「奮励」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「奮励」は、やる気を促す為に使われることが多く、受験シーズンにはよく見聞きすることになります。
目次
- 「奮励」とは?
- 「奮励」の表現の使い方
- 「奮励」を使った例文と意味を解釈
- 「奮励」の類語や類義語
「奮励」とは?
「奮励」とは、気力を奮い立たせて頑張るという意味で使う言葉です。
「志望校に合格する為に奮励する」とすると、その合格の為に一心に頑張ると言っていると解釈していいでしょう。
自分に対して使うだけでなく、「諸君の奮励に期待する」などという使い方もできる言葉で、それだけ頑張って欲しいと表現したい時に用いられる形です。
- 「奮励」の読み方
「奮励」の読み方
「奮励」は、「ふんれい」と読んでください。
「奮」は「興奮」(こうふん)、「励」は「激励」(げきれい)などの言葉でも使われる漢字なので、見たことがある人も多いでしょう。
読み方はそれらに使われている場合と同様で、そのまま組み合わせて読めば問題ありません。
「奮励」の表現の使い方
「奮励」という言葉は、「奮」の「奮い立つ」と、「励」の「力を振り絞る」という2つの意味が合わさった言葉だと考えていいでしょう。
「励」は「励ます」(はげます)という使い方になることが多い漢字ですが、この「力を振り絞る」という意味もあり、「奮励」ではそちらの意味で使われています。
この意味の通り、「力を振り絞って頑張ること」の表現なので、(自分が)そこまで頑張る、誰かに対してそこまで頑張ってくれることに期待するといった時に用いてください。
「奮励」を使った例文と意味を解釈
「奮励」を使った例文と、その意味の解釈です。
日常ではあまり見聞きしない言葉ですが、先のように受験の際には頻繁に使われることになります。
- 「奮励」を使った例文1
- 「奮励」を使った例文2
「奮励」を使った例文1
「この夏にいかに奮励するかで、来年の受験に大きく影響すると思って欲しい」
受験の為の夏期講習では、このようなことをよく言われます。
まだ本番までは半年近くある時期ですが、難関校の受験となると、その頃から頑張るようでは遅いくらいです。
「奮励」を使った例文2
「もう少し奮励を期待したが、そこまで求めるのは厳しかったかも知れない」
もう少し頑張ってくれるかと思っていたが、それは求め過ぎだったと言っています。
奮励を促された方としては全力で頑張ったのかも知れませんが、それがそのまま期待通りだと思ってもらえるとは限らないのが難しいところです。
「奮励」の類語や類義語
「奮励」とよく似た意味で使える言葉です。
こちらに置き換えられる場合も多いので、是非覚えておきましょう。
- 「奮起」【ふんき】
「奮起」【ふんき】
気力を奮い立たせることで、ほとんど「奮励」と一緒の意味になります。
ここまでに「奮励」と使ってきた例をこの言葉で置き換えて、「諸君の奮起に期待する」、「この夏にいかに奮起するかで~」としてもそのまま同じ意味になり、「奮励」よりこちらの方がよく見聞きするかも知れません。
「奮励」は、そこまで努力することだと分かった上で使ってください。
よって、軽く使うべきではなく、例にも挙げた受験や大切な試合の前などに、自ら(もしくは誰か)を鼓舞する為に用いる言葉です。