「玉石混交」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語を読んでいると「玉石混交」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「玉石混交」の意味
- 「玉石混交」の表現の使い方
- 「玉石混交」を使った例文と意味を解釈
- 「玉石混交」の類語や類義語
「玉石混交」の意味
「玉石混交」の意味は、「良いものと悪いものが入り混じっていること」です。
数多くあるもの中に、優れいているものと劣っているものが混ざっていることを言います。
ニュアンス的にはどれが優れている、劣っているという区別をつける意味ではなく、「様々なものがごちゃごちゃと入り混じっていること」として使われます。
- 「玉石混交」の読み方
- 「玉石混交」の語源
- 「玉石混交」と「玉石混淆」の違い
「玉石混交」の読み方
「玉石混交」の読み方は、「ぎょくせきこんごう」になります。
四字熟語ですので、このまま覚えてしまいましょう。
「玉石混交」の語源
「玉石混交」の語源は、中国の宗教研究家「葛洪(かっこう)」の著書「抱朴子(ほうぼくし)」の一文からきています。
葛洪は「昔は書物の内容のよしあしを見極められる人がいたけれど、最近ではいなくなったこと」の結果として「玉石混淆す」と記しています。
ここから「良いものと悪いものが入り混じっている」という意味で使われる様になりました。
「玉石混交」と「玉石混淆」の違い
語源で紹介した通り、元々は「玉石混交」ではなく「玉石混淆」と表記されていました。
しかし「淆」は常用漢字ではなく、書きにくく読みにくいことから、「混交」が使われる様になったのです。
現在ではどちらも同じ意味として使えます。
「玉石混交」の表現の使い方
「玉石混交」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスで使う時には注意
文法的な使い方
「玉石混交」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「玉石混交している・していた」になったり、形容動詞として「玉石混交だ・である」になります。
四字熟語でそれだけで意味が通じますので、使い方は限られています。
ビジネスで使う時には注意
「玉石混交」は、良いものと悪いものが入り混じっているという意味で、ビジネスで使ってしまうと「良し悪しの評価を付けていること」になります。
ちょっとした捉え方で相手の勘に触ってしまうこともあるので注意しましょう。
「玉石混交」を使った例文と意味を解釈
「玉石混交」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「玉石混交」を使った例文1
- 「玉石混交」を使った例文2
「玉石混交」を使った例文1
「徳用スィーツ盛り合わせをネット購入したが、玉石混交だった」
ネットでお徳用としてスィーツを購入したのですが、美味しいものとイマイチのものが混じっていたことを表しています。
「玉石混交」を使った例文2
「ウェディングドレスのレンタルは玉石混合だ」
ウェディングドレスをレンタルしようとしたら、いい物から状態の酷いものまであったことを表しています。
「玉石混交」の類語や類義語
「玉石混交」の類語や類義語を紹介します。
- 「種種雑多」【しゅしゅざった】
- 「魚目混珠」【ぎょもくこんしゅ】
「種種雑多」【しゅしゅざった】
「違う性質のものが沢山入り混じっていること」という意味です。
「魚目混珠」【ぎょもくこんしゅ】
「本物と偽物が混在していて区別できないこと」という意味です。
「玉石混交」は「良いものと悪いものが入り混じっていること」という意味です。
ごちゃごちゃとした状態のものに使いましょう。