「警告射撃」とは?意味など徹底解説「威嚇射撃」との違い
「警告射撃」は、かなりの状況にまでならないと行われない行為だと考えていいでしょう。
目次
- 「警告射撃」とは?
- 「警告射撃」をする理由
- 「警告射撃」と「威嚇射撃」の違い
「警告射撃」とは?
「警告射撃」とは、次は本当に撃つという警告の為に行われる射撃のことです。
その為、先のように、よほどの状況にならないと行わないものです。
そのよほどの状況とは、相手も拳銃やそれに類似する武器を構えている場合、もしくはすぐに凶行が行われてもおかしくない場面(人質に武器が突きつけられている場合など)です。
次は本当に撃つので、今すぐ武器を捨てて投降しろという意味で行う射撃です。
「警告射撃」をする理由
上に挙げたような緊迫した場面において、「警告射撃」は行わずにすぐ相手に対して攻撃する(撃つ)こともありますが、最初からその相手を殲滅させる目的で出動している軍隊でもない限り、言わば「最終警告」として行います。
それによって、その後に撃ったとしても、最終警告を無視したので撃ったという名目が立つのと同時に、できれば撃ちたくない、おとなしく投降して欲しいという気持ちも込めて行っています。
特に警察は、いきなり相手に対しての発砲はまず行えないことから、ほとんどのケースでこの最終警告を行うと考えていいでしょう。
「警告射撃」と「威嚇射撃」の違い
「威嚇射撃」とは、「警告射撃」の一歩手前です。
警告射撃は、直接相手には当てないものの、そのすぐ付近を狙って撃ちます。
それと同時に、「次は本当に撃つ」のように発することも少なくなく、正に最終的な警告です。
威嚇射撃はその前の段階で、多くの場合、全く関係のない方向(ほとんどは空に)向かって撃ちます。
銃声を聞かすことで、撃つ意志があることが相手に伝える為です。
これにより、投降を促す意味がありますが、それで投降しないようであれば、警告射撃へと移ることになります。
「警告射撃」が行われるとなると、それだけ状況は切迫しています。
できれば本当に撃つことなく、これによって投降という形で解決して欲しいものです。