」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「散見される」という言葉を視ることはとても多いです。
新聞やメディアでもよく使われますし、論文や各種小説でも見受けられる言葉となっています。
こちらの散見されるという言葉ですが、具体的な意味をわかって使っている場合とそうでない場合があると思います。
使いやすいとも考えられる言葉ですが、間違って使わないようにするためには、意味や読み方を知っておく必要があります。
そこで具体的に意味や読み方を知っておくようにしましょう。
目次
- 「散見される」の意味とは?
- 「散見される」の類語や言い換え・似た言葉
- 「散見される」の言葉の使い方
- 「散見される」を使った例文と解釈
- 「散見される」の対義語
- 「散見される」と見受けられるの違い
- 「散見」を使った言葉
「散見される」の意味とは?
「散見される」の意味は、それぞれあちこちに見受けられるという意味合いがあります。
ただ単に見受けられるというだけではなく、散見されるというのはその文字のとおり、あちこちにちらばっている物を見かけるといった意味があります。
また、場合によっては、「時間をおいて何度か見かけることがある」になります。
ちらばっている程度や見かける頻度に関してのことですが、これは、その人の主観となりますので、具体的な数字に関してはなんとも言えないのですが、散らばっている様ということで、主観でも問題はありません。
「散見」ということで、基本的には、あちらこちらにちらほらと見えることだったり、あらゆるところで物事が目に留まるということなどを表します。
- 「散見される」の読み方
「散見される」の読み方
散見されるの読み方ですがこちらは「さんけんされる」と読みます。
こちらの読み方は、簡単な読み方で、音読みに読むだけですので、特に難しくはありません。
しかし、散らばって見えるということで、ちけんされるのような読み方で間違って覚えてしまう方もいますので、くれぐれも注意をしましょう。
散見されるは見受けられるとは違い、「み」とは呼ばないので、そのあたりも注意が必要となります。
「散見される」の類語や言い換え・似た言葉
散見されるの類語、言い換え方法、似た言葉については、どのような言葉があるのでしょうか。
まず、散見するの類語についてですが、こちらは、さまざまな類語があります。
同じような意味の類語と違うものがありますので、注意をして見るようにしましょう。
- ちらほら見かける
- まばらにある
- あちこちに見える
ちらほら見かける
これは散見されるとほとんど同じ意味となります。
散見されるよりも、簡単な言い回しになりますし、分かりやすいと言えるでしょう。
散見されるは、ニュースやメディアなどでも使われるようなしっかりとした表現ですが、ちらほらと見かけるはそれを意訳したような言葉になっています。
まばらにある
散見されるはあちこちに散らばって見受けられるという意味があります。
したがって、まばらにあるというのも同じような意味になります。
まばらにあるということで、あちこちにある様子がイメージできます。
類語になりますし、こちらはより散らばっているように存在していることが強調されています。
あちこちに見える
ちらほら見かけるというのと同じように、あちこちに見えるというのは同じ類義語、言い換え方として最適です。
あちこちに見えるということで、散見されるというのと同じような感じで使うことが出来ます。
より分かりやすく、簡単にした表現と言えます。
分かりやすく言い換えるとこの言葉に置き換えて特に問題はありません。
「散見される」の言葉の使い方
散見されるの言葉の使い方ですが、どのように使われるのでしょうか。
主に使われるときは「このような文字が散見される」という風に、特定の文字があちこちに見受けられたり、何かがあちこちで発見される、見られるという使い方をします。
つまり、対象となるものが前置きとして使われることになります。
また、一般的には、〜が散見されるという形でも使われていますが、正しくは〜に散見されるという使い方が正しいとされています。
このため、より適切に表現したい場合には、〜に散見されるという使い方で使うようにしましょう。
「散見される」を使った例文と解釈
散見されるを使った例文にはどのようなものがあるのでしょうか。
散見されるというのは、基本的には、ものや何かを対象として、あちこちで見受けられるという形で使うことになります。
しかし、散見されるは、あちこちで見受けられる様になりますので「多く散見される」という使い方になると、これは二重表現となりますので、間違いになりますので、気をつけるようにしましょう。
- 「あのアーケードのお店には閉店をしているお店が散見される」
- 「あなたの考えは間違いが散見される」
- 「レポートには知識不足が散見される」
「あのアーケードのお店には閉店をしているお店が散見される」
アーケードの中のお店に、あちこち閉店をしているお店が見られることを示しています。
これは、あちこちに見受けられるという意味になりますので、散見されるという使い方がぴったりです。
しかし、閉店しているお店が、1つだけの場合には、この散見されるという言葉は使いませんので気をつけましょう。
「あなたの考えは間違いが散見される」
考え方にいくつか間違いがあるということを示す例文です。
あちこちに間違いがあることを示しています。
あちこち間違っているよと指摘する場合にも、この言葉で一言で表すことが出来るのが特徴となっています。
「レポートには知識不足が散見される」
レポートには知識不足な点が散見されるなど、間違いではなく不足している部分が見受けられるという表現で表すことが出来ます。
これによって相手に注意喚起することが出来るというメリットがあります。
「散見される」の対義語
散見されるの対義語ですが、まずは、「確認できない」という対義語があります。
これはあちこちに見受けられるの逆になりますので、確認できないという対義語がふさわしいと言えるでしょう。
その他にも、視認できないなどの対義語があります。
つまり、目で見て確認することが出来ず、あちこちに見られないという意味があります。
「散見される」と見受けられるの違い
散見されると見受けられるの違いですが、散見されるは非常に散らかっている様子を表しており、あちこちに見られる何かという意味合いがあります。
見受けられるというのはあちこちという複数箇所とは限らず、どこか一箇所でも、使うことが出来ます。
このため、複数箇所、もしくは一箇所だけなのかという形で文章では使い分けることが多いです。
基本的には確認できる項目という点では似通っています。
「散見」を使った言葉
散見を使った言葉にはどのような言葉があるのでしょうか。
散見を使った言葉には、それほどパターンがありません。
実は散見という言葉はそのまま使うことが多く、散見だけを使うことは殆どないからです。
- 散見する
- 散見される
- 散見できる
散見する
散見するは、殆どの場合、見受けられる、あちこちに見られるという意味で使います。
またビジネスシーンで使うことも多いです。
たとえば、事実として散らばっている様子がある場合には、散見するということを使います。
散見される
散見されるは、あちこちで見られることで、自分だけではなく、誰が見ても散見できるような場合をいいます。
散見すると似ていますが、どちらも一般的に使う言葉となっています。
散見できる
散見できるは、誰が見ても、確認できるという意味を含んでいます。
散見できる、確認できるという意味合いで使う言葉となっています。
これも一般的に使うことが多いです。
全部見える、という意味などもあります。
確実に見ることが出来るという意味合いで使われることも多いです。
このように、散見されるというのは、あちこちで見受けられるという意味合いがあります。
ちらほら見かけたりあちこちで見られるさまを示しているので、知っておきましょう。