「女性蔑視」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「女性蔑視」という言葉はどの様な意味があるのでしょうか。
例文や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「女性蔑視」とは?
- 「女性蔑視」の表現の使い方
- 「女性蔑視」の英語と解釈
- 「女性蔑視」を使った例文と意味を解釈
- 「女性蔑視」の類語や類義語・言い換え
「女性蔑視」とは?
「女性蔑視」の概要について紹介します。
- 「女性蔑視」の意味
「女性蔑視」の意味
「女性蔑視」は「じょせいべっし」と読みます。
意味は「女性であるというだけで見下されること」です。
昔から女性は身分が低いものとされてきましたが、現在でもその風潮は残っていて、男性から見て女性は自分より下の存在と思っている人もいます。
会社で同じ実力があっても女性であるだけで昇進や出世ができない、部下が言うことをきかないなどの理不尽な差別のことを言います。
「女性蔑視」の表現の使い方
「女性蔑視」が使われるシーンについて紹介します。
- オフィスで「うちの女の子」と言われた時
- 面接で嫌味を言われる
- 能力があるのに仕事を与えて貰えない
オフィスで「うちの女の子」と言われた時
シニア層の男性に多いのですが、社外の人に対して従業員のことを「うちの女の子」と言う人がいます。
自分の娘の様に親しみを込めて言っているのならば良いのですが、明らかに「補助的な仕事をする人」という様な意味で「うちの女の子にやらせますから」等と言った時に「女性蔑視」が使われます。
面接で嫌味を言われる
特に条件に指定がないので求人に応募したら、面接の時に「女性はどうせすぐに辞めちゃうから」と言われることがあります。
男女雇用機会均等法で募集する時に差別してはいけないことになっているのですが、最初から女性を採用するつもりはない企業は「女性蔑視」と言えます。
能力があるのに仕事を与えて貰えない
大きな仕事は男性がするものであり、女性は事務をするものと決まっています。
実力があって本人が希望しても仕事を与えて貰えず、昇給のチャンスもありません。
大企業ではまだこの様な傾向が見られます。
「女性蔑視」の英語と解釈
“That company has the atmospher of a female discrimination.”
「あの会社は女性蔑視の雰囲気がある」になります。
“a female discrimination”で「女性蔑視」という意味です。
「女性蔑視」を使った例文と意味を解釈
「女性蔑視」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「女性蔑視」を使った例文1
- 「女性蔑視」を使った例文2
「女性蔑視」を使った例文1
「女は色仕掛けで契約を取ると言うのは女性蔑視もいいところだ」
女性の営業に対して上司或いは取引先から言われた言葉です。
一生懸命商品の説明をしても、結局接待を期待されることもあり、無理にカラオケなどにつきあわされることもあります。
やっと契約を取りつけたところでこの様に言われるとショックでしょう。
「女性蔑視」を使った例文2
「パーティーで女性従業員にお酌をさせるのは女性蔑視だ」
関係会社を招いたパーティで、自社の女性従業員に『お酌して』と強要する上司がいます。
外資系ならばお酌は娼婦がすることとしてタブー視されているのですが、日本企業ではまだまだ女性にお酌をさせる風潮が残っているのです。
「女性蔑視」の類語や類義語・言い換え
「女性蔑視」の類語を紹介します。
- 「ミソジニー」【みそじにー】
- 「性差別」【せいさべつ】
- 「男尊女卑」【だんそんじょひ】
「ミソジニー」【みそじにー】
“misogny”と書き、最近使われ始めた言葉です。
意味は「女性嫌い」で、「女性嫌悪」とも言われます。
「性差別」【せいさべつ】
「性別により有利になったり不利になったりすること」です。
こちらはもっぱら女性が不利になることを表します。
「男尊女卑」【だんそんじょひ】
「男性の方が格上で女性が格下という考え方のこと」です。
戦前の日本ではこの様な家庭が多くありました。
「女性蔑視」は「女性であるというだけで見下されること」という意味です。
現在では少なくなりましたが、まだシニア層の男性に多くある考え方です。