「異様」とは?意味や使い方!例文や解釈
「異様」とは、「様子・状態・姿かたちなどが普通ではないさま」を意味する言葉です。
「異様」の「意味・読み方・使い方・異様を使った言葉・例文と解釈・反対語・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「異様」とは?
- 「異様」の表現の使い方
- 「異様」を使った言葉と意味を解釈
- 「異様」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「異様」の反対語
- 「異様」の類語や類義語・言い換え
- 「異様」の英語と解釈
「異様」とは?
「異様」という表現は、「様子・雰囲気・姿かたちなどが普通ではないさま」や「普通・一般と違って変わっていること」を意味しています。
「異様」というのは、「見た目の様子・姿かたちや醸し出される雰囲気が普通とは異なっているさま」を意味している表現なのです。
「異様」を古語的な読み方で「ことざま」と読む時には、「今までとは異なっている有様」や「相手の期待・意図に反している様子」という意味になります。
- 「異様」の読み方
「異様」の読み方
「異様」の読み方は、「いよう」あるいは「ことざま」になります。
「異様」の表現の使い方
「異様」の表現の使い方は、「普通とは異なっている様子・雰囲気・姿かたちなどがある場合」に使うという使い方になります。
例えば、「会場は異様な熱気と興奮に包まれていました」や「全身白づくめの異様な服装をしている人たちが集まっていました」といった文章で使用することができます。
また「異様」を「ことざま」と読む時には、「その言動が相手の意図・期待に反している場合」に使うことができます。
例えば、「異様(ことざま)に相手の主張を反駁(はんばく)しました」といった文章で使用できます。
「異様」を使った言葉と意味を解釈
「異様」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「異様な雰囲気」【いようなふんいき】
- 「一種異様」【いっしゅいよう】
- 「異様な態度」
「異様な雰囲気」【いようなふんいき】
「異様な雰囲気」という言葉は、「普通とは異なっている変わった雰囲気・周囲の感じ」のことを意味しています。
例えば、「教室が異様な雰囲気に覆われていたので、いじめを止めることができませんでした」といった文章で使うことができます。
「一種異様」【いっしゅいよう】
「一種異様」という表現は、「どことなくちょっと普通とは違っているさま」や「一風変わっている様子」を意味しています。
例えば、「南国の限られた地域だけに棲息しているとされる派手な羽根飾りを持つ極楽鳥は、一種異様な見た目をしていました」といった文章で使われます。
「異様な態度」
「異様な態度」という表現は「いようなたいど」と読む時には、「普通とは変わっている態度・姿勢」のことを意味しています。
「異様な態度」を「ことざまなたいど」と読む時には、「相手の意図や期待に反している態度」という意味になります。
例えば、「彼は相手の熱心な説得に対しても異様な態度(ことざまなたいど)を取り続けていて、良い返事は聞けそうにもありませんでした」といった文章で使用できます。
「異様」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「異様」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「異様」を使った例文1
- 「異様」を使った例文2
「異様」を使った例文1
「アマゾン川流域の奥地に住むその未開民族は、先進国の現代人からはかけ離れた異様な装束を身にまとっていました」
この「異様」を使った例文は、「アマゾン川流域の奥地に住むその未開民族は、先進国の現代人からはかけ離れた普通ではない変わった見た目の装束を身にまとっていた」ということを意味しています。
「異様」を使った例文2
「異様(ことざま)な口調で冷たく拒否されたので、それ以上相手を説得して味方に引き入れるモチベーションを維持することができませんでした」
この「異様」を使った例文は、「期待・願いに反するような口調で冷たく拒否されたので、それ以上相手を説得して味方に引き入れるモチベーションを維持することができなかった」ということを意味しています。
「異様」の反対語
「異様」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「普通・凡庸」
「普通・凡庸」
「異様」の反対語として、「普通・凡庸」があります。
「普通」という表現は、「一般的なもので、特に変わったところがないこと」を意味しています。
「凡庸」という表現も、「ありふれたもので普通なこと・取り立てて優れても劣ってもいなくて普通なさま」を意味しています。
それらの意味から、普通とは変わっているさまを示す「異様」とは反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「普通・凡庸」を指摘できます。
「異様」の類語や類義語・言い換え
「異様」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「異常・変わった」
- 「奇態・非凡」
- 「予想外・意外」
「異常・変わった」
「異常」という表現は、「普通(通常)とは異なっている状態・様子」を意味しています。
「異様」という言葉は、「様子・見た目・雰囲気などが普通とは違って変わっているさま」を意味しています。
それらの意味から、「異様」という表現は「異常・変わった」という表現に言い換えることが可能なのです。
「奇態・非凡」
「奇態」という表現は、「風変わりで奇妙なさま・普通とは異なる感じを与えること」を意味しています。
「非凡」という言葉は、「普通・平凡ではないこと」や「特別に優れていたり目立ったりするさま」を意味しています。
それらの意味合いから、「異様」とほとんど同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「奇態・非凡」を指摘できます。
「予想外・意外」
「異様」という表現は、「普通とは異なっていて予想外であること」や「相手の意図に反して意外であるさま」を意味しています。
その意味合いから、「異様」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「予想外・意外」を上げられるのです。
「異様」の英語と解釈
「異様」という言葉を英語で書き表すと、以下のようになります。
“strange”(奇妙な・変わった・異様な)
“odd”(奇妙な・風変わりな・異様な)
“grotesque”(奇怪な・グロテスクな・異様な)
“bizarre”(奇妙な・奇怪な・異常な・異様な)
“An odd-looking(strange) man is always following me ever since yesterday.”
「異様」の言葉を使ったこの英語の例文は、「異様な見た目の男(異様な男)が、昨日からずっと私の後をつけています」ということを意味しています。
「異様」という言葉について徹底的に解説しましたが、「異様」には「様子・状態・姿かたちなどが普通ではないさま」などの意味があります。
「異様」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「異常・変わった」「奇態・非凡」「予想外・意外」などがあります。
「異様」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。