「君臨し続ける」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「君臨し続ける」とは?

「君臨し続ける」の概要について紹介します。

• 「君臨し続ける」の読み方
• 「王や国主として長年に渡り国家を統治すること」の意味
• 「ある部分で絶大な力を維持すること」の意味
• 「君臨し続ける」を分解して解釈

「君臨し続ける」の読み方

「君臨し続ける」は「くんりんしつづける」と読みます。

「君臨」が読みにくいので覚えておきましょう。

「王や国主として長年に渡り国家を統治すること」の意味

その国で最も権力をもつ立場になり、その国を治めている状態が長く続くことという意味です。

王や国主が善政を行うことで国民の信頼を得て長年統治できることもありますが、中には権力で押さえつけて恐怖政治を行う暴君もいます。

「ある部分で絶大な力を維持すること」の意味

学問や芸事で、絶大な人気と力を持ち、権力を伴ってその分野を支配していることという意味です。

そのジャンルに関して才能があることはもちろん、リーダーシップもあり人を惹き付ける力があります。

「君臨し続ける」を分解して解釈

「君臨し続ける」は「君臨+し+続ける」で成り立っています。

「君臨」は「主君として国を統治すること」「ある分野でトップに立ち他を支配すること」という意味です。

「し」は「する」の連用形で、「ものごとを行う」「役割を務める」という意味です。

「続ける」は「ある状態が途切れないこと」「繰り返し行うこと」「間隔をおかずにつなぐこと」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「権力者が支配を継続して行うこと」として使われる様になりました。

「君臨し続ける」の表現の使い方

「君臨し続ける」の使い方を紹介します。

• 実力のある人に対して使われる
• 「国王は君臨すれども統治せず」

実力のある人に対して使われる

日常で使う場合には、その分野で実力があり、誰もが「その人が一番」と評価する人に対して使われます。

特に人を支配することはなく、長い間ナンバーワンを維持することを表します。

「国王は君臨すれども統治せず」

教科書に載っている表現です。

イギリス国政を表す言葉で、「イギリス国王は君主であっても政治的な実権はなく、政治は議会を通じて国民が行うこと」を表しています。

「君臨し続ける」を使った例文と意味を解釈

「君臨し続ける」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「君臨し続ける」を使った例文1
• 「君臨し続ける」を使った例文2

「君臨し続ける」を使った例文1

「彼はトップセールスとして君臨し続けている」

会社で毎年最も実績のある営業を表彰する制度があるのですが、毎年同じ人が選ばれることを表しています。

「君臨し続ける」を使った例文2

「イギリスのエリザベス2世は現在も女王として君臨し続けている」

イギリスのエリザベス2世は1952年に即位してから現在もなお在位中であることを表しています。

「君臨し続ける」の類語や類義語

「君臨し続ける」の類語を紹介します。

• 「長い間支配下に置く」【ながいあいだしはいかにおく】
• 「ずっと牛耳る」【ずっとぎゅうじる】

「長い間支配下に置く」【ながいあいだしはいかにおく】

「ある地域や組織、グループなどのトップに立ち、長期間権力を維持していること」という意味です。

「ずっと牛耳る」【ずっとぎゅうじる】

「地域や組織を長年支配して、自分の意のままに動かしていること」という意味です。