「側近」とは?意味や使い方!例文や解釈
「側近」という表現は、「王様の側近・大統領の側近・社長の側近」などの言い方に示されるように、「有力者のそば近くにいて仕えること・仕えている人」などを意味する表現です。
「側近」の「意味・使い方・例文と解釈・側近と補佐の違い・類義語・英語と解釈」などについて詳しく解説します。
目次
- 「側近」とは?
- 「側近」の表現の使い方
- 「側近」を使った言葉と意味を解釈
- 「側近」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「側近」と「補佐」の意味の違い
- 「側近」の類語や類義語・言い換え
- 「側近」の英語と解釈
「側近」とは?
「側近」という表現は、「権力者・VIP(重要人物)・貴人(貴族)に非常に近いところ」を意味しています。
また「側近」という表現には、「権力者・VIP(重要人物)・貴人(貴族)のそば近くで仕えている人」や「権力者・VIPのそば近くで働いていて、強い信任を得ている人」といった意味もあります。
- 「側近」の読み方
「側近」の読み方
「側近」の読み方は、「そっきん」になります。
「側近」の表現の使い方
「側近」の表現の使い方は、「権力者・VIP(重要人物)・貴人に非常に近いところ」や「有力者・VIP・貴人のそば近くにいて仕えている人、働いていて信頼されている人」といった意味で使うという使い方になります。
例えば、「彼はここ数ヶ月でめきめきと頭角を現して、社長から側近として取り立てられました」といった文章で、「側近」という表現を適切に使えます。
「側近」を使った言葉と意味を解釈
「側近」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「側近になる」【そっきんになる】
- 「側近中の側近」【そっきんちゅうのそっきん】
- 「大統領の側近」【だいとうりょうのそっきん】
「側近になる」【そっきんになる】
「側近になる」という表現は、「有力者・VIP・貴人の非常に近いところで仕える立場・役割になること」を意味しています。
例えば、「彼は去年の秋頃からその功績を認められ、首相の側近になって重用されています」といった文章で使うことができます。
「側近中の側近」【そっきんちゅうのそっきん】
「側近中の側近」という言葉は、「有力者・VIP・貴人の近くで仕えている人の中でも、特別に強い信頼を得ている人」や「権力者・VIPからもっとも強い信頼を受けていて頼りにされている部下」を意味しています。
例えば、「現社長の側近中の側近として知られる彼が、社長を裏切る覚悟を決めたとなると、社長は現在の地位を保つことは難しいでしょう」といった文章で使われます。
「大統領の側近」【だいとうりょうのそっきん】
「大統領の側近」という表現は、「大統領の非常に近いところでお仕えする人」や「近い位置づけにいて大統領から信頼されている部下」を意味しています。
例えば、「彼は大統領の側近なので、ほとんどの公的機関にフリーパスで入場することができます」といった文章で使えます。
「側近」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「側近」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「側近」を使った例文1
- 「側近」を使った例文2
「側近」を使った例文1
「社長の側近として長年お仕えして参りましたが、社員を軽視するかのような今回の取締役会議の決定にはどうしても賛成できません」
この「側近」を使った例文では、「側近」の表現を、「社長に非常に近いところにいて、長い年月にわたって献身的に仕えてきた人」といった意味合いで使っているのです。
「側近」を使った例文2
「大統領の側近中の側近である彼のスキャンダルによって、政権の支持率は急降下しました」
この「側近」を使った例文は、「大統領のそば近くで仕えている人の中でも、もっとも強く信頼されている人」といった意味合いで、「側近」の表現を使用しています。
「側近」と「補佐」の意味の違い
「側近」と「補佐」の意味の違いは、「側近」の表現は「権力者・VIP・貴人のそば近くで仕えている人」を意味していますが、「補佐」の表現は「相手を助けてその人に役目を果たさせること、その助ける仕事をしている人」を意味しているという違いがあります。
「側近」の表現には、「立場(身分)の低い人が、立場(身分)の高い人のそば近くで仕える」といった意味のニュアンスがあります。
しかし、相手の仕事を助けることを示す「補佐」という表現には、そういった「立場(身分)の高さの格差」の意味のニュアンスがほとんどないという大きな違いがあるのです。
「側近」の類語や類義語・言い換え
「側近」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「腹心・側仕え」【ふくしん・そばづかえ】
- 「右腕・片腕」【みぎうで・かたうで】
- 「一の子分・輩下」【いちのこぶん・はいか】
「腹心・側仕え」【ふくしん・そばづかえ】
「腹心」という表現は、「どんなことでも打ち明けて相談することのできる相手・近しい部下」や「有力者・権力者のそば近くに仕えている側近」を意味しています。
「側仕え」というのも、「権力者・貴人のそば近くに仕えている人を意味する古風な言い方」の意味を持っています。
それらの意味から、有力者のそば近くで働く人を示す「側近」の表現は、「腹心・側仕え」という表現で言い換えることが可能なのです。
「右腕・片腕」【みぎうで・かたうで】
「右腕」という表現は、「権力者・VIP(重要人物)がもっとも信頼している部下、一番頼りにしている近しい部下・側近」のことを意味しています。
「片腕」という表現も、「権力者・有力者がもっとも強く信頼している腹心・側近」や「有力者が自分を強く支えて補佐してくれると思っている側近」のことを意味しています。
これらの意味合いから、「側近」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「右腕・片腕」を指摘できます。
「一の子分・輩下」【いちのこぶん・はいか】
「側近」という表現は、「権力者・ボス・VIP(重要人物)にとってもっとも頼りにしている一の子分」や「権力者・有力者にもっとも近い所にいる輩下(部下)」のことを意味しています。
それらの意味から、「側近」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「一の子分・輩下」の表現を上げられるのです。
「側近」の英語と解釈
「側近」という言葉を英語で表現して、その意味を解釈していきます。
“aide, aides”(支援してくれる人・近くで助ける人・側近)
“attendant, attendants”(近くで従う人・従者・側近)
“close to~”(~に近いところにいる人・~の側近)
“That president will talk to his attendants(aides) soon if anything happens.”
「側近」を使ったこの英語の例文は、「あの大統領は、何か起こるとすぐ側近に相談します」ということを意味しています。
この記事で解説した「側近」の表現には、「権力者・VIP(重要人物)・貴人にとても近い場所」や「有力者・VIP(重要人物)のそば近くで仕えている人」などの意味があります。
「側近」の類語・類義語として、「腹心・側仕え」「右腕・片腕」「一の子分・輩下」などがあります。
「側近」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。